So-net無料ブログ作成
検索選択
アニソン歌手 ブログトップ

水木一郎の雄叫び(シャウト)! ~アニソン&ヒーローソングは世界を救う! [アニソン歌手]

今回はヒーロー本人ではなく、ヒーローソングを歌う人の話を取り上げようと思う。
アニソン界のキング。言わずと知れた『水木一郎』兄貴の登場である。デビュー曲は1968年の『君にささげる僕の歌』。いわゆる歌謡曲である。いい声だなぁと思う。初めて歌ったアニメソングは、1971年の『原始少年リュウが行く』。その翌年に『マジンガーZ』でシャウトし、水木一郎伝説が始まる。今や持ち歌は、なんと1200曲。中でもロボットアニメの金字塔としても有名なマジンガーZは、漫画はカッコイイし歌はノリノリだしで、当時小学生だった筆者はとても夢中になったものだ。オジサンになった今でも、カラオケで歌うことがあるくらい好きな曲である。作詞は東文彦氏、作曲は渡辺宙明先生。70~80年代のアニソン・ヒーローソングは、渡辺宙明先生と菊池俊輔先生の2大巨匠がそのほとんどを作曲していると言っていい。筆者はつくづく思う、いい時代に子供から青年期を送ったんだなぁと。
では、座談会をお送りします。

A氏;
「ボクは水木さんのキャプテンハーロックの歌が大好きなんですけど、この曲を聴きながら遠い宇宙に思いを馳せるんですけど。特に最後の『命を捨てて 俺は生きる』って、小学生の時からどういうことだろうなって思ってたんですけど、最近大人になってそれが解ってきたように思います」

水木;
「ボクは未だにそうですけども、レコーディングスタジオでマイクに向かって歌っているんですけれども、ボクの気持ちはテレビの前に座っている子供たちをめがけて、歌うんですね。だから彼のように言われると、ああ、ボクの歌い方は、間違いじゃなかったと感じますね」

A氏;
「(メッセージが)しっかり届いてます(笑)」

B氏;
「私はメカンダーロボの『トライアタック!メカンダーロボ』が好きなんですが、この歌の歌いだしで、水木さんがトライアタックっていうシャウトで始まるんですが、主役の神谷明さんがこの水木さんを参考にして、本編の中で叫んでるんです」

水木;
「神谷明君が、『ねぇねぇ、トライアタックってどうやってやればいいんですか?』って聞くんで、(右手で前方を指さして、大声で)『トライ ア ターァッ ク』って、タの部分に舌を使って遠くに飛ばすように、『タァーッ ク』ってやればいいですヨって言ったら、彼がそれをマネして、ウン、やったみたいですよ・・・」

(周りの人達が大笑い。すぐ隣で堀江美都子さんが、耳が痛そうにしていた(笑))

C氏;
「侍ジャイアンツの歌が好きです。水木さんってものすごく歌が上手なのに、この歌は上手に聞こえないというか・・・(笑)。この歌は歌詞を聴いていただければわかるんですが、主人公の番場蛮が荒くれ者で不良っぽいイメージなんで、番場蛮の気持ちになって歌うとこういう歌い方になるのかなと、ずーっと思ってました」

水木;
「そのとおりですね。番場蛮は威張ったやつが大嫌いですから。今聞くとそれほどでもないけど、レコーディングの時は、『ジャーイ アンツ』って所をつぶして歌ってるつもりだったけど。そういうイメージを持って歌ってましたね。俺はアニメソングを歌うために、たぶん生まれてきたんだと思うのね。自分が好きなんですよ、そうやっていろんな人を演じていくことが。それが楽しいの。それまでバカ話しててもイントロが出てくると、そのキャラクターというかその歌にスーッと自然に入っていけるの」

D氏(作曲家);
「私が水木さんの歌を作曲するとしたら、シャウトはするものだと決めてですね、音符は書かない(笑)。このシャウトには、実は音程があって、水木さんはそれをしたたかに計算なさっている。コンバトラーVの歌で、最後のシャウトは、本来の音符の音(ミ)よりも5度上のシでシャウトしてる。《我らの 我らの コンバトラーブイ》これは初めから計算されてやったんですか?」

水木;
「これ計算して無かったってことは、俺って天才なのかな!?(笑)」

C氏;
「兄貴の雄叫びの誕生は、いつなんですか?」

水木;
「それはね、超人バロム1なんですよ。あの、あれはね、『マッハロッドで ブロロロ ブロロロ ブロロロ』 メロディでは、最後のブロロロは下がるんですよ。そこをディレクターの方が、『水木君、そこ外してくんないかなぁ』って言われたんで、あれは3度上に外したんです。ホントボクね、雄叫び、悩んだんだから。あの擬音をどうやって歌おうかって。歌詞が付いている中で、どうやって外していこうかって・・・」

B氏;
「そもそも擬音だけの歌って無かったんですよ。バロム1は『さいとう・たかを』さんの原作で、一番有名なのが、ゴルゴ13のライターを付ける音;『シュボッ』とかね。で、プロデューサーの平山亨という人が、あの擬音を何とか歌詞に反映させたいというので、書いたのが『ぼくらのバロム1 作詞;八手三郎』。最初は全部擬音の詞だったそうですが、作曲家の菊池俊輔先生が、それじゃあんまりというんで、マッハロッドとかの言葉を入れたらしいんです」

水木;
「歌ってる僕が質問するのは失礼かもしれませんが、あのブロロロってのは、マッハロッドのエンジン音だと思っていたんですが合ってますか?」

B氏;
「そうでしょうね。(笑)」

C氏;
「ええっ?、今確認されたんですか?(笑)」


★★★★★★★★★★★★
バロム1は、前にも書いたように筆者のお気に入りヒーローだったが、ある事情から打ち切りが決まったという、残念な番組であった。でもこのバロム1が無ければ、雄叫びの水木節は生まれてなかったかもしれない。バロム1とミスタードルゲ、アントマン達にも、感謝!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ささきいさおはアニソン界の大王! ~ヤマトが映画界と歌謡界を変えた! [アニソン歌手]

アニメソング・ヒーローソングを歌う人は今ではたくさんいるが、巨匠と言われるのは二人しかいない。以前取り上げた『水木一郎』氏と双璧をなすこの方、『ささきいさお』氏だ。今ではアニソン界の大王と呼ばれている。
デビューは1960年『本命はお前だ』というプレスリーのカバー曲。雰囲気が似ていることから、和製プレスリーと呼ばれていた。声優としてアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』にコンドルのジョー役でレギュラー出演。ガッチャマンの打ち上げの宴席でカラオケを唄いこなしたことが評判になり、翌1973年『新造人間キャシャーン』の主題歌担当に抜擢され、アニソン歌手『ささきいさお』がデビューした。以降はご存じのとおり、数々のアニメ・特撮作品の主題歌を歌い、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999が一世を風靡し、ミリオンセラーを記録した。その後も歌手業だけではなく、舞台俳優や声優はもちろん、ナレーター、洋画の吹き替えなど多彩な活躍をしている。
では、座談会をどうぞ。


A氏;
「ヒーローソングを専門に歌う歌手の存在が、70年代になって大きくクローズアップされてきたんです」

司会;
「それでは『新造人間キャシャーン』の主題歌『たたかえ!キャシャーン』を歌っていただきましょう。歌は『ささきいさお』さんでーす」

《ささき氏登場し、キャシャーンを歌う》
ささき氏;
「ぼく、昔ロカビリーやってたんですよ。エルビス・プレスリーが好きでね。その頃は歌が下手くそでね、歌謡曲やっても売れなくて(笑)。そのうち役者の仕事も無くなってきてね、悪い役ばっかりになって。子供がちょうど幼稚園くらいでね、悪い役やると幼稚園でイジメられてくるんです、『お前のオヤジ、昨日人殺して捕まったろ!』って(笑)。で、ぼくも『これじゃ、いけないなぁ』と思ってね。芸能界で長く生きていくためには、実力を付けていかないとダメだなと思って。発声とかいろんなことを、基礎から勉強し直したんですよ。で、やっと声もちゃんと出るようになったかなと思った頃に、このアニメの仕事が来たんで、すごくラッキーだったんですよ」

《ここでA氏・B氏に、ささきいさお氏の歌の中から好きな曲を選んでもらうことになり・・・》
A氏;
「ボクは銀河鉄道999が大好きなんですけども。とっても素晴らしいですね、哀愁のあるメロディーで」

ささき氏;
「平尾昌晃さんの曲を青木(望)さんがアレンジされたんです。平尾さんって、結構あまい歌を作るんですよね」

B氏;
「私はちょっとマイナーですけども、ジャッカー電撃隊のエンディング(♪いつか、花は咲くだろう)が」

ささき氏;
「あの、これはね、特に思い出があるのは、ゴレンジャーの次に出た番組なんですよね。ゴレンジャー(の歌)は結構パンチを効かしたんで、ジャッカーの時は(渡辺)宙明先生と相談して、これはセクシーにしようと。(バックにジャッカー電撃隊主題歌のセクシーっぽい部分が流れて)そのエンディングだから、これもセクシーでいこうと。僕はエルビスが好きなんで、エルビスっぽく歌ったんです。あんまり子供用の歌にしないで、大人っぽくしようと。だからだんだんゲッターロボ以降は、子供を意識しないで一つの作品にしちゃおうよっていうふうになって・・・」

A氏;
「子供って不思議なもので、子ども扱いすると反発するんですよ。この歌を何とか歌ってやろうと背伸びするんですよ」

司会;
「ささきさんと言えば、やっぱりヤマトですね」

A氏;
「ヒーローソングの歴史なんてものじゃなくて、日本の文化そのものを塗り替えてしまった歌。それがヤマトですね。普通に歌謡曲やポップスを聞く人達が、アニメの主題歌にも押し寄せたという文化現象になったんですよ。それで堂々と、『僕たちはアニメソング・ヒーローソングが好きです』と言えるようになった。NHKでもアニメが放送されるようになったのも、この『宇宙戦艦ヤマト』があったからなんです」

《宇宙戦艦ヤマトのイントロが流れ、ささきいさお氏、ヤマトを歌う》

ささき氏;
「いやぁ、この歌は歌うたびに緊張します。音域が広いのと、表現が荒っぽいようで細かいんですよ。それでスタジオでレコーディングする時に、作曲家とかプロデューサーにいろんなことを言われてるんで、それを思い出して緊張するんです。もう汗びっしょりです」

司会;
「注文が、細かかったんですか?」

ささき氏;
「これはね、珍しく音楽にうるさいプロデューサーで、突然僕んところに譜面送ってきて。それを見て、『阿久悠作詞、宮川泰作曲』って書いてある。え、こんな大先生の作った歌を、俺歌うの?みたいなね。で、勉強してたのね。そしたら送ってきた譜面、違ってたの。ヤマトってCm(シーマイナー)の曲なんだけど、譜面が違ってたから、練習しててなんか曲調がおかしくてね(笑)。それでレコーディングの日にカラオケで合わせましょうって聞いたら、全然違う(笑)。プロデューサーが来る前に全部練習し直しですよ(笑)。それでプロデューサーに呼ばれて、『佐々木、この歌はな、哀愁を込めて。男のロマンだぞ。』っていうわけ。そしたら宮川先生が追っかけて来て、『プロデューサーが何言ってもな、この歌は元気よく、勇ましく!』って。どっちなのよ~(笑)」


★★★★★★★★★★★★
宇宙戦艦ヤマト・ブームは、すごかった。テレビ版をまとめた映画とオリジナル映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の両方とも見に行ったが、立ち見も一杯で、まるで真っ暗な満員電車内で映画を見ているようだった。とにかく、凄かったのである。特に『さらば・・・』はあれを観た誰もが感動したと思う。しかしこの後、これに味を占めたプロデューサーは、ヤマトを何の脈絡もなく復活させてしまい、大ヒンシュクを買ったのであった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
アニソン歌手 ブログトップ