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仮面ライダーストロンガー 1 [ライダーストロンガー]

《第1話 おれは電気人間ストロンガー!》

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕

〖奇械人ガンガル〗登場

【仮面ライダーストロンガー城茂は、自ら進んで改造手術を受けて電気人間となり、日本の平和と正義を守るため、世界征服を狙う悪の組織ブラックサタンを倒すべく、敢然と立ちあがった!】


◆三河湾の海を、ホバークラフトがすべるように海面を走っている。すると突然、船内に怪人と戦闘員が現れて、このホバークラフトを占領してしまうのだった。シージャックされたホバークラフトは予定のコースを逸脱すると、怪人が指示したコースを通り、とある海岸に到着した。

だが、このホバークラフトの後を、バイクに乗って追ってくる男がいた。海岸で停泊したホバークラフトから、黒ずくめで目玉のギョロリとした3名の戦闘員たちが降りてきてバイクの男を片付けてしまおうとしたが、男の姿は突然消えてしまった。

どこからか口笛の音が聞こえてくるのである。戦闘員達はあちこち振り返り探すが、口笛の主は見つからない。すると、ホバークラフトのてっぺんに立っている黄色いタートルネックシャツの男が応える。

『ここダヨ!』
『貴様は何者だ?』

『これから度々お目にかかるブラックサタンの諸君に、名を名乗っておこうか!姓はジョウ、名はシゲル!』

一方、ホバークラフト船内では、赤いマスクに赤い戦闘服を着た女性戦士が、怪人の前に姿を現していた。

『き、貴様は誰だ?』
『電波人間タックル!ブラックサタンと戦う、自由と平和の戦士!』

怪人は計画に無かったことが起こり、慌てふためいて船から姿を消してしまう。船の外で戦闘員たちを全員倒した城茂は、ホバークラフトに乗りこんできた。

『よう、どうしたい!』
『茂、奇械人が消えちゃったの…』

この二人は知り合いのようである。電波人間タックルも、後からバイクで追ってきた男・城茂も、この船がブラックサタンに狙われていることを事前に知っていたのである。

タックルに変身した岬ユリ子は、最初から車掌として乗船していたのであり、ブラックサタンが出現したのを見計らっての城茂の登場であった。

二人はブラックサタンの怪人を逃がしてしまったが、船内に落ちていたホテルの名前入りマッチを拾った城茂は、これを手掛かりに再びブラックサタンの捜索を始めるのだった。タックルもまた変身を解いて岬ユリ子に戻ると、バイクにまたがりブラックサタンを探す旅に出ていく。

城茂と岬ユリ子は、マッチに書いてあった名前のホテルに到着していた。部屋でくつろいでいたユリ子だったが、部屋の隅に置いてあった鉢植えの花から出るガスを吸って、気を失ってしまうのであった。

この指示を出した謎の紳士がいた。高級スーツに身を固めたこの男がソファに座った途端、男の顔は大きな目玉が一つあるだけの怪人になっていた。戦闘員から「タイタン様」と呼ばれるこの怪人は、指令を発した。

『何の目的で我々の邪魔をするのか…いいか、城茂から目を離すな!そして電波人間タックルも、必ず始末するフフフフ・・・』

城茂はユリ子と待ち合わせをしていたが、なかなか降りてこない。不審に思い、ユリ子の部屋へ向かう途中で、ユリ子を担いで出ていこうとするギョロ目の戦闘意たちと遭遇する。ユリ子誘拐をあきらめた戦闘員を、城茂は追いかけていく。

その先にはブラックサタンの怪人ガンガルがいた。カンガルーの様にお腹の袋から小ガンガルが顔を出しているこの怪人は、全身がスプリングのような材質で出来ていた。またあの口笛が聞こえ、戦闘員と怪人ガンガルは、そこで仮面ライダーストロンガーと遭遇する。

『おのれは、何者だ!』
『天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ。俺の名は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!』

ブラックサタンを倒すために突然現れた、カブトムシの顔を持つ正義の戦士・仮面ライダーストロンガー。怪人ガンガルとストロンガーの戦いを、一つ目怪人タイタンが岩陰からじっと見ている。

タイタンは、ブラックサタンのオートバイ部隊を派遣するように指示、ライダーストロンガーは十数台のオートバイ部隊に囲まれてしまう。だが、ストロンガーは赤いオートバイ・カブトローを操って、あっという間にブラックオートバイ部隊を壊滅させてしまう。

一つ目タイタンは、毒ガスを出す鉢植えをホテル中に飾るよう、ガンガルに命令した。ホテルの近所にある温室で、赤い花を栽培している男に近づく岬ゆり子。男の目的は、赤い花をたくさん栽培し、その花の花粉を吸った人間を皆殺しにする作戦だ。

男はガンガルに変身し、ユリ子もタックルになって戦うが、ガンガルの敵ではなかった。捕えられて逆さ吊りにされてしまう岬ユリ子。城茂も、すでにガンガルの基地に潜入していた。城茂の両手にしている手袋を外すと、銀色に鈍く光るコイルのような手が現れた。

両手をこすることで変身エネルギーを得て、仮面ライダーストロンガーに変身する城茂。電気人間であるため、高圧電流を流して敵を黒焦げにすることが出来た。

戦闘員を黒焦げにするストロンガー。ガンガルは、腹から顔を出している小ガンガルをスプリングの力で飛び出させ、目に見えない速さでストロンガーにぶつけてきた。

物凄い衝撃がストロンガーの身体を襲うが、原因が何だか分からなかった。そこでビデオシグナルという機能を使って、自分の目に記憶させた映像をスロー再生してみた。すると、腹部の小ガンガルが、超スピードで頭突きをしていることが解った。

そこで、キックで小ガンガルを破壊したあと、ジャンプして勢いをつけたストロンガーは、電キックをガンガルに浴びせるのであった。ガンガルは火花を散らしたあと、爆死してしまうのだった。

仮面ライダーストロンガーと電波人間タックル。この二人が何の目的で、どうやって出現したのであろうか。その秘密が次回に明かされる。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
改めてストロンガーを見て思ったことは、城茂という男、今までの仮面ライダーに変身して来た男達とはずいぶん性格が違い、ぶっきらぼうで冷たい印象を受ける。アマゾンライダーは別として、歴代ライダー達はみな人情に篤い。

だが城茂の場合は、『快傑ズバット』的な目的を持っているため、一匹オオカミ的な性格設定がされている。岬ユリ子も同じ改造人間なのに、一緒に力を合わせようという気は無いらしく、道中、仲がよくないシーンが多い。



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