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ジャンボーグA(15) [ジャンボーグA]

第42話『呪い針!ババラスの逆襲(上)』を取り上げます。
 脚本;安藤豊弘  
 特殊技術;吉村善之
 音楽;菊池俊輔
 監督;東條昭平
 怪獣デザイン;米谷佳晃

【前回までの話は・・・
サタンゴーネの祖母に当たる宇宙魔女ババラスが、地球へやって来た。ババラスは、一緒に連れてきたロボット・オネストキングをPAT基地へ出入り自由な和也に接近させ、イヌに化けてPAT基地への潜入に成功する。
しかし、村上隊長に見破られて基地から逃げ出すと、ジャンボーグAと直接対決することに。巨大化したオネストキングは一時ジャンボーグAを追い詰めたが、PATとの連携によって遂に倒されてしまう。怒りに燃えるババラスは、オネストキングが和也に残した自転車を使い、復讐戦を決意する・・・】


◆オネストキングが魔法で出した自転車を、和也は捨てる決心をする。だが、オネストキングを倒して安心したナオキは、特に不審なところも無い自転車なので、もらっておくように和也に勧めるのだった。
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空き地でオネストキングからもらった自転車に乗る和也は、上機嫌だった。ナオキはその様子を、ジャンカーの中から見ていた。

『(大声で)どうだ、グロース星人からブン取った自転車の乗り心地は!』
『うん、快適快適、最高だよ!』

その様子を見ていた宇宙魔女ババラスは、オネストが作った自転車に魔法をかけた。
『オネストの自転車を、簡単にお前達に渡してなるものか!さぁ自転車よ、戻って来い。戻って来―い!』

それまで和也の意のままに動いていた自転車は、突如和也の意志を無視して動き出した。急にバックしたかと思うと、今度はすごいスピードで前進を始め、停まってバックしたあと、ふたたびスピードを上げて前進した。
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そんなことを繰り返しながら、自転車は空へと舞い上がっていった。
『ナオキさーん、助けて!』
『和也!おい、しっかりつかまってろ!』

ナオキの目の前で、和也と自転車はどんどん高く舞い上がって、遂にその姿が見えなくなってしまった。

ナオキはすぐにPAT基地へ連絡すると、自分はジャンセスナで空の捜索を始めた。連絡を受けたPATもハンターQで捜索をしたが、和也を発見することは遂にできなかった。

野村隊員から話を聞いた和也の母は真っ青な顏になり、自分達がPAT基地にいるから狙われるのだと思うのだった。一方、自分の軽率な一言で大変な事態を招いたナオキは、心から責任を感じていた。

そんなとき、基地内のスナックに電話が入る。野村隊員が電話に出ると、声の主は和也だった。
『和也か!今、どこにいるんだ?』

野村隊員と替わったナオキに、「森の中にいるから、すぐ助けに来て」と話す和也。ナオキはすぐに、その森へとジャンカーを走らせるのだった。だが、電話の声は和也ではなく、ババラスが和也の声色をつかったものであった。

今回の標的は和也ではなく、実はナオキなのだ。サタンゴーネには、ナオキを捕らえようとするババラスの作戦が理解できない。

『あんな若造に、何故こだわるのです?』
『あれをみろ。この時計が気になる。ひょっとして、この若造がジャンボーグAと9の秘密を握っているかもしれん・・・』
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宇宙魔女ババラスは、オネストキングとの戦いの中で、ナオキの腕時計がエメラルド色に光っていた事実をつかんでいた。

ナオキの兄・立花信也の形見の腕時計には、ジャンボーグAをナオキに与えたエメラルド星人が仕掛けた秘密があった。

この腕時計が光る時、グロース星人の企みが始まることを知らせ、同時にジャンボーグA・9に変形可能であることを知らせるサインでもあるのだ。

ババラスの直感は、当たっていた。ナオキを捕らえて、ジャンボーグAと9の秘密を吐かせるつもりであった。

森へむかうナオキのジャンカーの後を、バモス一世とバモス二世が追って行く。だが、森へ呼び出されたような気がしてならない熊井隊員は、敵のワナかもしれないとナオキに忠告するのだった。

森へ続くせまい悪路を、疾走していくジャンカー。後を付いて行くバモス一世とジャンカーの車間が開いた時、横道からセダンの車が突然割り込んできた。セダン車は、邪魔をするようにゆっくりと走る。

運転席の熊井はクラクションを鳴らして急ぐよう促すが、狭い悪路で抜くこともできず、セダン車のスピードは徐々に遅くなり、遂に停車する。

ボンネットを開けて修理を始めようとするヒッピー風の男。先を急ぐ熊井は、修理の手助けをして早く終わらせようとする。だが、男はグロース星人に変身して、熊井に襲いかかってきた。
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後から来たバモス二世の大羽がその戦闘員をPATガンで撃ち、熊井は事なきを得る。このことで、ナオキがワナにかかったことを確信した熊井は、急ぎナオキを追いかけるのであった。

その頃、現場の林に到着したナオキが大声で和也を探し始めると、腕時計がエメラルド色に光った。グロース星人の企みを知らせるサインなのだが・・・と、突然ひとりの女性が写真を撮って欲しいと言って、ナオキに声をかけてきた。
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『オレは今、それどころじゃないんだ!自分で撮りなよ』
『自分で自分を取れないから、頼んでるんじゃない!ね、お願い!』

そう言われたナオキは仕方なく、女性が持っていたポラロイドカメラで写真を1枚撮った。すると今度は、女性がナオキを撮ると言い出す。1枚だけでいいからと言われ、仕方なく応じるナオキ。

顔がしかめっ面になっているナオキに、女性は優しく言う。
『ねぇそんな顏、イヤ!笑って!』
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ナオキが笑顔になった途端にシャッター音がして、レンズからキリが噴き出してナオキを襲った。ナオキは体がだるくなり、フラフラになっていく。女はナオキの首を両手で絞めながら、こうつぶやいた。

『フフフフフ・・・ジャンボーグAと9の秘密をしゃべってもらおう』
『何のことだ・・・』

『とぼけても無駄だ。そのうち薬が効いてきて、ひとりでにしゃべり出す。さぁ秘密を吐け、吐くんだ!』

薬が効き始めてフラフラなナオキに、女は襲いかかってきた。だが、ナオキは必死に抵抗しながら女の手を振りほどき、和也の居所を知っているこの女を逆に捕まえてやろうと考えた。

だが、女は忍者のように高くジャンプして、大木の枝の上に逃げてしまう。女は逃げたのではなかった。ナオキにとっての恐怖は、この後に起こるのだ・・・(つづく)


★★★★★★★★★★★★
ホーン・ユキ嬢は、本当にお美しい。こんな女性に、『ねぇそんな顏、イヤ!』なんてお願いされた日には、男はみんな骨抜きですな(笑)
この第42話は、ババラスの復讐、そして初めてナオキ自身に危険が迫るなど、見どころ満載なため、2回に分けてお送りします。

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ジャンボーグA(16) [ジャンボーグA]

第42話『呪い針!ババラスの逆襲(下)』を取り上げます。
 脚本;安藤豊弘  
 特殊技術;吉村善之
 音楽;菊池俊輔
 監督;東條昭平
 怪獣デザイン;米谷佳晃

【前回までの話は・・・
宇宙魔女ババラスは、ナオキの腕時計が光る秘密をつかみ、ナオキがジャンボーグAと9の秘密を知る人物ではないかと睨んだ。誘拐した和也を囮(おとり)にしてナオキを森の中へ誘い出し、ババラスは美女に姿を変えてナオキの前に現れた・・・】


◆女は軽々とジャンプして、数メートル上にある大木の枝に立っていた。女は笑みを浮かべながら、さっき撮影したナオキのポラロイド写真を、対面側の大木にトランプカードを飛ばすように投げた。
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その写真が空(くう)を舞っている間に、間髪を入れずに1本の太い針を投げる女。と、それは写真の上部を引っかけて大木に突き刺さり、写真を固定した。
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『しゃべれ、ジャンボーグAと9の秘密を!』
女はそう言うと、用意していたもう1本の太い針を、ポラロイド写真の右目に向かって投げ刺した。

『うぁーっ!』
右目に強烈な痛みを覚え、悲鳴をあげるナオキ。今度はノドへ向けて、投げ刺した。ノドを押さえ、痛みで悲鳴をあげるナオキ。
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『フハハハハ。どうだ、呪い針の痛みは!今度は心臓だ!』
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左胸に強烈な痛みが走り、悲鳴をあげるナオキ。頭や腹部を次々と針で射貫かれ、悲鳴をあげてナオキは倒れてしまう。ナオキはとうとう捕らえられ、サタンゴーネの秘密基地へ連行されてしまった。

その頃、バモス一世と二世は、林の入口でようやくナオキのジャンカーを発見していた。ナオキが行方不明であることを報告した熊井達は、必死でナオキを捜索する。

ナオキは、PAT隊員と同じ追跡発信機を身に付けている。だが、スイッチがオフでは、居場所を特定することができない。

捕らわれの身となったナオキは、イスに座らされ鎖で縛られた状態でババラスの尋問を受けていた。
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『お前はこの時計で、ジャンボーグAと9に通信できるんだろう?答えろ!』
『その時計でジャンボーグAと9が呼べるなら、今頃俺はこんな所にいないぜ!』

ババラスは、捕まえた和也を入れたカプセルをナオキのいる部屋へ持って来るよう、サタンゴーネに命じた。

和也の横には、数百匹の宇宙ネズミを入れたカプセルがあり、ババラスはその中に生きたウサギを入れて、瞬く間にガイコツになっていく様子を二人に見せるのだった。

『若造。ガイコツになりたくなければ、時計の秘密をしゃべるんだ。しゃべらなければ・・・』

そう言ってババラスは、和也のカプセルの中に宇宙ネズミを数匹入れた。身体に登ってくるネズミを払い落としながら、大声で叫ぶ和也。(カプセルは密閉されているため、和也の声は漏れ聞こえない)

ナオキは、サタンゴーネとババラスが自分から離れた所にいる今、右足の靴に隠した追跡発信機を外そうと、必死に両足を動かしていた。かかとの部分が発信機になっているのだ。

そのスイッチを入れれば、PATが乗りこんで来るに違いないのだ。ようやくかかとが外れて、足裏で発信機のスイッチを押したナオキ。バモス一世のアンテナが、ナオキの発信機からの電波を捉えた。

『隊長、ナオキの居所が判りました!ここから北北東500メートルの地点です』
PAT隊員4名全員は、ナオキと和也を救出するため、直ちにその地点へ急行した。

『何、PATが来た?なぜこの基地が判ったんだ?』
戦闘員からPAT潜入を知らされ、うろたえるサタンゴーネ。

基地の入口から手りゅう弾を投げ込まれ、戦闘員達が右往左往している隙に、大羽隊員が基地内へ侵入した。PATガンでババラスとサタンゴーネを射撃しながら、和也とナオキの入ったカプセルを発見する大羽。
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カプセルを破壊して二人を助け、ババラス達が撤退していく途中で落としていったナオキの腕時計を、大羽は拾った。
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だがその時、ババラスの杖からナオキと和也へ向けて光線が発射され、大羽はとっさに身体を張って、二人の代わりにその光線を受けてしまう。
『あぶなーい!あぁぁぁ・・・』

身体から火花を出す大羽。大羽は最後の力を振り絞り、ババラスとサタンゴーネへ手りゅう弾を投げて、彼等を完全撤退させるのだった。

『ナオキさん・・・これ・・・兄さん・・・形見の時計・・・たいせつに・・・』
『大羽さーん!』

村上隊長たちが入ってきた時には、事切れていた大羽隊員。それを見て、号泣する野村隊員。
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『大羽・・・』(村上隊長)
『大羽さんが、命がけで和也と俺を守ってくれたんです・・・』
『立派だったぞ。お前の死は、決して無駄にしないぞ、わぁぁぁ・・・』(熊井)

ナオキは殉職した大羽の為にも、必ずグロース星人を倒すことを心に誓った。だが、基地の外へ出たサタンゴーネとババラスは、杖で大地を突いて基地を崩しにかかっていた。秘密基地ごと、PAT全員を生き埋めにしようと企んだのだ。

ナオキはすぐに基地から脱出すると、ジャンカーをジャンボーグ9に変化させた。
『ジャンファイト。ツーダッシュ!』
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ババラスとサタンゴーネの前に立ちふさがるジャンボーグ9の雄姿。パワーでは二人に負けないジャンボーグ9だが、自在に姿を消して攻撃してくるサタンゴーネとババラスに苦戦する。

大羽隊員の亡き骸と共に基地から脱出した、村上隊長、熊井、野村と和也。安全な場所に野村隊員と和也を残し、ハンターQで大羽隊員の弔い合戦に出撃する村上隊長と熊井。
『大羽の仇を討つんだ。熊井、来い!』

ハンターQを分離し、ありったけのミサイル弾を撃って攻撃する。
『撃って撃って、撃ちまくれ!』(村上)
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ババラスの杖から発射する破壊光線の雨を掻いくぐったジャンボーグ9は、ベルトのバックルから虹色の破壊光線をババラスに向けて発射した。
『クロスパワー!』
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クロスパワーを受けたババラスは、マントを羽織ったガイコツへ変わったあと、炎を上げて燃え尽きてしまった。腕を伸ばし、ハンディングフラッシャーでサタンゴーネを狙ったナイン。だが、空へ逃げられてしまう。姿を隠したサタンゴーネの、声が聞こえてくる。

『ジャンボーグ9め。ババラスの仇は、必ず討ってやるぞ!今にサタンゴーネの力を見せてやる!』
『いつでも来い。ジャンボーグAとジャンボーグ9が、相手になってやるぜ!』
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沈みゆく夕陽を背に、胸を張るジャンボーグ9。そして、担架に乗せられた大羽隊員の亡き骸に向かい、村上隊長が静かに語りかける。
『大羽。見ろ、お前の仇はナインが討ってくれたぞ・・・』(つづく)


★★★★★★★★★★★★
今回の話は、30分とは思えないほど、見ていて見応えがあり、最後は胸が熱くなった。
防衛隊のレギュラー隊員が殉職するのは、ジャンボーグAが初めてではないかという気がする。新マンやタロウでは、隊員の入れ替えはあった。また、レオではレギュラー隊員が全員殉職するが、ジャンボーグA放映の翌年のことであった。

※和也の父・PAT隊長の立花信也は、第一話で少女を助けようとして殉職するが、これは話の筋からいって別である。

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ジャンボーグA(17) [ジャンボーグA]

第43話『殺し屋ロボット・必殺の罠』を取り上げます。
 脚本;安藤豊弘  
 特殊技術;矢島信男
 音楽;菊池俊輔
 監督;黒田義之
 怪獣デザイン;米谷佳晃


◆敬愛する祖母のババラスをも倒されてしまったサタンゴーネは、次なる刺客にジャンボーグAの力を上回る殺し屋ロボットを送りこむことにした。しかも、ジャンボーグAと9の力をフルに発揮できぬよう、平行してもう一つの作戦を進行させるのだった。

日曜の昼下がり。ある団地内で、ピエロが子供たちにチラシを配っていた。「ちびっ子映画バスで、映画を観よう」と書かれたチラシである。たくさんの子供たちが、映画バスの周囲に集まって来ていた。

草野球帰りの和也と友達3人は、映画バスが停車しているから一緒に観ないかと、別の友人に誘われるのであった。興味が湧いた和也たちは、早速そのバスへと向かった。

『お金、いるんだろ?』
『お金?いらな~い・・・さぁ乗った、乗った!』
ピエロは笑顔でそう話すと、集まった子供たち共々、和也たちもバスに乗りこんだ。

バスの窓ガラス部分には暗幕が引かれ、外から中の様子は全く分からない。映画を観せるバスだから、だれもが当たり前に思っているのだ。

子供たちが全員乗車したところで、ピエロはバスの周囲をキョロキョロと見渡した。そして急いで乗り込むと、ドアに施錠をしてしまうのだった。

『さてちびっ子諸君。これから君達を、夢の世界へ案内しよう!』
ピエロはそう言ってあいさつすると、映写機のスイッチを入れた。炎の映像が映し出され、スクリーン前に立つピエロはグロース星人に変わってしまう。

『グロース星人だ!皆逃げろ!』
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和也が大声で逃げるように促すが、ドアは施錠されて開けることが出来ない。グロース星人は持っていたガンから催眠ガスを発射し、子供たちを眠らせていく。だが和也は、とっさに鼻と口をハンカチで覆い、多くのガスを吸わずに済んだ。

だが、催眠ガスはバス内の子供たち全員を眠らせ、静かになったバスは団地を後にするのだった。
『子供たちを人質にしておけば、ジャンボーグの力を封じることができる!ハハハハ』
サタンゴーネは、バスの運転手へ次の指示を促した。

サタンゴーネの命令通りに、バスは指定された場所へ向かって行く。だが、予期せぬ出来事が起こってしまう。信号の無い交差点を直進していたバスは、左側から来たオートバイと接触しそうになり、避けようとして路肩へ乗り上げてしまう。

その衝撃で、ガスをあまり吸わなかった和也だけが、意識を回復するのだった。しかも、バスはトラブルに見舞われ、エンジンがかからない。仕方なく運転手はバスから降りて、車体の下へ潜り込んで点検を始めたのだった。

和也はドアが開いているこの隙に、回復して無い身体を何とか動かして、PATへ知らせるために脱出を試みた。しかし、バスを降りたところで運転手と鉢合わせし、急いで逃げる和也。

『待て、このガキ!』
追いかけてくる運転手から逃れるため、和也は小さい身体を上手く使い、バスの車体の下へ潜り込んで運転手の目をくらますと、近くの公園まで走って逃げてPATへ通報した。

和也の通報で現場へ急行したPATだったが、サタンゴーネはそれを知って、子供たちを渡さぬようジェット噴射でバスを空へ飛ばしてしまうのだった。現場へ車で駆けつけたPATには、手の打ちようがない。
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ジェット噴射で上昇していくバスを追いかけるため、基地へ帰ってハンターQで追うよう、村上隊長は熊井と野村へ指示した。大羽隊員が殉職し、チームは3人態勢であった。サタンゴーネの狙いは、バスを囮にしてジャンボーグAをおびき寄せることにある。

『ジャンボーグAは、必ず子供たちを助けに現れる。その時が、ヤツの最期だ!ハハハハ』
ジャンカーで後から現場に到着したナオキは、飛んで行くバスを見て、ジャンボーグAで戦うことを決意する。

公園でPATに救助された和也は、上昇していくバスを見てジャンボーグAに助けを求めるべく、大声で叫んだ。
『ジャンボーグA!早く来て、皆を助けてくれ!』

ジャンカーからジャンセスナに乗り替え、ナオキは飛び去ったバスを捜索していた。一方、ハンターQでバスに追い着いたPATに、黒雲の中から攻撃してくるモノがいた。ハンターQを二つに分けて、攻撃態勢に入るPAT。

だが、飛行するバスに近づけば黒雲内から攻撃され、その射撃が子供たちの乗ったバスに当るかもしれない。PATは下手に攻撃出来ず、しばらくは静観するほかはなかった。

セスナをジャンボーグAに変化させたナオキは、飛行するバスに追い着くと、両手でつかんで子供たちを奪還することに成功する。だが、サタンゴーネはこの時を待っていた。

『今度こそ、サタンゴーネ最強のロボット・ジャンキラージュニアで、エースとナインの息の根を完全に止めてやる!』

ジャンキラージュニアが黒雲の中から現れ、バスをつかんだジャンボーグAへ不意打のミサイル攻撃を仕掛けた。それを食らったジャンボーグAは、真っ逆さまへ落下して行く。
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大地で受け身を取りバスは無事であったが、バスをもったままでは相手とは戦えない。ジャンボーグAは、腹部を開けてバスをその中へしまい込んだ。
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『パワー、スピード、テクニックの三拍子そろったお前なら、必ずジャンボーグAを倒せる。行け!』

サタンゴーネが自信を持って送りこんだ刺客ロボットは、すべての点でジャンボーグAの能力を上回っていた。

ジャンキラージュニアのパンチやキックがジャンボーグAの体に当たると、それは大きな衝撃となってエースの体内まで伝わる。大きく揺れる暗いバスの中で、子供たちが大騒ぎしていた。

『このままでは、子供たちが怪我をする。よし、一気に片を付けてやる!』
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ナオキは、パワー全開でジャンキラージュニアを倒しに向かった。PATのハンターQが、その援護射撃をする。だが、ジャンキラージュニアは強い。ジャンボーグAのエネルギー回路が破壊され、体が動かなくなってしまった。

両目が点滅したまま仰向けに倒れて、立つことができないエース。
『駄目だ!エネルギーが切れて、もう動けない。こうなったら、子供たちを外へ出そう』

残っているエネルギーを使い、腹部にしまっていたバスを右手で取り出すと、地上へゆっくりと置いた。すると、エースの両目の光が遂に消灯し、全身の力が抜けたように完全に動かなくなった。ジャンボーグAは、負けた。

『こうなったら、ジャンボーグ9を使うしかない・・・』
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ナオキはヘッドギアを取り、左目の奥にある操縦席を抜け出してハシゴを降りていく。右足の裏側にある緊急脱出用のトビラが開き、ナオキが出てきた。横たわったまま動かないエースを横目で見ながら、ナオキは走って戦場を離脱していくのだった。

一方、ジャンキラージュニアは、サタンゴーネの指図でジャンボーグ9を待ち伏せするべく、地底へ潜っていった。静かになった戦場に、エースが守ったバスが停車している。PATの3人は、この隙にバスから子供たちを全員救出した。

サタンゴーネが出現して、ジャンキラージュニアを地底から呼び戻すと、横たわったまま動かないエースをふたりで破壊しようと近づいていく。

野村隊員が子供たちを避難させているうちに、村上隊長と熊井はPATガンでサタンゴーネとジャンキラージュニアに応戦。だが、サタンゴーネの一撃が村上隊長に被弾し、負傷してしまう。

その時、空からファイティングスター(PATの大型戦闘機)が出現して、サタンゴーネとジャンキラージュニアへ攻撃を始めた。いったい、誰が乗っているのだろうか。

PAT隊員とは違う戦闘服を着たそのパイロットは、ジャンボーグ9が現れるまでの間、ジャンボーグAを破壊させないように、ミサイル弾による牽制攻撃(引きつける作戦)を実行した。
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ナオキはジャンカーをジャンボーグ9へ変化させ、エースの仇を討ちに登場した!ジャンキラージュニアとサタンゴーネの二人を相手に、パワーではひけを取らないジャンボーグ9は果敢に戦う。
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ほとんど苦戦することなく、弱ってきた相手にジャンボーグ9最大の必殺技・ダイナマイトパワーが炸裂、ジャンキラージュニアは木っ端みじんに粉砕されてしまう。それを見たサタンゴーネは、急いで空へ消えていくのだった。
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ジャンボーグ9は倒れているエースの元へ近づいていき、両目からエネルギー光線を発射して、エースの両目へ照射した。それを受けたエースの両目が点灯し、ふたたび立ち上がるジャンボーグA。そして、ナインを抱えると、空へ飛んでいくのだった。
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基地へ帰ったPAT隊員達に、新しい仲間を紹介する村上隊長。
『ファイティングスターを操縦していたのは、この男だ。SGMで私と一緒だった。電子工学のオーソリティ(その道に明るいこと)だ』

『本日より、PATへ入隊しました安田です。よろしく』
大羽隊員の穴を埋める頼もしい男が、PATへ入隊してきた。(つづく)


★★★★★★★★★★★★
ジャンボーグAと9が一緒に画面に登場するという、大サービス編。ジャンボーグAの操縦席から脱出するナオキが、階段とハシゴを使って脱出するというのが、宇宙人の最先端科学で造り上げた割にはアナログっぽいが、ご愛敬か。

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異星人との遭遇・4 [古代の宇宙人]

前回は大航海時代のUFO目撃事件について述べたが、UFO目撃事件は、アメリカ大陸発見と大陸征服の時代を通じて、度々起こっているという。

目撃者は、コロンブスだけではないのである。マゼランは、コロンブスの新大陸発見のあとに、世界一周を果たした人物である。太平洋と大西洋を結ぶ海峡を発見したマゼランも、目撃しているのである。

船乗りたちは、空の上に、又は水の中に、怪しげな光を目撃している。コロンブス達が見たのは、単なる自然現象だという声もある。だが、夜空に見える光として流星とUFOとでは、特徴が全く異なる。

又、島の住人が掲げた松明(たいまつ)の光が見えたのではないかという意見もある。しかし、目撃地点はどの島からも50キロ以上離れていて、この説は考えられない。

19世紀以降、光の正体についての様々な憶測が飛び交ったが、どの説も納得するに足る説明はできなかったのである。

1561年4月14日、ドイツ。夜明けと共にニュルンベルクの人々が見上げた空は、当時の一枚刷りの新聞によれば、世にも恐ろしい光景だったという。
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様々な形をした不可思議な物体(葉巻型や円盤や球体、十字型の物体)が無数に空を飛び、空中戦らしきことを繰り広げていたという。これらは突然、また別の物体を吐き出し始めたという。

球体や円盤状の物体は長い時間とどまって、上空で戦闘をしていたという。それらが戦っていたことは明らかで、人々はどちらが優勢かを見て取れたという。
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そのうちいくつかの物体は地面に墜落し、煙や蒸気に巻かれて消失した。残りの物体は太陽に向かって飛び去り、姿を消したという。
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この事件の全容は、ブロードシートに記録されている。これは16世紀における新聞のようなもので、このブロードシートがスイスのチューリヒに今も残されているという。

チューリヒ中央図書館では、この有名なニュルンベルクでの目撃事件を描いた木版画だけではなく、スイスのバーゼルで1566年に起こった同様の目撃事件を写し取った木版画も、保管されている。
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二つの事件は、空に円状の物体が群れになって現れ、増殖を始めると言う点が非常に似通っている。バーゼルの人々は、これを戦争だとは解釈せず、天からの兆し(きざし)だと思ったのである。

この異常現象が、神のなせる業(わざ)だと受け止めた。昔の人々は、すべての超常現象を神の次元のものだとして、「神の祝福だ」あるいは「神の罰だ」、「悔い改めに教会へ行こう」と考えたのだ。

ニュルンベルクの事件記録で興味深いのは、宗教的な意味を見いだそうとしている点である。事件の翌日、空を飛ぶ十字架の話で持ち切りだったという。

今の我々が見れば、胴体に翼が付いた乗り物であれば飛行機(ジェット機)と見えるものも、当時は日常的であった宗教的シンボリズムを通じて、人々の目には十字架と映ったと考えられるのだ。

実際にどのような光景だったかを推し量るのは困難であるが、それを目撃した時代にポピュラーであったものが、代名詞的に使われることになるというのだ。

ニュルンベルクの人々は、対立する宇宙人の派閥間戦争を目撃したのだろうか。この事件は、三千年以上も前に編纂されたバガヴァッド・ギーターにある「神々の戦い」と酷似している。

そうでないなら、輝く球体と真紅の十字架が空に現れたという臨場感あふれる記録の真相は、何だったのか。

中世の時代、謎の現象は、神もしくは霊的な存在によるものだと考えられていた。その後17世紀に入り、人々はその答えを、科学や天文学の中に求めようとした。

1608年に屈折式天体望遠鏡が発明されると、さらに多くの人々の目が星へと向けられるようになった。皮肉なことに、この新発明が世界初のUFO目撃を生み出したのである。目撃者はアメリカの厳格な牧師、コットン・マザーである。

マザーによれば、望遠鏡で月を見ていた時、月の表面を光が飛んで行く姿を見たというのである。この記録は、NASA〈米航空宇宙局〉に保管されている。

NASAには500年以上にわたり、月の異常を観測した記録が報告書として残されており、その中にこのマザーの目撃事件も記録されている(この観測記録は、一般公開されている)。

マザーのような宗教上の権威が、この目撃事件を神の啓示と考えず、天文学的事象として記録した点には大きな意味があるという。

その意味とは、地球外生命体が存在するかもしれないという視点が、キリスト教的宗教観に組み込まれたということなのだろうか・・・この事件で見えた光の正体は、謎のままである。

18世紀に入っても、マザーのような目撃事件はまれであった。だが、天文学への関心は高まり、他の生命が宇宙に存在すると説く「世界の複数性」をめぐって、議論が巻き起こった。

そして、18世紀後半までには、知的生命体が太陽系の至る所(火星や木星、土星の3惑星と月)に存在すると、学識者の大半が信じるようになっていた。

18世紀の有名な天文学者であるウィリアム・ハーシェルも、世界の複数性の支持者であった。1700年代には異星人の存在をめぐって議論が活発に行われたが、異星人が地球を訪れているかという点までは争点にならなかった。

ところが、1731年にアイルランドのキルケニーで、赤い雲から出現した光る物体が目撃され、その後一週間の間に、ヨーロッパ中で似たような光景が目撃される事件が起きると、異星人の地球来訪の可能性に目をつぶることは、最早できなくなっていた。
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当時は、通信手段が無いばかりかラジオもテレビも無く、情報の交換手段など全く無い時代。この未確認飛行物体の目撃記録は、ヨーロッパを越えて東欧のルーマニアに至り、さらにアジアへ向かって行ったことが、多くの人々の目撃記録として残っているのである。

17世紀の植民地時代のアメリカでも、UFO目撃事件のあったことが分かっている。ジョン・ウィンスロップの「ニューイングランドの手記」の中にそれは出てくる。事件は、ボストンで起こった。
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ある夜、ボストンに向かってボートを漕ぎだした3人の男たちは、途中で巨大な光が空に浮いているのを目撃する。ずっと見ていると、それは収縮を繰り返してブタのような形へと変形したという。
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光るブタを見たと、大真面目に報告する人がいるだろうか。おそらく目撃者は、光る楕円形の機体(宇宙船)から4本の着陸用の支柱が出ているものを見て、表現に行き詰ったため、当時の人々が理解できる例えを使ったのではないかと考えられるのだ。

記録には、その飛行物体についてこう書かれている。「矢のような速さで、上下左右に行きつ戻りつしながら、2~3時間も飛んでいた」

しかも驚いたことに、その光を目撃している間に、目撃者たちは下流に向けて船を漕いでいたはずなのに、気がつくと出発地点に戻っていたという。この時間に関する不可思議な現象は、宇宙人によるアブダクション(誘拐事件)と関係があるのでは、と考えられている。
(つづく)


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ここでいう世界の複数性とは簡単に言うと、「地球外知的生命体」が存在するという論争のこと。
「神がお創りになった宇宙に、地球人しかいないはずがないではないか」という宗教的思考法で、自然科学を考えることである。だが、この論法で地球以外にも知的生物が存在するという考えを進めていくと、矛盾が生じた。そして、自然科学と宗教学は両立しないと考える人物が現れ、「世界の複数性」を批判するようになっていく。

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異星人との遭遇・終 [古代の宇宙人]

アメリカ・ニューメキシコ州の北西には、巨大な古代遺跡群が広がっている。チャコ・キャニオン遺跡は、砂岩のかたまりと木材からなり、西暦900年から1150年にかけて建てられたという。
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15のおもな遺跡群の中には、何百もの部屋を持つ、4階建ての建造物がある。ここは、プエブロインディアンと総称される多数の部族の活動拠点であった。
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チャコ・キャニオンの建造物は、科学と信仰とがひとつになった催事を執り行う一大施設だったと思われる。「ここには、天体と密接なつながりを持つ場所がたくさんある」と、ズニ族の長老、マフーティ氏が語る。

1896年にこの遺跡が発掘された際には、その建造物の精密さに誰もが目を見張った。

さらに衝撃的だったのは、居住者たちが天文学について高度な知識を持っていたと思われるエジプト(ピラミッド)やイギリス(ストーンヘンジなど)、南米(マチュピチュなど)で発見された遺跡と同様な構造物が、多数発見されたことだった。

ここでは、太陽を観測するための装置が、多数見受けられたのである。一体なぜアメリカの古代先住民たちは、膨大な時間を費やして、チャコ・キャニオンに高度な天体観測所を建設したのだろうか。

それも、このような荒涼とした土地を選んだのだろうか。ここについては、まだわからないことが多い。

天文考古学者のゲイリー・デイビッド氏は自著の中で、アメリカ南西部に残されるホピ族の遺跡群の配置が多数の星座の形を忠実にかたどっている、と発表している。特に注目すべきは、オリオン座である。
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オリオンの三ツ星が示す先には、もっとも明るい恒星シリウスがある。ホピ・メサ(地名)にある三つの村落をオリオンの三ツ星に見立てれば、その先に位置するのはホピ族にとっての中心地チャコ・キャニオンである。なぜ、オリオン座なのか。

この星座と同じ配置を持つ重要な遺跡群が世界に複数存在することは、単なる偶然なのだろうか。他の遺跡でも、三ツ星は重要な地を指し示すのか。オリオン座の配置に並ぶ、他の遺跡群を見てみることにする。

メキシコのテオティワカン遺跡も、その一つである。ここで三ツ星が示すのは、世界最大のピラミッドとして知られる「チョルラ・ピラミッド」である。
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エジプトにあるギザの三つのピラミッドも同様で、三ツ星から辿ると、古代エジプト人の聖地「ヘリオポリス」にたどり着くという。

『オリオンの三ツ星について一つ言えることは、古代メキシコや古代エジプトの神話に共通する概念があるということです。三ツ星とそれを囲む星は、天地創造の核となる万物の源とされています。ホピ族がチャコ・キャニオンを世界の中心だと考えたのも、偶然では無いでしょう』

こう話すのは、作家フィリップ・コペンス氏である。

ホピ族の神話によれば、我々が住む現在の世界の前に、三つの世界があったと言う。三つの世界では、神に作られた人間たちは、創造主の考えに沿っては生きていなかった。

それを見た天の精霊から神へ知らせが届き、三つの世界は滅ぼされたという。天の精霊は地球の軸をずらして、神にそれを伝えた。地球を傾けるために、非常に強力な振動を与えたという。

チャコ・キャニオンに建てられた建造物が天体の配置を正確にかたどっているのは、地球の滅亡と再生の時期を、ホピ族の人々が知るためであったのかもしれない。

水は確保できないし肥えた土地でもない、まったく魅力のない場所であるチャコ・キャニオン。ホピ族の人達は一体なぜ、自給自足で生活できないこの地を選んだのだろうか。

その答えは、「天の精霊から告げられたからなのです」と話すのは、ホピ族文化センター前所長のトマス・ミルズ氏である。

夏至から秋分と冬至から春分に至る期間に、チャコ・キャニオンに住む人々は太陽を観測していた。
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ファハダ・ビュートという岩山にあるらせん円を通過する太陽光が去年と違う軌道を通ったなら、地球の自転軸の傾きが変化したことを意味しているのである。滅亡した三つの世界では、地球の軸がずれていたのである。

このアメリカ先住民の伝説は、単なる神話なのか。それとも、インドに残る聖典や聖書に記される物語と同様に、異星人の地球来訪を表したものなのだろうか。

古代宇宙飛行士説では、これを肯定している。その証となるものが、カナダにある小さな無人島に存在するという。

1795年。カナダで3人の青年が、夜中に海から上陸する緑色の光を目撃した。青年たちは舟を出してオーク島付近を探索した。

島に上陸した青年たちは、そこで直径1メートルほどの窪みを発見するが、その様子がいかにも不自然だったため、その窪みを掘り返してみることにした。
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すると、樫の丸太を並べた底板が、何枚も出てきた。さらに堀進めていくと、ヤシの実の繊維でできた梱包用のマットが出てきた。さらに、奇妙な文字らしきものが刻み付けられた石板を見つけるのである。

カナダではヤシの木は育たないことから、ヤシの実の繊維で出来たマットは他から持ち込んだことが考えられる。又、どのようにして、樫の底板で何層にもフタをしたのであろうか。

その後、ここに何か宝が眠っていると思いこんだ様々な人々の資金援助もあって、この窪みの発掘は専門業者によって10回以上も発掘が行われた。度重なる発掘で解明されたことがある。
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この縦穴には、深さ3メートル毎に1枚の割合で樫の底板が敷かれ、その全長は少なくとも60メートルはあると思われる。底板の間には、この島では取れない石で作られた敷石や防水性のある粘度が層を成している。
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しかも、穴を掘り進んでいくと海水が逆流して大量に流れ込む仕掛けになっており、それ以上調査が続けられなくなってしまうのだった。


つまり、何世紀も前に、何者かが水圧を用いる巨大な装置を島の地下に作った、と考えられるのである。海賊が作ったとは思えず、高度な建設技術を持ち、水利分析に長けた人物によって作られたとしか思えないと、研究者は語っている。
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この水攻めの仕掛けがあるために、窪みの底に眠る謎は未だ誰にも暴かれてはいない。又、島の地下に張り巡らされた巨大な水路は、赤いペンキを流したことで、島の両側へ向け3本の水路が海へつながっていることが確認された。

このような入念な仕掛けは、誰が作ったのだろうか。そして、この穴の底には、一体何が隠されているのだろうか。英国王室の隠し財宝だと言う者がいる。海賊の宝の隠し場所か、シェークスピアの生原稿だと言う者もいる。
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最も異彩を放つ仮説がある。聖櫃(アーク)、つまりユダヤ教、キリスト教に共通する神聖な秘宝、純金で覆われた「契約の箱」が隠されている可能性をG・ツォカロス氏は指摘する。

古代宇宙飛行士説によれば、「契約の箱」に込められた偉大なる力の為に、隠されたのだと言う。中身は、地球外の装置だと考えられている。イスラエルの民が、砂漠を放浪した40年の間に、それは与えられたというのである。

聖書を詳しく読んでみると、それはまるで兵器である。それは、空高く舞い上がり、イスラエルの敵に襲いかかるのである。喜んだ幾千の人々は、フタを開けその前を行進した。すると、ほとんどの者が死んでしまう。

聖書には、死因はガン性の腫瘍であったとハッキリ書かれている。「契約の箱」の中身は、人を被ばくさせ死に至らしめる装置のように思えるのである。

「契約の箱」がその後たどった運命や行方については、謎のままだ。ある伝説では、十字軍遠征の際に、持ち去られたという。犯人は、テンプル騎士団である。

その後、テンプル騎士団は「契約の箱」をスコットランドへ運び、そこでシンクレア一族と同盟を結んだという。イングランドからの侵攻に備えたウィリアム・シンクレア卿が、1400年代に「契約の箱」をオーク島へ移した可能性があると語る歴史家もいる。

1990年代に入って、発掘の為に掘った穴の中に科学者達がカメラを持ち込んだ。すると、そこには円筒状の不思議な物体が、ずらりと並んでいたと言う。

放射性炭素年代測定を行ったところ、数値にばらつきが出て正確に判定できなかった。何らかの放射線によって、測定値が影響を受けた可能性が否定できないという。

このことから考えられるのは、ここに原子炉が埋まっているのではないかということだ。二度と掘り返されることがないように、巧妙な水圧装置の仕掛けを作って守ろうとしたのではないかと・・・。(終わり)


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発掘のために掘った穴の中で科学者が撮影した写真に写っているモノは、福島原発事故によって図らずも目にすることが出来た原子炉の燃料棒に、表現がよく似ている。

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