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ジャンボーグA(1)~ジャン ファイト! [ジャンボーグA・ドラマ]

地球の平和を守るため
遠い星から贈り物 ジャンボーグA
叫べナオキ ジャンファイト!
ヒーロー登場 ジャンボーグA

第1話『エメラルド星からの贈り物』を取り上げます。
 脚本;山浦弘靖  
 特殊技術;矢島信男
 音楽;菊池俊輔
 監督;黒田義之
 怪獣デザイン;米谷佳晃

◆大利根航空に勤める立花ナオキは、古いセスナ機1機で営業している社長一人社員一人の貧乏会社に勤める社員である。社長の伴野大作は元地球パトロール隊のOBで、頑固だが人情家であった。兄の立花信也は地球パトロール隊の隊長を務め、ナオキは兄嫁とその子・和也が住む家に居候させてもらっている身であった。

ある時、この平和な地球にグロース星人が侵略の魔の手を伸ばしてきた。ボールを二つ重ねたような宇宙船が奥多摩上空に出現、グロース星人・アンチゴーネは移動光線で地上に降りてくると、そこにいた1匹のトカゲに、持っていた杖の先から赤い光線を照射した。

トカゲは変異して巨大化し、怪獣になった。アンチゴーネは怪獣にキングジャイグラスと名付け、地球攻撃の先兵として、奥多摩にあるダムを狙わせるのだった。

日曜の朝、ナオキと妻、和也と四人で朝食を摂っていた地球パトロール隊、通称PAT(パット)の立花信也隊長のもとに奥多摩上空に怪しい飛行物体出現の報が入り、兄の信也はPATへ出勤していく。

ナオキも途中まで車に同乗し、ナオキの腕時計が壊れていることを知った信也は、別れ際に自分の腕時計をナオキにプレゼントするのだった。だが、これが兄の形見になることなど、その時のナオキは想像だにしていなかった。

奥多摩ダムを襲う怪獣キングジャイグラスに対し、主力戦闘機ジェットコンドルでスクランブル発進するPATの浜田隊員と熊井隊員。ダム付近にいた観光客らを安全な場所へと誘導するために、地上から現場へ駆けつける立花隊長と岸隊員、野村女性隊員。地上から光線銃で怪獣に攻撃する3人。

一旦撤退する途中で、立花隊長は少女が一人取り残されているのを発見する。怪獣がすぐそこまで迫る中、立花隊長は少女を助けに向かうが、少女を守るためとっさに覆いかぶさった背中に、怪獣が崩した崖の岩石が直撃してしまうのだった。

立花隊長は、岸、野村両隊員に救助されたが、少女の命と交換に殉職してしまう。仕事から戻ったナオキに、伴野社長は早く家へ帰るように促す。ナオキは兄に何かあったことを悟ると会社を出て、その後行方をくらませてしまう。翌日、立花隊長の葬儀が厳かに行われるが、ナオキは姿を見せなかった。

葬儀の途中で、怪獣キングジャイグラスが今度は東京に出現したとの知らせが入り、葬儀を途中退席するPATの隊員たち。立花隊長の弔い合戦をするために、立花隊長亡きあと指揮を取る岸チーフ以下4名は出撃していく。

立花ナオキは、大好きだった兄の死に接して、立ち直れないでいた。哀しみのあまり自暴自棄になっていたナオキは、セスナ機で怪獣に突っ込んで行き、自分の命と交換に怪獣を倒そうと行動に出る。

突っ込んでいく赤いセスナ機に向かってキングジャイグラスは火炎を吐き、セスナ機は炎に包まれてキリモミしながら墜落していった。
『ああーっ!』

その時、空の彼方からエメラルド色の火球が飛んで来て、セスナ機と合体した。ナオキはヒザ程の高さのキリかモヤが立ち込める中に座り込んでいると、目の前にいる宇宙人から声をかけられた。
『ワタシハ チキュウノ キョウダイボシ、 エメラルドセイカラ キタモノダ・・・』

エメラルド星人は、立花兄弟の勇敢な行動を称え、地球侵略を狙うグロース星人と戦うための武器・ジャンボーグAを与えるという。エメラルド星の科学の粋を集めて造り上げたジャンボーグAの操縦は、ナオキの手足の動きに連動する。

エメラルド星人は、このジャンボーグAを愛用のセスナ機の形に変えてナオキに進呈するという。また、兄の形見の腕時計には、グロース星人の暗躍があればエメラルド色に光って知らせる仕掛けを施してあり、その時にセスナ機を操作すれば、ジャンボーグAに変化させることができると言う。

夢から覚めたナオキは、飛んでいるセスナ機の中にいた。ナオキは思う。セスナ機は怪獣に突っ込んで行き、墜落したはずではなかったか・・・。と、その時、腕時計がエメラルド色に光った。

夢の中の言葉を思い出すナオキ。
『よぉーし、一か八か。ジャン ファイト!』

セスナ機は宙返りすると、ジャンボーグAに変化した。左目の奥にある操縦室。頭にヘッドギアを着け、両手両足にはグローブとブーツを履いて、鮮やかな赤色と白色の戦闘服に身を包んでいるナオキがいた。

両手足のグローブとブーツにそれぞれ取り付けられた伸縮自在のコードは、操縦室内の機械へとつながっている。
『俺はいま、ジャンボーグAの操縦をしているんだ。エメラルド星人からもらったこのジャンボーグAを使って、憎いグロース星人をやっつけてやる!』

PATの主力戦闘機ジェットコンドルが、町を破壊するキングジャイグラスに攻撃するが、歯が立たない。火炎を吐いて町を焼き尽くそうとするキングジャイグラスに、空からジャンボーグAが迫る。

コックピットの岸チーフと野村隊員が、右前方から飛んでくる物体を認識した。
『あっ、何だ?』

地上に降り立ち、初めての戦闘に腰が引けるナオキ。
『しっかりしろ!立花ナオキ!』

自分にそう言い聞かせて怪獣と組み合うと、キック、パンチを繰り出すジャンA。怪獣の尻尾がジャンAの首に巻き付いた。尻尾は引っ張ると怪獣から切れたが、切れた尻尾は巻き付いたままジャンAの首を絞め続ける。キングジャイグラスはトカゲ怪獣なのだ。切れても尻尾は生きている。

ジャンボーグAの身体に起こる事態は、ナオキの身体に伝わってくる。首が苦しいナオキ。ようやく尻尾を外すと、ジャンプして空中で1回転し、
『ヘッディング・キラー!』

キングジャイグラスめがけて頭から突っ込んでいくと、怪獣の首がドサッと落ちて大爆発した。この技は、頭部が光ってカッターのように鋭く相手を切り裂く、ジャンボーグAの必殺武器である。

突然土の中からアンチゴーネが現れ、これであきらめず次々と怪獣を送りこみ、必ず地球を支配すると言って消え去った。かくして、ジャンボーグAとグロース星人の戦いの幕は切って落とされた・・・。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
ジャンボーグAは見ていた記憶はあるのだが、怪獣はほとんど覚えていない。大人になって観るジャンA、楽しみだ。
米谷氏のイメージでは、エメラルド星人は体色をエメラルド色にする予定だったらしく、予算と時間の都合からウルトラマンのスーツを改造することとなったため、赤と銀の体色をしている。

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ジャンボーグA(2)~ジャン ファイト! [ジャンボーグA・ドラマ]

地球の平和を守るため
遠い星から贈り物 ジャンボーグA
叫べ ナオキ ジャンファイト!
ヒーロー登場 ジャンボーグA ♬

第2話『大逆襲!アンチゴーネ』を取り上げます。
 脚本;山浦弘靖  
 特殊技術;矢島信男
 音楽;菊池俊輔
 監督;黒田義之
 怪獣デザイン;米谷佳晃

◆大利根航空でセスナ機のパイロットをしている立花ナオキは、エメラルド星人からもらったジャンボーグAを操縦して、地球侵略を企むグロース星人が送り出す怪獣と戦うことを決意する。PATの隊長で実兄の立花信也が死んだ責任はPATにあると思っているナオキは、隊員達との仲が良くない。

兄嫁の立花茂子が、夫の殉職後にPAT基地内に「スナック・PAT」を開店した当日、熊井隊員と殴り合いのケンカをしてしまう。

地球侵略を狙うグロース星人は、地球から15光年離れた銀河系24星雲に棲む宇宙人で、とても好戦的な性質をもつ。全宇宙を支配しようと狙っているグロース星人・アンチゴーネは、今度は捨ててあったロボット人形に杖から光線を照射して、ロボット怪獣ルバンガーキングを創り出した。

形見の腕時計がエメラルド色に光り、いち早くグロース星人の動きを知ったナオキは、PATより先に怪獣ルバンガーキングを倒そうと、急いでセスナ機に乗り込もうとする。だが、伴野社長はナオキに、三宅島まで緊急輸送の仕事を言い付ける。

怪我をした子供の命が危ないため、特殊な血液型の血清を届ける緊急を要する仕事だ。しかし、ナオキは、PATに先に怪獣を倒されることだけは我慢がならない。緊急の血清輸送か、怪獣を倒すか。ナオキは、そこで考えた。ジャンボーグAなら、簡単に怪獣を倒してから血清を運べば間に合うだろうと。

『ジャンファイト!』
セスナ機をジャンボーグAに変化させて、怪獣ルバンガーキングに立ち向かった。ナオキは、小さい頃から兄の信也にキックボクシングを教わっていた。学生時代に、セコンドに兄が付いて試合もやった。

兄と二人三脚でやって来たキックボクシングが、今怪獣との戦いで大いに役立っていた。PATは、大型戦闘機ファティングスターで出撃していた。怪獣の背中にはカメのような甲羅があり、ファティングスターのロケット弾攻撃は弾き飛ばされてしまう。

ジャンボーグAが到着して、怪獣に向かっていく。大きく長い角と巨大な鏡のような耳が左右に付いている怪獣だ。キック、パンチを食らわせるが、怪獣はしぶとく倒れない。焦るナオキは、ジャンAの必殺光線・ビームエメラルドを頭部から発射した。

ところが、怪獣の巨大な耳は反射鏡の役割を果たして、ビームエメラルドをジャンAにはね返してしまう。目を直撃されたナオキは、視力をほとんど失ってしまう。ルバンガーキングは背中の甲羅を左右に開くと、ミサイル弾を発射してジャンAを攻撃した。目が見えないジャンAは、まともに食らってしまう。

大型戦闘機ファイティングスターがジャンAを援護してロケット弾攻撃をすると、ルバンガーキングの急所を直撃したのか、背中から倒れて動かなくなってしまう。アンチゴーネは、仕方なく宇宙船をルバンガーキングの真上へ飛行させると、光線を照射して怪獣を回収して飛び去った。

『フライト・リターン』
ジャンボーグAをセスナ機に戻すナオキ。だが、ナオキの視力は利かず、ぼんやりとしか物を見ることができない。しかも、影響はジャンセスナにも出ていた。

『これじゃ、とても三宅島へ飛ぶのは無理だ・・・』
だが、子供の命がかかっているのだ。止めるわけにはいかない。今の時刻なら、太陽は西南西の方向にある。

『太陽に向かって進路を取れば、三宅島へつけるぞ』
あとはパイロットとしての自分の勘だけで、セスナ機を三宅島へ向けて飛ばすナオキ。その頃、伴野社長からPATへ電話が入っていた。ナオキのセスナと連絡が取れず、行方不明なので捜索してもらえないかという。

PATのOBから相談をうけた岸隊長は熊井に捜索を命令するが、ナオキと不仲の熊井は不平をいう。そんな熊井を、岸隊長は叱る。
『仕事に個人の感情を持ち込む奴があるか!子供の命がかかっているんだ!』

熊井は捜索に出かけナオキのセスナ機を見つけて声をかけるが、ナオキは熊井を嫌っているので反発する。だがナオキのセスナはエンジントラブルを起こし、飛行が不安定になり出していた。ナオキの心も不安定になり、弱気になっていく。

そんな時、兄の言葉が聞こえてくる。一緒にボクシングをやって来た兄の言葉が、ナオキの心を励ます。
『俺はお前を、そんな腰抜けに育てた覚えはないぞ!』

ナオキが気持ちを切り替えたとき、視力も回復して見えるようになってきた。もうすぐ三宅島だ。三宅島上空で血清にパラシュートを付けて落とし、無事に届けることができた。手を振る人達が見える。

さぁ、築地付近に現れたルバンガーキングに、再びジャンAで挑むナオキ。光線を反射する鏡のような耳をフライングキックで削ぎ落として、ビームエメラルドで今度はとどめを刺したジャンボーグA。

ケンカの決着を、決闘で付けることになった熊井とナオキ。相撲取りのような体格の熊井とボクシングで鍛えたナオキ。お互いにとことんやり合い、汗をかいて仲良くなる二人だった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
第二話は、一話では語れなかったグロース星人のことと、PATとナオキの関係を語るためにあったようなもので、怪獣との対戦はおまけに過ぎない感じだ。

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