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帰ってきたウルトラマン(6) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/アーストロンの巻 [新マン座談会・1]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、司会の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。第三弾は恐竜型怪獣の代表格アーストロン他3匹の怪獣が暴れまくる第1話『 怪獣総進撃』です。

◆異常気象により、怪獣たちが一斉に目を覚ました。東京湾ではタッコングとザザーンが戦っていたが、その争いに巻き込まれたカーレーサー志望の郷秀樹は、子供の命と引き替えに自分の命を落としてしまう。その様子を見ていたウルトラマンは、郷秀樹に自分の命を預けて地球に留まることを決心する。ウルトラマンの超能力でいち早く怪獣出現を知った郷秀樹は、すぐに行動を起こした・・・

脚本;上原正三
監督;本多猪四郎
特殊技術;高野宏一


★★★★★★★★★★★★

司会;
「(テーマ曲が流れて)やっぱりいいですよね~。ウルトラマン『菊池英一』というテロップ。当時ボクが子供でも、ここできくちさんがウルトラマンをやってると解ったんです。憧れました。第一話のクオリティの高さは、さすが本多猪四郎監督、今見てもカッコイイ」

きくち氏;
「ビックリしました。今見返しても手前みそながら、迫力ありますね」
司会;
「スタッフの、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』を超えようという意欲が画面に出てます」

《郷秀樹の死体とウルトラマンが一体化する》
きくち氏;
「郷秀樹との合体シーンか。この合体で前に倒れる時に、どうしても手をついてしまうんですよ。監督の注文は、手を脇に付けたまま前に倒れろってことだったけど、うまくいかなかった。この時のウルトラマンの声をやらせてくれと頼んだんですが、だめだったなー」

司会;
「どうしてですかねー、*国分さんっていう声優さんがやられてましたが。きくちさんは、中でしゃべってましたか?」
*国分さん→筆者の調査では、ウルトラマンの声を担当したのは「谷津勲」氏である

きくち氏;
「ええ、しゃべってました。やっぱり役者ですからね」

司会;
「このアーストロン以降、怪獣はほとんどきくちさんの大学の後輩の遠矢孝信さんが演じてらしたんですね?」

きくち氏;
「このアーストロンとの格闘は、全部撮り直ししたんですよね。ウルトラマンのデザインが変更になって。全く同じ殺陣で、もう一回やったわけです」

司会;
「正直、ムッとしましたか?」

きくち氏;
「そりゃあ、しましたよ(笑)」

司会;
「それだけ、いつも気合が入った殺陣をしてるってことですよね。しかしこのアーストロンって、実にいいデザインしてますよね」

きくち氏;
「本当、そうですね」


◆◆◆怪獣役者;遠矢孝信氏の証言◆◆◆

アーストロンには最初うちの若いヤツが入っていて、それを本多猪四郎監督さんが見ていらしたんです。それでどうも動きがよくないってことになった。それでボクはタッコングとスケジュールがダブらないんで、アーストロンも演じることになったんです。

そしたら、こりゃスゴイって誉められましたよ。その時は動きなんて何にもわからないんですけど、やたら動いたことが評価されたんでしょう。ボクは出来上がった怪獣を、見たイメージで動きを考えるんです。それを高野・佐川両特技監督は認めてくれてたんです。だからかなりひょうきんな怪獣もあった。飛び上がったり、あぐらをかいたりとかね。


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
第一話はお祭り騒ぎのように、怪獣が三体も出てくる。ザザーンはすぐに倒されてしまうが、子供にとってはたくさんの怪獣を見られるだけで、うれしいものだ。アーストロンとゴーストロンは兄弟か?というような質問があったように思う。

演じていた方が同じだということが分っただけでも、筆者はうれしい。ところで、筆者は2匹は親戚同士だと思う。理由は肌つやが全然違うから・・かな(笑)。2匹の関係、皆さんはどう思われますか?
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帰ってきたウルトラマン(7) ~座談会;振り返ってみたウルトラマン/タッコングの巻 [新マン座談会・1]

ウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏が、司会の某映画監督とふたりでビデオを見て、当時の記憶を思い出しながら各話のエピソードを語るシリーズ。第四弾はツインテールと同様に数ある怪獣の中でもシルエットが珍しいタッコングのエピソード、第2話『タッゴング大逆襲』です。

◆MATに入隊した郷秀樹は、ウルトラマンの超能力を過信して勝手な行動をとり、怪獣を逃がしてしまう。坂田自動車工場にさえも居場所がなくなった郷は、やがて自分が全力を尽くした時に初めてウルトラマンになれることを悟る。再び石油コンビナートにタッコングが現れると、郷は全力で立ち向かっていった・・・

脚本;上原正三
監督;本多猪四郎
特殊技術;高野宏一


★★★★★★★★★★★★

司会;
「第二話のセットも派手で、劇場映画並みのスケールですね」
きくち氏;
「これは東宝の広い第一ステージ一杯に港を作って、やりました。第一話と第二話は同時に撮ってますんで、ぼくはウルトラマンと、ザザーンにも入ってたんですが、特撮の合間にすごいことがありましてね。

タッコングに入っている遠矢とプールに入って出番待ちをしていたら、照明のコードがプールの中に垂れていて電気が流れてたんです。もちろんふたりとも感電して、シビレちゃったんですよ。でもスタッフには、ぼくらがふざけて踊りを踊ってるように見えたらしいんです」

司会;
「それは、面白い(笑)」

きくち氏;
「『何ふざけてんだよ』って言って、助けてくれない。スーツの中から『助けてくれーッ』て必死に叫んで、やっと出してもらって。もう少し遅れてたら、ふたりともあの世行きでしたね」

司会;
「命がけの撮影だったんですね」

きくち氏;
「そうなんです」

司会;
「スペシウム光線の出し方が、少し変わりましたよね」

きくち氏;
「初代はすこし猫背でしゃがんでたのを、ぼくは手の構えを大きくして、背筋を伸ばしたんです」

司会;
「正直、ボクはこっちの方がカッコいいと思ってましたよ(笑)」

きくち氏;
「ありがとうございます(笑)」

司会;
「ウルトラマンが最後に飛んで帰っていく所は、どうやって撮ってるんですか?」

きくち氏;
「これがイヤでね。小さな板の上にぼくが乗って、6人で下から押し上げるんですが、タイミングがなかなか合わないんで難しいんですよ。何度落っこちたかなぁ。周りにトタン板の山がある所でやってましたから、一歩間違えば大怪我という状況だったんです」

司会;
「さっきのは、ちょっと左に傾きましたね(笑)。ただジャンプするのとは違うんですねぇ」

きくち氏;
「そうなんです。もう初代ウルトラマンの頃からずっとやってましたから、円谷プロだけの伝統ですよね。一度、上からロープでぶら下がって降りてくるのを逆回しで撮ったんですが、1回やったきりで不採用でした。あまりよくなかったんでしょうね。ウルトラマンの飛行シーンは、伝統芸能の世界なんです」


◆◆◆怪獣役者;遠矢孝信氏の証言◆◆◆

タッコングは姿が丸いんで、水が入ると重いんですよ。水から出てくると伸び切っちゃって、背中の部分にボクの頭の形が出ちゃうんです。形もだんだん変わってくるし、この怪獣は他の怪獣に比べて、安定が悪かったです。


★★★★★★★★★★★★
タッコングとかツインテールとか、新マンにはこれは素晴らしい(珍しい)形をしているなぁと思う怪獣がいる。池谷仙克(いけやのりよし)氏の作品だ。ウルトラセブンの途中で円谷プロを去った成田亨氏のあとを継いだ男、成田亨の後継者である。

ダリーから池谷氏が描いてるが、ダリーも宇宙細菌という今までに無かった怪獣であり、秀作だと思う。池谷氏は四足怪獣について、人間が入ると後足が前足より長くなるという点に考慮して、デザインに工夫を凝らしている。ちょっとしたことだが、こういった点が円谷作品を優れた物にしているのだろう。


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