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スーパーロボット レッドバロン(3)~ファイトレバー オン! [レッドバロン/デビラー編]

 ぼくらの地球は美しい
 鉄面党にゃ渡せない
 平和を愛する心には
 鉄面党が許せない
 
第3話『切り札はアンドロイドX』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
監督;高野宏一
特撮撮影;大岡新一

◆紅健一郎博士からレッドバロンを奪うことに失敗したデビラー総統は、世界征服の野望を遂げるためには、レッドバロンを鉄面党のものにしなければならないと考え、鉄面党の総力を挙げて造ったアンドロイドXを使って、「東京ビクトリー作戦」を展開するように女リーダーに命令を出した。

その頃、SSIのレーダーが怪電波を発する飛行物体をとらえていた。健、マリ、鉄也を使って探索していたところ、飛行物体が出現して健達に攻撃を仕掛けてきた。それは巨大ロボットの身体の一部分であり、そのロボットの正体は東南アジア連邦から出品されるはずだったアグンガルーダである。

健はアグンガルーダと戦うため、レッドバロンに出撃命令を出した。操縦席に入った健は、左手で手元のレバーを手前側に向けて引く。
『ファイトレバー オン!』

バロンパンチで先制攻撃し、バロンミサイルを撃ち込むと、アグンガルーダは身体を4つの部位、すなわち頭部、左右の腕、胸に分かれて、それぞれの部位が発射するマシンガンの連射攻撃で、レッドバロンはハチの巣のように被弾してしまう。

大郷チーフからの情報で、東京E地区から強力な怪電波が発信されていることが判明、どうやらそこからロボットを遠隔操作しているらしい。マリは発信源を突き止めるため、SSI専用武装車アイアンホークで探索を開始した。やがて、とある工事現場から怪電波が出ていることを突き止めたマリは、鉄也にその場所を連絡、大作と自転車刑事の熊野警部もそのあとを追う。

その工事現場は、アグンガルーダを遠隔操作するための鉄面党の秘密基地であった。すでにマリの侵入を察知した鉄面党基地では、工事現場のプレハブで、マリを待ち伏せしていた。マリは戦闘員たちに取り囲まれて危機一髪。そこに鉄也と大作が合流し、再び三人は鉄面党と戦いを始める。

だがどうした事か、鉄面党はその基地を放棄して逃げ出していくのだった。遠くに停めてある白い車に乗り込む女リーダーと白い背広の男。マリはそれを見かけてカメラのシャッターを切り、彼らの姿を写真に収めることに成功する。

レッドバロンはバロンミサイルを撃ち込むが、アグンガルーダは赤い煙幕を張って逃走する。敵ロボットを逃がしてしまい、残念そうにSSI基地に戻ってきた紅健。チーフから写真を見せられる健。

マリが撮った写真の1枚にある、敵の車に乗ろうとしている兄・健一郎の姿を見て、驚く健。
『アグンガルーダを遠隔操作していたわ!』
『健、おまえの兄さんは、あの時死んだんじゃなかったのか?』

健は見た。十字架に縛られた兄が自爆するのを、この目で見た。いや、そう見えた。再び兄の死をみた現場に行く健。その目の前に女が現れて、健に手紙を渡す。女は「東京ビクトリー作戦」をデビラーに命令された鉄面党のリーダーだったが、健はそのことを知らない。

「二人だけで話したい。迎えの車で来てくれ。健一郎」と、手紙には書いてあった。健は女と共に迎えの車に乗って、約束の場所へ行くことにした。心配になって後をつけていたマリが、その様子を見ていた。
『健か・・・』
『兄さん?』

それは確かに兄、健一郎だった。一瞬喜ぶ健。だが、何かが違うと感じる健。
『レッドバロンを俺に渡してくれないか。レッドバロンが無いと、おれは死刑になってしまうんだ』
『レッドバロンを渡してしまったら、何もかもおしまいなんだ!』

兄と弟の会見は、不首尾に終わる。あくまでもレッドバロンは渡さないという健。もはやこれまでと悟った鉄面党・女リーダーは、戦闘員に健を襲わせる。健が襲われているにもかかわらず、紅健一郎は女と共にその場を立ち去ってしまう。

一方、マリが後をつけていた為、健はSSIメンバーたちに助けられる。そこにアグンガルーダが出現して、SSIに襲いかかろうとしていた。レッドバロンを出撃させる健。空中戦が得意のアグンガルーダ。

本体から、頭部、左右の腕、胸を分離飛行させて、空中からマシンガン連射でレッドバロンに襲いかかってくる。そして分離していた部分をすぐに合体させると、今度は怪力で攻めてくる。地上のSSIは高射砲で応戦するが、相手の装甲はタフだ。

だが、健は気が付いた。アグンガルーダの胸の部分が分離飛行しているとき、本体の胸付近は無防備になって中が丸見えの状態なのである。そこにエレクトリッガーを撃ち込む健。大爆発をおこすアグンガルーダ。

勝利に酔う暇もなく、遠くから違うロボットが近づいてくる。日本が造った「飛龍」であった。操縦席には、紅健一郎が乗っているではないか。はたして健は、兄の乗るロボット「飛龍」とどう戦うつもりなのか。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
第三話のオープニングテーマからは、キャストとゲスト、スタッフの名前も、すべて横文字で統一して表示されている。やはりちょっと違和感を感じるもんね。はたして、アンドロイドXとは、何者か?

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スーパーロボット レッドバロン(4)~ファイトレバー オン! [レッドバロン/デビラー編]

 ぼくらの地球は美しい
 鉄面党にゃ渡せない
 平和を愛する心には
 鉄面党が許せない
 
第4話『必殺!フェニックス戦法』を取り上げます。

脚本;上原正三
音楽;ボブ佐久間
原案;渡辺一彦・斎藤汎司(日本テレビ) 
監督;高野宏一
特撮撮影;大岡新一

◆アグンガルーダに勝利した間もなく、日本が造ったロボット「飛龍」が出現した。夕陽の中に、レッドバロンと飛龍が対峙していた。しかも飛龍の操縦席には、死んだはずの兄・紅健一郎が乗っている。健は兄と対面した。確かにあれは兄だった。飛龍は、レッドバロンに攻撃をしてきた。

パンチの連打を浴びせる飛龍。必殺飛龍キックが炸裂し、成す術もなく倒れるレッドバロン。だが、兄思いの健は反撃できない。兄は鉄面党に操られていると、思いこんでいるからだ。飛龍に左腕をもぎ取られてしまったレッドバロン。飛龍はとどめを刺さずに去って行った。

格納庫に戻ったレッドバロンは、修理をして左腕は直した。だが戦闘回路に故障が生じて、戦うことができない。故障個所を発見するには、設計図で回路をチェックしていく必要があった。
『ボス、設計図なんて見たこともありません』
『そうか。兄さんは鉄面党の手に渡るのを恐れて、設計図を始末したのかもしれんな』

レッドバロンが戦闘不能になったことを知ったデビラーは、片っ端から人間をさらって、奴隷人間にする行動に出た。帰宅を急ぐサラリーマンを、愛をささやく恋人達を、家族だんらんの家庭を、鉄面党戦闘員が襲っては人をさらっていった。

自転車刑事と仲のいい小学生4人組が、鉄面党にさらわれてしまう。マイクロバスに乗せられた子供達を追う警部。だが自転車ではとても追いつかない。そこに紅健がスポーツカーで現れ、二人で追跡を開始する。今は使われていない工場に到着したマイクロバス。

子供たちはここで、1人ずつ奴隷人間に改造されようとしていた。健が乗り込んでいき、白衣を着た医者と看護婦の姿の鉄面党員を倒して、子供たちを助けだすことに成功する。だが熊野警部が捕まってしまい、脱出には失敗し万事休す。最初に奴隷人間にされることになった紅健。

ベッドに寝かされて、手術の道具を持ってくる白衣の看護婦。実はこの看護婦がマリだった。目で合図してタイミングを計り、反撃する健とマリ。SSIメンバーも到着して銃撃戦になるも、鉄面党の手から子供達を助けだすことに成功する。

レッドバロンが動かない今、SSIが出動すれば、それを倒そうと飛龍が出現することは予想できた。大郷チーフと鉄也はジープに乗って、襲い来る飛龍の攻撃をかわしながら、特殊なビデオカメラを使って色々な角度から飛龍を撮影した。

基地へ戻ってビデオカメラの映像を再生してみると、操縦者の紅健一郎が人間ではなく、アンドロイドである様子が映っていた。デビラーは紅健の兄思いの心の弱点を突いて、兄に瓜二つのアンドロイドXを造ったのだった。だが気付くのが遅く、鉄面党の思惑通り、レッドバロンは戦闘不能にされてしまった。設計図が無い今、レッドバロンはもう二度と動くことはないのだろうか。

健は、動かないレッドバロンに向かって話かける。
『兄さん。頼む、もう一度力を貸してくれ!』

すると、月光がレッドバロンに差し込んで、レッドバロンの両目から光線が出ると、その光線が設計図の場所を示したのだ。隠し金庫の中にレッドバロンの設計図があった。さぁ、これで戦闘回路の故障は修理できるぞ!

ふたたび飛龍と対戦する時が来た。相手がアンドロイドと判れば、兄の顔をしていても容赦はしない健。子供達が拉致され連れて行かれた場所の地下には、敵が要塞を建造している。地下要塞にバロンミサイルを撃ち込んで破壊しはじめると、地下から飛龍が出現した。

操縦席には、アンドロイド健一郎が乗っている。だが、もう躊躇せずに飛龍を攻撃する健。デビラーは不敵な笑い声を上げたあとに叫ぶ。
『アンドロイドXを見破って、安心するのはまだ早い。十万度の高熱に耐えてみろ!』

飛龍は、レッドバロンと組み合った態勢のまま動かない。すると、レッドバロンの両足付近の崖が開き、中からマジックハンドが出てレッドバロンの両足首をつかんで離さない。そのすぐ横の崖から火炎放射装置が出て、十万度の火炎をレッドバロンと飛龍に向けて放射し始めた。

健に脱出を促す大郷チーフ。だが脱出不可能、高熱でレッドバロンの操縦席にも熱さが襲ってきて、健は失神してしまう。すでに飛龍のボディは、高熱でドロドロに溶けて跡形もない。突然、火炎放射装置が大爆発をおこした。火炎放射装置が過熱して、装置自身の熱に耐えきれなくなったのだ。

だがレッドバロンは黒焦げになりながらも、どこも溶け落ちていなかった。スピーカーから自分の名前を呼ぶ声に気がつき、意識が戻る健。美しい夕陽を背にして立つレッドバロン。“生きている”ことを兄に感謝して、操縦席からメンバーたちに向かって手を振る健だった。 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
フェニックス戦法というサブタイトルではあるが、炎の中からよみがえったので、火の鳥にあやかってそう呼んだようである。それから、マリの看護婦さん姿が、超かわいいっすよ!
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