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超人バロム・1 (2) [バロム・1]

~バロムとは正義と友情のエネルギーをいい、ドルゲとは地球の平和を乱す悪をいう~
《第7話 変化(へんげ)魔人アンゴルゲ》
原作;さいとうたかを さいとうプロ
脚本;伊上勝
監督;折田至


◆悪のエージェント・魔人ドルゲが送りこんだ次の怪人は、深海にすむ醜い魚アンコウの細胞から作ったアンゴルゲだ。木戸猛と白鳥健太郎の小学校には、“えこひいき”の激しい先生がいた。佐野先生は、いつもクラスの後藤君ばかりを“えこひいき”していた。

アンコウとあだ名されている佐野先生は、勉強のできない?木戸猛を目の仇のように扱っていた。後藤君は、テストの成績ではいつも健太郎には勝てない。えこひいきをする佐野先生は、野球をしてボールを追いかけている健太郎の足をわざとひっかけたりするのであった。

そんな汚い、えこひいきの心を持つアンコウ先生・佐野が、ドルゲに狙われた。ある時ドルゲは佐野先生を誘拐し、ドルゲ細胞を注射して変化魔人アンゴルゲに改造してしまった。

その頃世界的に有名なドルゲ財閥のミスタードルゲが、優秀な子供達を立派な人間に育てるための外国留学生選抜をする方針を打ち出していた。ドルゲには二つの顔がある。悪のエージェントという本当の顔と、ドルゲ財閥のミスタードルゲという善人の顔だ。

ミスタードルゲの命令を受けて、猛と健太郎の小学校の選抜を担当している佐野先生は、後藤君と山崎君を選抜した。この二人は、日頃から猛と健太郎に勝てないナンバー2だった。そんな二人の負けず嫌いの気持ちを、アンゴルゲである佐野先生は利用しようと考えた。

選抜留学生は、全員ホテルに呼び出されていた。最後に呼ばれた後藤と山崎は佐野と一緒にホテルのエレベーターに乗って地下へと降りていく。そしてそのまま、地下深くドルゲ魔人のいるドルゲ洞へと連れて行かれてしまう。

ドルゲ洞で佐野先生は魔人アンゴルゲに変身すると、頭に付いている提灯のような触手から光を発して、二人に催眠をかけてしまう。そしてバロム・1の人間体である猛と健太郎を抹殺するよう、命令を下した。

健太郎は新聞記者の父に頼まれて、留学生に決まった後藤君と山崎君の話を聞いてくるように言われていた。後藤家へ一緒に行こうと誘われる猛だったが、あの二人のことを気に入らない猛は、一人で行くよう健太郎に言う。

仕方なく一人で後藤家に向かった健太郎の目の前で、佐野先生がアンゴルゲに変身して襲ってきた。健太郎ひとりでは、バロム・1になれない。アントマンとアンゴルゲに囲まれた健太郎は捕まり、ドルゲ洞に連れて行かれようとしていた。

その頃猛は、叔父の松五郎と柔道の練習をしていた。ボップが健太郎の危機を知らせて鳴動しているが、猛は気づかない。ボップの鳴動にようやく気付いた猛は、急いで後藤家へ向かう。

その途中でアンゴルゲたちに連行されていく健太郎を発見すると、スキをついて健太郎と猛は腕を組んだ。
『エイ、ヤー、バローム・クロス!』

バロム・1に変身した二人は、アントマン達を蹴散らし、アンゴルゲに立ち向かう。アンゴルゲは頭からぶら下がった提灯のような触手から強力な光を発した。催眠光を浴びたバロム・1は、身体に力が入らない。

背後に回り込んで攻撃すると、アンゴルゲはひるんで逃げていった。ホテルの駐車場にアンコウのマークが付いたドルゲ・カーが止まっている。中を見ると後藤と山崎が意識を失って眠っていた。健太郎は後藤を、猛は山崎をそれぞれ背負い、連れ帰ろうとした。

が、これはアンゴルゲのワナであった。アントマンが二人を取り囲んで、行く手をさえぎる。バロム・クロスをしようとすると、背負われた二人は目を覚まして猛と健太郎を羽交い絞めにした。

すると佐野先生が現れて命令を下す。
『後藤、山崎、その手を離してはいけない』

佐野はアンゴルゲに変身して、猛と健太郎に襲いかかろうとした。猛はバカ力で山崎を引き離して、健太郎に飛びついた。
『バローム・クロス!』

車で逃げるアンゴルゲを、マッハロッドで追う。海岸の岩場へ追い込むと、アンゴルゲとの一騎打ちだ。触手を光らせて催眠光を発するが、今度はシャッターのように目を閉じて、それを防ぐ。

バロム・ブレイクで体当たりをして弱らせると、バロム爆弾パンチをお見舞いして投げ上げると岩場へ激突した。すると、アンゴルゲの姿がみるみる佐野先生に戻って行く。気が付いた佐野先生は、人が変わったように良い人間になっていた。

アンゴルゲの死と共に、悪い心も消えたのだった。
『ドルゲもたまには、いいことをするな!』
健太郎はそう言って、猛に笑いかけた。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回はバロム・1から猛と健太郎の姿に戻る過程が映像化されていた。『バ・ローム』の両手を上げる姿勢から、両腕を前でクロスさせて下を向くと、レンズがそのクロスした両手にズームインする。十字に光が光ってカメラがズームアウトすると、猛と健太郎が腕をクロスした姿になっている。

これもなかなかいい感じに仕上がっていると思う。佐野先生からアンゴルゲに変身する過程は、アニメーションである。先生の顔に赤い斑点が増えていき、顔を覆うとアンゴルゲに形が整うという感じだ。低予算の中で、上手い合成になっていると思う。



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