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超人バロム・1 (1) [バロム1・ドラマ]

今回はバロム1を取り上げます。
白鳥健太郎と木戸猛がコプーから与えられた正義の力、それがバロム1である。コプーとは正義の番人のこと。大宇宙の彼方で何千年という長い間、正義の力コプーと悪の力ドルゲとが戦い続けていた。
地球に逃げて来てドルゲは地底に潜み、悪の世界を広げようとしていた。それを知ったコプーはこの二人の少年に正義の力を託し、自分は寿命が来たため消滅した。

~バロムとは正義と友情のエネルギーをいい、ドルゲとは地球の平和を乱す悪をいう~
《第2話 呪いの怪人フランケルゲ》を取りあげます。
原作;さいとうたかを さいとう・プロ
脚本;伊上 勝
監督;折田 至


◆強盗傷害前科8犯の黒里を護送途中の木戸刑事のパトカーがトラックと衝突、その隙に拳銃を取られて逃走されてしまう。黒里を逃がすために、ドルゲが仕組んだ事故だった。木戸刑事役はご存じ、次元大介の声の小林清志氏。

木戸刑事は猛の父親なので、ほぼ毎回登場するわけだ。まったく次元大介がしゃべってるみたいだ!ドルゲは黒里を地底のドルゲ基地へ引きずり込み、悪のエージェント・フランケルゲに仕立てようとしていた。フランケルゲは、フランケンシュタインの怪人では無い。

海底に住むフナムシとドルゲ細胞の融合で生まれた魔人だ。だが見た目は片目のフランケンシュタインって感じだ。その頃健太郎と猛は、バロム1に変身するための方法をあれこれ考えていた。健太郎をおぶったり、肩車したり、背中合わせになったりしたものの、変身方法を発見できない。

何気なく腕をクロスさせた瞬間、バロム1に変身を遂げた。『出来たぞ!』 バロム1の超能力を試すふたり。左目に猛、右目に健太郎の席がある。考えるのは健太郎、身体を動かすのは猛が担当。まるで昭和の演芸人、海老一染ノ助染太郎みたいである!

フランケルゲは発電所へ行って電力を吸収し、様子を見に来た電力会社の社員を、放電攻撃一撃で消滅させてしまった。

一方、木戸刑事は病院へ運ばれ一命を取り留めたものの、拳銃を取られたショックで瀕死の状態にいた。猛はピストルを取り返すためにバロム1になってほしいと健太郎に頼むが、個人的事情ではバロム1になりたくないと健太郎は断る。

ふたりの意見が別れ、互いを思いやる心が無くなったこの瞬間、友情のエネルギーはゼロになってしまった。入院中の木戸刑事のもとに医者に化けた黒里が現れ、フランケルゲに変身して木戸刑事と猛を襲った。

逃げる猛は工事中のマンションに追い詰められるが、健太郎が現れバロム1に変身しようと腕を組む。が、バロム1に変身出来ない。友情のエネルギーがゼロだからだ。ふたりは後悔した。
『こんなことになってごめん、健太郎』

『ボクも悪かったよ』

この瞬間、熱い友情のエネルギーがふたりに走った。追い込まれて地上へ突き落される二人は、必死に腕を組んだ。バローム!『変身できたぞ!』アントマン達が襲いかかってくる。白黒アントマンが普通だが、カラーアントマンがひとりいる。

隊長かな?アントマン達を蹴散らして、フランケルゲと対峙する。車の中には木戸刑事が捕まっている。車で逃げるフランケルゲをマッハロッドで追うバロム1。フランケルゲの放電攻撃を受け、ひるむバロム1。

だが電気を受け付けないバロム1の身体だ、すぐ反撃のパンチを繰り出すバロム1。ふたりが飛んで、空中からの背負い投げを受け地面に叩きつけられたフランケルゲは、大爆発をおこして死んだ。消滅したフランケルゲの近くに、盗まれた拳銃が落ちていた。『お父さんのだ!』

猛の顔がほころんだ。 (おわり)


★★★★★★★★★★★★
子供二人が大人と戦うという設定には、正直かなり無理があるなと思う。アントマン達は弱すぎだし、怪人も抜けたとこがある。
アントマンの左腕には剣のようなものが縛り付けられているが、あれはバロム1と戦う時に外して武器にするようだ。

超人バロム・1 (2) [バロム1・ドラマ]

~バロムとは正義と友情のエネルギーをいい、ドルゲとは地球の平和を乱す悪をいう~
《第7話 変化魔人(へんげまじん)アンゴルゲ》
原作;さいとうたかを さいとうプロ
脚本;伊上勝
監督;折田至


◆悪のエージェント・魔人ドルゲが送りこんだ次の怪人は、深海にすむ醜い魚アンコウの細胞から作ったアンゴルゲだ。木戸猛と白鳥健太郎の小学校には、“えこひいき”の激しい先生がいた。佐野先生は、いつもクラスの後藤君ばかりを“えこひいき”していた。

アンコウとあだ名されている佐野先生は、勉強のできない?木戸猛を目の仇のように扱っていた。後藤君は、テストの成績ではいつも健太郎には勝てない。えこひいきをする佐野先生は、野球をしてボールを追いかけている健太郎の足をわざとひっかけたりするのであった。

そんな汚い、えこひいきの心を持つアンコウ先生・佐野が、ドルゲに狙われた。ある時ドルゲは佐野先生を誘拐し、ドルゲ細胞を注射して変化魔人アンゴルゲに改造してしまった。

その頃世界的に有名なドルゲ財閥のミスタードルゲが、優秀な子供達を立派な人間に育てるための外国留学生選抜をする方針を打ち出していた。ドルゲには二つの顔がある。悪のエージェントという本当の顔と、ドルゲ財閥のミスタードルゲという善人の顔だ。

ミスタードルゲの命令を受けて、猛と健太郎の小学校の選抜を担当している佐野先生は、後藤君と山崎君を選抜した。この二人は、日頃から猛と健太郎に勝てないナンバー2だった。そんな二人の負けず嫌いの気持ちを、アンゴルゲである佐野先生は利用しようと考えた。

選抜留学生は、全員ホテルに呼び出されていた。最後に呼ばれた後藤と山崎は佐野と一緒にホテルのエレベーターに乗って地下へと降りていく。そしてそのまま、地下深くドルゲ魔人のいるドルゲ洞へと連れて行かれてしまう。

ドルゲ洞で佐野先生は魔人アンゴルゲに変身すると、頭に付いている提灯のような触手から光を発して、二人に催眠をかけてしまう。そしてバロム・1の人間体である猛と健太郎を抹殺するよう、命令を下した。

健太郎は新聞記者の父に頼まれて、留学生に決まった後藤君と山崎君の話を聞いてくるように言われていた。後藤家へ一緒に行こうと誘われる猛だったが、あの二人のことを気に入らない猛は、一人で行くよう健太郎に言う。

仕方なく一人で後藤家に向かった健太郎の目の前で、佐野先生がアンゴルゲに変身して襲ってきた。健太郎ひとりでは、バロム・1になれない。アントマンとアンゴルゲに囲まれた健太郎は捕まり、ドルゲ洞に連れて行かれようとしていた。

その頃猛は、叔父の松五郎と柔道の練習をしていた。ボップが健太郎の危機を知らせて鳴動しているが、猛は気づかない。ボップの鳴動にようやく気付いた猛は、急いで後藤家へ向かう。

その途中でアンゴルゲたちに連行されていく健太郎を発見すると、スキをついて健太郎と猛は腕を組んだ。
『エイ、ヤー、バローム・クロス!』

バロム・1に変身した二人は、アントマン達を蹴散らし、アンゴルゲに立ち向かう。アンゴルゲは頭からぶら下がった提灯のような触手から強力な光を発した。催眠光を浴びたバロム・1は、身体に力が入らない。

背後に回り込んで攻撃すると、アンゴルゲはひるんで逃げていった。ホテルの駐車場にアンコウのマークが付いたドルゲ・カーが止まっている。中を見ると後藤と山崎が意識を失って眠っていた。健太郎は後藤を、猛は山崎をそれぞれ背負い、連れ帰ろうとした。

が、これはアンゴルゲのワナであった。アントマンが二人を取り囲んで、行く手をさえぎる。バロム・クロスをしようとすると、背負われた二人は目を覚まして猛と健太郎を羽交い絞めにした。

すると佐野先生が現れて命令を下す。
『後藤、山崎、その手を離してはいけない』

佐野はアンゴルゲに変身して、猛と健太郎に襲いかかろうとした。猛はバカ力で山崎を引き離して、健太郎に飛びついた。
『バローム・クロス!』

車で逃げるアンゴルゲを、マッハロッドで追う。海岸の岩場へ追い込むと、アンゴルゲとの一騎打ちだ。触手を光らせて催眠光を発するが、今度はシャッターのように目を閉じて、それを防ぐ。

バロム・ブレイクで体当たりをして弱らせると、バロム爆弾パンチをお見舞いして投げ上げると岩場へ激突した。すると、アンゴルゲの姿がみるみる佐野先生に戻って行く。気が付いた佐野先生は、人が変わったように良い人間になっていた。

アンゴルゲの死と共に、悪い心も消えたのだった。
『ドルゲもたまには、いいことをするな!』
健太郎はそう言って、猛に笑いかけた。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回はバロム・1から猛と健太郎の姿に戻る過程が映像化されていた。『バ・ローム』の両手を上げる姿勢から、両腕を前でクロスさせて下を向くと、レンズがそのクロスした両手にズームインする。十字に光が光ってカメラがズームアウトすると、猛と健太郎が腕をクロスした姿になっている。

これもなかなかいい感じに仕上がっていると思う。佐野先生からアンゴルゲに変身する過程は、アニメーションである。先生の顔に赤い斑点が増えていき、顔を覆うとアンゴルゲに形が整うという感じだ。低予算の中で、上手い合成になっていると思う。

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