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キカイダー01(1) ~ヒーローを一度やってしまうと生涯離れられないとおもうんです [キカイダー01]

まず初めに、主役イチローの池田駿介氏の早いご他界を、心からお悔やみ申し上げます。若い頃に演じたヒーロー作品が、時を経て評価されているということは役者冥利に尽きるものと思いますが、池田氏が関わったヒーロー作品は子供心に残る作品ばかりであるし、日本だけでなく海外(ハワイ)でも評価が高いということが、とても素晴らしい事であります。

葬儀の祭壇には、撮影で実際に使われたイチローのヘルメットとトランペットが飾られ、献花の際は『帰ってきたウルトラマン』オープニング曲がながれ、出棺の際には『キカイダー01』のテーマ曲が流れながら旅立ったという。『俺が死んだらハワイの海に(骨を)まいてくれ』との生前の遺言に従い、ハワイでお別れ会と散骨がおこなわれている。
それでは、池田氏へのインタビューをどうぞ。


司会;
「キカイダー01ご出演の経緯から・・・」

池田氏;
「72年に『緊急指令10-4・10-10』、73年に『魔人ハンター ミツルギ』という作品がありまして、両方とも水木譲さんが主役で。ボクもミツルギを一緒にやることがほぼ決まっていたんですが、作品のイメージがダブルためか没になりまして。71年に『帰ってきたウルトラマン』やって『10-4・10-10』。で、今度は主役をと特撮番組を狙ってたんですよ。天地茂プロに行きましたら、今度キカイダーの新シリーズをやるらしいぞと。次に出てくるのは弟だろうから、ボクでは年齢がね。そうしたら、今度は兄が出てくるっていうんですよ(笑)。『後から兄がでてくるっていうのは、何でだろう?』って思ってたんですけど、石ノ森先生のコンセプトでね、仁王像の中に眠ってて、悪の存在が最高点に達したら、仁王像を破って中から出てくる設定だと。『ああ、なるほど』と思ったら、ボクも主役をやりたいなと思ってね。でも『キカイダー』も観ていたけど、印象が悪かったんですよ。機械が露出していて、ヒーローにしてもグロテスクに見えたんですよ。でも、とにかくオーディションだけは受けてみようと。まずはプロデューサーに会ってみようと思って。田村マネージャーという人の紹介で、忙しい合間を縫って何とか東映の平山亨さんに会ってもらえて。自分の経験したヒーロー作品での役柄の話をしてね。でもクランクインの1週間前まで返事が来なくて、『だめだなぁ』って思ってたんです。そしたら『明日東映に行ってくれ。衣装合わせだから』って」

司会;
「印象に残っていることがありましたら・・・」

池田氏;
「記者発表の日に石ノ森先生はじめ、吉川さん、平山さん、みんな集まってね。みんなで先生と握手している写真。そのあと2階のメーキャップ室へ行く時に、初めて伴大介とすれ違ってね。前の主役だから、『よろしく頼むよ』って声かけたら、『池田さん、よろしくお願いします』って気持ちよく言ってくれたの。『いい奴だなぁ』って思った。すぐに現場に行って写真撮影に入って、伴ちゃんも一緒に撮影して。その時にスタッフが、『池田さん、変身ポーズ考えてきた?』って言うんですよ」

司会;
「池田さんにですか?」

池田氏;
「そう(笑)。『全然考えてませんよ』って言ったらね、石ノ森先生がね、『じゃあ、ボクがやってみせるから。池田君見てて』って。『チェンジ・キカイダー』のポーズをしてね、『太陽光線を手に受けて、それを押して、開くんだよ』って先生が自分でやって見せてくれたんですよ。それでそのまま、『チェンジ!・キカイダー・ゼロッ・ワンッ』っていう、この押して開くっていう石ノ森先生のリズムがよかったんだろうね。七三に構えてやるっていうのはね、斜めに開いてやるっていうのはボクがオリジナルでやったんですよ」
(つづく)



変身ポーズが石ノ森先生直伝であるとは、恐れ入りましたって感じ。まさか変身ポーズまで考えていたとは、驚きの一語に尽きる。
たまたま深夜に、石ノ森章太郎氏を取り上げていた番組を見た。3時間の睡眠で原稿を書き溜めて、できた時間で好きなことをする。それは結果として漫画に影響を与えることもあったが、あくまで好きなことをやりたいだけやる、欲しい物はためらわずに買うという石ノ森式人生の楽しみ方。そのために必要なのは頭ではなく身体、つまり体力だったという番組の分析。体力も能力のうちとは、筆者には耳が痛い言葉であるが、事実であろう。



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