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マグマ大使VSスペクトルマン(2) ~ピープロの特撮は、悪役が主役! [スペクトルマン]

悪役が主役という異色の特撮番組、それがスペクトルマンだ。『猿の惑星』という映画が話題を独占していた当時、うしおそうじはこの映画に着想を得た『宇宙猿人ゴリ』という悪役を生み出した。祖国を追放された宇宙人が地球侵略をもくろむという企画はフジテレビの編成局長の目に留まり、ここに約3年ぶりにピープロ制作による特撮番組がスタートすることとなった。ゴーサインが出てから第一話放送日まで1か月も無かったという、超強行スケジュールであったという。

タイトル変更については、テレビ局との話し合いによって『宇宙猿人ゴリ』→『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』→『スペクトルマン』と、移り変わっていった。だが最初のタイトルの宇宙猿人ゴリの設定は、公害によって人間が美しい地球をダメにしていくのを見て、その地球を救うために出てきたのがゴリだった。ところがスペクトルマンというヒーローが現れると、ゴリが悪役になってしまったという。いつの時代もヒーローを求めるという子供たちの想いが、タイトル変更に反映された形だった。それでは、主役・蒲生譲二役の成川哲夫氏(故人)のインタビューをどうぞ。


アナウンサー;
「タイトルについて、どう思いますか」

成川;
「脚本を読んでみるとスペクトルマンが主役なのに、悪役のゴリが題名なのが不思議ではありましたね、私本人はね。でもね、ゴリを非常によく描いてますし、魅力のあるキャラクターだったから、(善と悪を)裏返してもよかったのかなとも思っていましたね、最初はね」

アナウンサー;
「特殊な設定については、どうですか」

成川;
「『ネビュラ71、変身願います』って言って、断られることもあるんです、まだ早いとか。また急に言われて変身しろとか。自分の意志で変身したり元の姿に戻ったりするんじゃなくて、上からの命令で変身するわけですね。また曇ってたりするとネビュラ遊星が見えなくて、交信できなくなっちゃうんですよ。そうすると変身もできなくなっちゃう。そういう意味では、非常に不思議な感じはしてましたね。

アナウンサー;
「スペクトルマンとは、なんですか?」

成川;
「まぁ、ボクの青春だと思ってますね。丁度若い時期にやりましたし、その当時結婚もしましたしね。やっぱり一番印象に残ってますから、私の青春そのものだったって気はします」


成川哲夫氏はスペクトルマン終了後も俳優活動をしていたが、師事していた空手の師範が死去し、指導者として道場を引き継ぐ形となったため、俳優業を引退。のちに国際空手道連盟玄制流成道会を発足。成道会の会長・師範として尽力したが、2010年1月、病気のため死去。享年66歳であった。筆者は成川氏が他界したことを当時は知らず、もっと後になってから、何かの特撮関連本を立ち読みしていて知った。スペクトルマン主演以降は、怪傑ライオン丸、仮面ライダー、ロボット刑事、ウルトラマンレオなどの特撮番組にゲスト出演している。

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