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平成ライダーシリーズを語る(1) ~仮面ライダーは進化するヒーローだ [ライダー座談会]

◆1998(平成10)年、巨匠石ノ森章太郎氏が他界し、萬画(石ノ森氏は漫画→萬画宣言をした)で新作の仮面ライダーを読むことはできなくなった。そしてテレビシリーズの仮面ライダーも、1994年の『仮面ライダーJ(ジェイ)』を最後に、テレビ画面から消えてしまっていた。

そんな中、2000年1月に仮面ライダーは復活した。石ノ森氏の意志を、氏が亡くなった後もライダーに関わってきた人達が受け継ぎ、『平成仮面ライダー』シリーズとして復活した。『仮面ライダークウガ』から現在まで、毎年新しい『平成ライダー』が制作されている。

筆者もクウガが放送されるという情報を得たときは、心が躍ったものだ。フライデー誌だったろうか、写真週刊誌を買ったことを、覚えている。

石ノ森氏が書き残した、仮面ライダーの膨大な数のデザインがあるそうだ。石ノ森章太郎氏の晩年10年間にわたりアシスタントを務めた『早瀬マサト』氏が語る。現在は、平成仮面ライダーシリーズのキャラクターデザイン等を担当している。

早瀬氏;
「参考にする時もありますし、まったく新規で創るときもあります。書いてしまってから見直すと、このアイデアは同じだったねというものがあったりもします。キーワードとしては、『触覚・複眼・クラッシャー(口)』だと思ってるんですね。

ただそれを使ってしまうと同じものになってしまう訳ですから、それぞれどれかを抜いたりとかしつつ、やり繰りしてる感じですね。

石ノ森の萬画アシスタントとして入って、今でもアシスタントのつもりなんです。今でも石ノ森が(生きていれば)やったであろうことを、微力ながらアシストしてるわけです。ですから可能な限り、石ノ森のラインに近づけるように頑張ってるところです」

平成ライダーシリーズも昭和ライダーシリーズと同様、主人公が変身することによって大きなパワーを得て敵と戦う、このコンセプトは踏襲しながら、多様化する現代に適用する形で、毎年新しい設定が生み出されている。

それは携帯電話を使った変身だったり、電車に乗って時間を往来する能力だったり、一番最新のライダーは、バイクを降りてスポーツカーで行動するといった、子供にとって身近な物を変身(変身後)に取り込むというものだ。


◆昭和シリーズで長く助監督を務めていた長石多可男監督、昭和最後の仮面ライダー、ブラックからこの世界に入った田崎竜太監督が語る。

長石監督;
「今の時代にやるんだから、前と同じものをやるんじゃないんだよって事だよね。ライダーってのは、その時代、その時代にいなくちゃいけないっていう考え方。

今の時代では、弱い人・若者が変身することによって強くなれるんだってことでも、構わないと思うんですよ。不良にイジメられていても、変身することによって不良を叩きのめすっていう。だって30年前の社会状況と今とでは、空気感が違うんだから」

田崎監督;
「仮面ライダーシリーズって、新しいことに恐れず挑戦していくっていう『フロンティア・スピリット』が、オリジナルの1号2号ライダーの時から、あったと思ってるんですね。

例えば、『ライダーがカメラレンズに向かってパンチを繰り出すっていう映像を手持ちカメラで追っていくと、怪人の目から見た感じの映像になる』とか、今は当たり前になった『トランポリンを使った空中での宙返りシーン』は、仮面ライダーが最初だと思うんですよね。

それまでの等身大ヒーローには、無かったことなんです。新しいことに恐れず挑戦して、それを取り込んでいくっていう強さはぜひ真似したいし、受け継ぎたいと思っていて、いくつか新しい事に挑戦してきましたけども」

◆石ノ森のコンセプトを引き継ぎながら進化していくのが、平成ライダーであると田崎監督はいう。

田崎監督;
「『人間』っていう集合があって、そこからはみ出た『改造人間』っていうのがあって、その『改造人間』っていうグループからもはみ出しているのが、『仮面ライダー』なんです。仮面ライダー龍騎では、もしショッカーの怪人たちが本郷猛と同じような能力を持って仮面ライダーを名乗ったとしたら、どうなるのかなぁという所から発想して。

『仮面ライダー』って、同胞(同じ仲間・兄弟姉妹)と戦って、最後には創造主を打ち破っていく存在の話ですから。新しいシリーズを撮るときは、『最後には創造主を超えていく存在になる』っていう部分を意識してやってるつもりです」


「仮面ライダーは進化するヒーローだから、何をやってもいいんだ。それに対して(サイボーグ)009は変化しないというのが、父の中にはあったみたいです。だから仮面ライダーから昆虫デザインを捨て去ってもいいんです。いろんなライダーが出て来ていいんです。皆さんが応援してくれる限りは・・・」(石森プロ社長 小野寺章氏)
(つづく)


★★★★★★★★★★★★
筆者は、平成仮面ライダーシリーズについては、555(ファイズ)を途中まで観て止めてしまったのだが、クウガが出現した時には、日曜の朝が楽しみであった。目新しかったのが、能力に特化した変身だ。色鮮やかでしかも武器の使用が特化していて、筆者は紫色のタイタンフォームが好きだった。

進化するヒーロー、仮面ライダー。大人の鑑賞に耐えられる番組に進化した。ウルトラマンはどうか?平成ウルトラマンシリーズもM78星雲の宇宙人という設定から脱却して、進化している。日本を代表するヒーローたちの今後に期待したい。


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