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インドの山奥で修業した男!レインボーマン(3)~キャッツアイ作戦編~ [レインボーマン・ドラマ]

第3話《レインボー・ダッシュ7》

原作;川内康範
脚本;伊東恒久
特殊技術;有川貞昌
監督;長野 卓

インドで1年間の修行を終えレインボーマンとなったヤマトタケシは、ついに日本へ戻ってきた。久しぶりの日本に、ぶらぶら歩いていたタケシは、途中インチキレスリングを主催しているカリモスの道場で、レスキの正造を見かける。

強い日本人を破格の金額でレスラーとして雇い、マカオへ送りこもうとするカリモスは、この試合で多くのレスラーを血祭りにあげてきた。

あまりの悪質な手口にレスキの正造は文句をいうが、逆にノックダウンされてしまう。それを見ていたタケシはリングに立つ。ボロボロの服にざんばら髪のタケシは、カリモスの雇った三人のレスラーたちをなぎ倒し、レスキの正造を助けだす。

タケシはインドへ立つ前まで、プロレスラーになる夢を抱いて、このレスキの正造が主催する道場で修業をしていたのだった。

なんとしてもこの強いタケシをマカオへ送りたいカリモスは、汚い手段を使ってでもタケシを雇う気でいた。どうしてそうまでして、カリモスはタケシを雇おうとするのか?

タケシの実家は小料理屋をしている。タケシはようやく、心安らぐ場所に帰ってきた。心配している母・たみに、あいさつするタケシ。
『ただいま、かあちゃん。心配かけてごめんよ』

妹・みゆきが学校から帰ってきた。涙して抱き合って喜ぶみゆきとタケシ。家族だんらんの時が来た。ガソリンスタンドを経営する先輩の堀田の所へも、あいさつに行くタケシ。

『今朝、帰ってきたんです』
『ダイバ老人には会えたのか?』

1年間修行をしてきたこと、プロレスラーになる夢はあきらめたことを告げるタケシだった。一方、正造の娘・淑江が経営する保育園・どんぐり園を手放さなければならない危機が目の前に迫っていた。父・正造が借金300万円の保証人になっていたのだ。

借金を回収しにきたヤッパの鉄とその仲間が正造と娘・淑江に迫ってきたその時、タケシが現れてヤッパの鉄らを追い払った。レスラーの件で気が済まないカリモスは、ヤッパの鉄らに汚い手を使ってタケシに復讐することを提案する。

淑江を人質にしてタケシを車に乗せると、カリモスの殺人レスラーたちが待つ埠頭へいく、ヤッパの鉄たち。三人の殺人レスラー達は、タケシを痛めつけてからロープで縛り、車でひいてしまおうとする。

タケシは、仕方なくレインボーマンに化身してロープから脱出し、レインボーフラッシュで突進してくる車を破壊し炎上させる。ダッシュ3に化身して火を消し、淑江を救出する。翌日カリモスの所へ行き問い詰めるタケシに、カリモスはマカオで賭け試合をやることを告げる。

5万ドルの賞金、日本円にすれば1500万円を出すという。オヤジさん(正造)の借金を返し、妹の足の手術代を出してもまだ余る額だ。タケシはこの金額につられて、マカオの賭け試合に契約してしまう。

止めたはずのレスラーの道に再び足を踏み入れてしまったことに、心を暗くするタケシ。カリモスは勇んでマカオに電話で報告する。
『素晴らしい獲物を見つけましたよ、ミスターK!ハハハハ』     (つづく)


★★★★★★★★★★★★
レスキの正造のレスキとは、「レスリング気ちがい」の事である。気が違うほどのレスリング好きという意味である。レスキの正造のフルネームは水野正造、娘は水野淑江である。チンピラのヤッパの鉄は、今は敵対しているが、やがて味方になる。

この時代、1ドル=300円だったことが分かる。超円安だったんだね。固定相場制から変動相場制へと変わったすぐあとの頃の話だったんだね。ちなみに固定相場制とは、1ドルを360円の為替相場に固定していた時代のことをいう。

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インドの山奥で修業した男!レインボーマン(4)~キャッツアイ作戦編~ [レインボーマン・ドラマ]

第4話《マカオの殺人ショウ》

原作;川内康範
脚本;伊東恒久
特殊技術;有川貞昌
監督;山田 健

ヤマトタケシは、妹・みゆきの足の手術代とどんぐり園が抱える借金を返済してもまだ余りある5万ドルという賞金を手に入れるために、マカオで行われる賭け試合に出場することに決めた。

今タケシは、プロモーターのカリモスと共に、飛行機の中にいた。しかし、このマカオの賭け試合には身も凍るような恐怖のワナが待っていることを、タケシは知らなかった。

同じ頃、マカオの秘密の場所では、地下組織の秘密会議が開かれていた。死ね死ね団と呼ばれる、黄色人種の中でも特に日本人を忌み嫌う秘密組織であった。彼らは日本国を潰し、日本人を根絶やしにするためには、何でもやる組織だ。

彼らのリーダーは、サングラスに白髪の男、ミスターK。国籍・年齢不詳のこの男が、死ね死ね団のボスである。日本人皆殺し作戦を実行するために、人間を凶暴化させる薬・キャッツアイを使った「キャッツアイ作戦」の開始を、ミスターKはメンバーへ明言した。

マカオで行う賭け試合は、キャッツアイを実験するためのものだ。タケシは、カリモスに騙されていたのだった。まだ試合には時間があるからと、タケシに街中の見物を勧めるカリモス。

タケシは街中をぶらぶらしている途中で、チンピラに襲われている娘・サクラとその弟・ロコを助ける。命を助けられたふたりはタケシに恩を感じ、同じ日本人として心を通い合わせる。タケシは、このふたりからマカオで行われている殺人ショウのウワサを聞く。

謎の秘密組織がその殺人ショウを行っているらしいことを、サクラは話してくれた。ロコは、カリモスの評判の悪さをよく知っており、タケシがカリモスの車で出かけていく所を目撃したロコは、姉のサクラと共にタケシの後を追う。

ホテルに着き、試合前の食事でカリモスがタケシの酒グラスの中にキャッツアイを入れるのを目撃したロコ。乾杯の合図でそれを飲もうとするタケシのグラスを、パチンコで狙って壊してしまう。タケシはグラスを割ったパチンコ玉を見て、ロコの仕業だと気付く。

キャッツアイを飲ませることができなかったタケシを、仕方なくそのまま試合会場へ車で連れて行くカリモス。一方、秘密の場所で行われる殺人ショウは、鉄の柵で囲ったリングというデスマッチ形式で、中にはすでに凶暴化した黒人レスラー・バッファローがいた。

彼は、キャッツアイを飲ませられていたのだ。この「死のショウ」は、キャッツアイ作戦の実験だったのだ。そしてリングの周りには、酒を飲みながらこの試合を眺めている白髪でサングラスの紳士と、マスクを被った男たちがいた。

タケシは目隠しをされてここへ連れてこられ、檻の中に入れられた。目隠しを取ったタケシの視界に入ったものは、異常に興奮したバッファローと鉄柵の外にいる謎の男たちの姿だった。
『これが死のショウか! それにあの男たちは、一体何者なんだ?!』 

そう思う間もなく、タケシに襲いかかるバッファロー。応戦するタケシ。ふたりの力が拮抗していたため、白髪の男・ミスターKは武器をやるように指示を出した。先の尖った武器がリング内に入れられ、バッファローに取られた武器で怪我をするタケシ。

しかもタケシの足には鎖がつながれ、自由がきかず絶体絶命のタケシ。カリモスの車のトランクに隠れてこの会場へ来たロコとサクラ。ロコは天井からパチンコでバッファローの腕を狙って、タケシの危機を救う。

タケシの首を絞めにかかったバッファローは、しかし次の瞬間、バタッと倒れてしまう。薬が切れてしまい意識を失ったのだ。
『しまった!薬が切れたか・・・』

ミスターKは仕方なく実験の中止を宣言し、タケシを殺す指示を出して席を立とうとした。タケシはこのチャンスに、レインボーマンに化身する。驚くミスターK達。仮面の男たちは一斉にレインボーマンに向け銃を撃つが、バリアで銃弾を弾き飛ばすレインボーマン。

驚くミスターK達は、カリモスに後の処置をすべて任せて姿を消してしまう。カリモスは鉄柵に高圧電流を流して黒焦げにする作戦を取るが、空中に静止したレインボーマンはダッシュ2に化身して、火炎の術で柵を破り脱出に成功する。

タケシは逃げるカリモスに追いつき、謎の連中の正体をたずねるが、口封じのためにカリモスは銃で殺されてしまう。タケシを助けてくれたロコが、秘密組織に捕らえられてしまった。

急いでレインボーマンに化身してロコを助けたいタケシだったが、ヨガの眠りが襲ってきて猛烈に眠い。レインボーマンの活動エネルギーは、今ここに尽きてしまっていた。   (つづく)


★★★★★★★★★★★★
サクラとロコの父は新聞記者で、地下組織の尻尾を掴みかけて殺されてしまったという告白がされる。タケシの父が、そのサクラの父と一緒にいたような気がするという話を聞き、タケシはこの賭け試合に行くことを決意する。

ひょっとしたら、このマカオの殺人ショウに父・一郎が関わっているかもしれないと思ったのだ。この回でタケシの父が新聞記者で、東南アジアへ取材中に行方不明になったことが語られる。
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