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仮面ライダーストロンガー 3 [ライダーストロンガー・ドラマ]

第4話《悪魔のオートバイ暴走作戦!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;松岡清治
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;高橋一俊
監督;折田 至

〖奇械人ゴロンガメ〗登場

【仮面ライダーストロンガー城茂は、自ら進んで改造手術を受けて電気人間となり、日本の平和と正義を守るため、世界征服を狙う悪の組織ブラックサタンを倒すべく、敢然と立ちあがった!】


◆立花藤兵衛は、優勝できるオートバイレーサーを育てるという自分の夢を叶えるため、ジープに乗って全国を走り回っていた。サソリ奇械人と城茂、岬ゆり子が戦っていた時に、藤兵衛はこの二人と接近遭遇していた。そして・・・。

黒いバラの花を描いた銀色のヘルメットを被って暴走行為をしているオートバイの4人組がいた。仕事中のトラックや、恋人を乗せた乗用車の周りを囲んで道を塞ぎ、嫌がらせをしては交通事故を起こさせているこの暴走グループ。

ブラックサタンの一つ目タイタンが仕掛けた、交通事故を多発させる作戦であった。この暴走グループのリーダーには奇械人ゴロンガメが乗り移っていて、他の3人を操っていたのだ。このグループの為に幼稚園の送迎バスも事故に遭い、乗っていた十数人の子供達は大怪我を負ってしまうのだった。

だが、そうとは知らない立花藤兵衛はあの暴走グループを見かけて、自分の夢を叶えるような腕のある男をこのグループから探し出そうとする。しかし、話をしに近づいた藤兵衛は、4人の若者たちに殴る・蹴るの暴力行為を受けてしまう。

だが、それを助けたのは、岬ゆり子だった。ゆり子はこの4人を簡単に料理してしまい、彼らは逃げ出していく。だが、助けられた立花藤兵衛はゆり子に礼を言うどころか、逆に文句をいうのだった。
『こら、なんだって余計なことをしてくれるんだ!』

やつらを立派なオートバイ乗りに鍛え上げようとしていたと言って、藤兵衛は自分のジープを置いて、ゆり子のバイクに乗って奴らの後を追って行くのだった。だが、藤兵衛の目の前で4人は消えてしまう。

立ち止まって4人を探そうとする藤兵衛の後ろから忍び寄ってきたゴロンガメは、サタン虫になって藤兵衛の耳から入り、身体を乗っ取ってしまうのだった。顔つきが豹変してしまう立花藤兵衛。

幼稚園の送迎バスが暴走族に襲われたと聞いてその現場にやって来た城茂は、同じバイク乗りとして憤る。
『オートバイ乗りが、こんなあくどい事故を引き起こすなんて・・・』

ゴロンガメに乗り移られた立花藤兵衛が、今度は4人の暴走族を引き連れて暴走行為をしていた。暴走行為のおかげで多くの怪我人が出た幼稚園バス。追加の救急車が来るあいだ、子供達を励ます城茂。

だが、その目の前を立花藤兵衛らの暴走グループが走っていく。
『奴らは、もしかして・・・』

城茂の危惧した通り、視界に入った救急車を襲おうとする藤兵衛グループ。バイクを盗まれたと言って、ゆり子が戻ってきた。城茂はストロンガーに変身してカブトキャッチャー(*)で救急車の位置を確認すると、愛車カブトローを全力疾走させて救急車の後を追って行く。
(*)触覚部分がレーダーになって、求める物をビッグアイに投影することができる能力

だが、藤兵衛グループは救急車に追い着くと、5台のバイクで救急車の回りを取り囲んだ。そして救急車を追い越すと、ユーターンして救急車めがけて突っ込んできた。子供達を早く病院に搬送しなければいけないのに、暴走族に遊ばれて危険を回避しようとした救急車は、路肩にぶつかって停止してしまうのだった。

やっと追いついたカブトローとストロンガーは、しかし救急車を助けることが出来なかった。藤兵衛のバイクはストロンガーを見てジャンプして来た。ストロンガーもそれをみてジャンプ。2台は空中で接触し、藤兵衛はバランスを崩して放り出され、草むらに激突してしまう。

藤兵衛の耳からサタン虫が出てきて、ゴロンガメが出現した。藤兵衛は、そのまま気を失ってしまう。
『とうとう正体を現したな。奇械人め!』

ゴロンガメと対峙したストロンガーだが、戦闘員に救急車を囲まれてしまう。だが、タックルが現れて、電波投げで戦闘員達を蹴散らしていく。
『電波投げ!』

ストロンガーはゴロンガメにキックをするが、硬い甲羅に阻まれてしまう。ゴロンガメの口から青い液体が吐かれ、それを浴びれば炎に包まれてしまう。だが、寸での差で青い液体をかわしたストロンガーは、電キックをお見舞する。だが、ゴロンガメには効果が無いようだ。

吹っ飛んで行くが、致命傷にはならなかった。ゴロンガメは顔と手足を甲羅の中に引っ込めると、鋼鉄よりも硬い甲羅でアタックして来た。最初はうまくかわしたストロンガーだが、2発目を食らって吹っ飛んでしまう。だが3発目が来たとき、電キックで近くの川へ蹴り落としてしまう。

川の中で顔と手足を出して余裕を見せるゴロンガメに、ストロンガーの電気ストリームが炸裂した。水中に大電流が流れて、感電した奇械人は大爆発してしまう。

怪我をした子供達を乗せた救急車は、無事に走り去っていく。立花藤兵衛は、城茂をみて感心していた。
『いい奴だ。見どころがあるぞ、あの男は!』

だが城茂も岬ゆり子も自分のバイクで去っていき、自分のジープをどこかへ置いたままの立花藤兵衛は、移動手段を無くして右往左往してしまうのだった・・・。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
昭和特撮シリーズを見ていると、当時の鉄道なども映っている。車両全体に鶯色を施した山手線が、決斗シーンの後ろを通っていく。昭和特撮と鉄道が大好きな筆者にとっては、とても幸せな瞬間である!

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仮面ライダーストロンガー 4 [ライダーストロンガー・ドラマ]

第23話《地底王国の魔王!》
原作;石ノ森章太郎
脚本;鈴木生朗
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;岡田 勝
監督;加島 昭

〖奇械人ケムンガ〗
〖奇械人ドクガラン〗登場
(二体は幼虫、成虫の関係にある)

【ブラックサタン組織内の動き・・・
ブラックサタン大幹部の(一つ目)タイタンは、ライダーストロンガーに決戦を挑んだが倒されてしまった。ブラックサタン大首領は、その後任にジェネラル・シャドウを雇い、大幹部として指揮を任せていた。ところが、「呪いの棺の儀式」により、タイタンが30倍強化され百目タイタンとしてよみがえったため、次期大幹部の座をめぐりシャドウとタイタンの競い合いが続いていた

【前回までの話は・・・
百目タイタンが送りこんだ奇械人ケムンガは、タックルと立花藤兵衛を人質に取ってストロンガーが来るのを待っていた。ストロンガーとなってケムンガに立ち向かった茂だったが、ケムンガは取り逃がし、人質の二人も消えてしまった。運よく逃げてきたという立花藤兵衛をカブトローに乗せて、タックルを救うべく処刑場へと向かうストロンガー。だが、後ろに乗せた藤兵衛はケムンガの変身であり、ワナに落ちたストロンガーは、ケムンガもろとも繭の中に閉じ込められてしまった・・・】

◆本物の立花藤兵衛と岬ユリ子は磔(はりつけ)にされ、その目の前でストロンガーをケムンガの繭ごとダイナマイトで木っ端みじんに吹き飛ばそうとするタイタンの計略だ。

導火線に火が点けられ、あと10秒で爆発と言う時にジェネラル・シャドウが現れ、トランプをブーメランの様に飛ばして、燃える導火線にトランプを突き刺して火を消してしまった。黒のスーツを着こなす紳士姿の百目タイタンは、大声で叫んだ。
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『シャドウ!邪魔立てすると許さんぞ!』
『ちょっと聞いておきたいことがある。繭の中のケムンガも、ライダーストロンガーと一緒に殺す気かね?』

『それがどうした!大首領の至上命令とあらば、部下の命などモノの数では無い!』
『なるほど。それがブラックサタンのやり方か!』

『黙れ!貴様、俺に手柄を立てられるのが悔しくて、文句をつけに来たな!』
シャドウは、なぜか余裕があった。
『まぁいい。せいぜい気をつけることだな』

ジェネラル・シャドウはそう言うと、散乱したトランプの中に姿を消した。
『目障りなヤツだ!』

黒いサングラスのタイタン紳士は、楽しみな処刑に水をさされ、気分を害していた。地下帝国の王である百目タイタンは、右手の人差し指から炎を出すと、導火線に再び火をつけた。

『駄目だ。俺の力では、この繭は破れない・・・電気パワーも底を突いている』
繭の中のストロンガーは、パワーを奪われ何もできない。すぐ横には、ケムンガがいる。ケムンガはストロンガーを道づれに出来ることを誇りに思っていた。

藤兵衛とユリ子の前で、遂に大爆発を起こした繭。
『やった、やったぞ!俺は遂にライダーストロンガーをこの手でやっつけた。アハハハハ・・・』
『タイタン様、大変です!』

両手を上げて大喜びしていたタイタン紳士の顏がこわばった。大爆発して崖下に落ちたケムンガの繭は、傷一つ付いていなかった。
『そうか・・・ケムンガの繭は電気だけでなく、どんな高熱や圧力にも耐えると見える』

タイタン紳士は戦闘員達に繭を運び出させると、地面の裂け目に繭を落下させることにした。
『この下は、数千メートルの地獄の底だ。落とせ!これで永久に陽の目を見ることもあるまい。アハハハ・・・』
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勝ち誇ったように笑うタイタン紳士。磔にされた藤兵衛とユリ子は放置されていた。すると夜になり、流星のような光が二人の方へ向かってくるのがみえた。
『岬ユリ子と立花藤兵衛、気分はどうだ?』

それは、ジェネラル・シャドウだった。殺しに来たとばかり思っていた二人に、シャドウはトランプ占いをさせた。そして、ハートのエースをくわえた藤兵衛に、「お前は運のいい奴だ」と告げると、縛られていたロープを切ってやるのだった。
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どうするつもりか聞いた藤兵衛に、シャドウは二人を助けると言う。
『理由は三つある。第一に、占いが助かると出た。第2に、人質をとるようなやり方を俺は好かん。第三に、俺はストロンガーを倒せばいい。そしてそのストロンガーは・・・生きている』

驚く二人は、あの繭の行方をシャドウに訊ねてみた。するとシャドウは繭の行方を二人に教えて、去っていった。

岬ユリ子と立花藤兵衛は、繭があるという地底深くへロープを伝って降りていく。だが、途中で足を滑らせてしまい、ふたりとも滑落してしまうのだった。

大首領にライダーストロンガーを葬ったことを報告するタイタン紳士。だが、シャドウからストロンガーはまだ生きていると言われ、大首領は自分の責任において始末せよとタイタン紳士に告げるのだった。

『シャドウ。お前が正しいか俺が正しいか。その目で確かめてみろ!』

紳士から百目タイタンに変身して、エレベータで地底王国へと向かう二人。一方、ストロンガーが閉じ込められている繭は、地熱によって徐々に温まっていた。ケムンガはこの温かさで成虫になろうとしているのだ。

この繭を破るために、成虫になる力を利用しようと考えたストロンガーは、残りの電気エネルギーを使ってケムンガを温めることにした。そのため、電気エネルギーはもはや底を突き、城茂に戻ってしまった。

遂にケムンガは、繭を破って成虫ドクガランになった。繭から脱出できた茂はしかし、人間態であるため戦いには不利だ。襲いかかってくる奇械人ドクガランに対し、長い年月の間に地底に出来あがった天井の太いツララを、茂は利用しようと考えた。
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ツララがドクガランの真上に来る時に、岩石を投げてツララを折ったところ、たくさんのツララの下敷きにすることに成功した。

地底大国に到着した百目タイタンとシャドウは、繭が置いてある「氷の谷」と呼ばれる場所から、城茂が逃げ出したことを、部下の報告で知った。暗い通路をどこへ行けばいいかわからずに迷っていると、突然トビラが開き、思わず出てしまった茂。

そこは「マグマの谷」と呼ばれる場所で、百目タイタンがわざと追いやったのだ。そこで茂を待っていたのは、ドクガランだった。だがエネルギーの足りない茂は、変身出来ない。茂を助けるために谷底へ落ちた藤兵衛とユリ子も、そこに捕まっていた。ドクガランが3人に襲いかかろうと迫っている。

『宇宙からエネルギーはもらった!行くぞ!ヘンシン、ストロンガー!』
ストロンガーに変身した茂は、電キックでドクガランを簡単に倒してしまう。ユリ子もタックルに変身すると、藤兵衛を守って戦闘員らを一掃した。

すると、百目タイタンが出現した。
『一騎打ちだ。ここは俺の君臨する地底王国。生かしては帰さんぞ!』
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百目タイタンは、一つ目の時の30倍の強化がなされていたため、断然強くなっていた。だが、茂は考えた。30倍のエネルギーを無理に入れていれば、どこかに裂け目が出来る。戦っている間に、両肩にあるエネルギーの裂け目を発見した茂は、両肩に突き刺さるダブルキックを見舞った。
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両肩から炎が噴き出し、百目タイタンはもう、虫の息であった。
『ストロンガー、私の負けだ。君は強い。最後の握手を・・・』

百目タイタンは、真下に顔を出しているマグマ火口に自分もろとも引きずり落とすつもりだった。握手はしたものの、その手を振り解いたストロンガーの前で、百目タイタンは大爆発した。
『ブラッ・・・クサタン、バンザァ・・・イ!』

地底王国が崩壊しようとしていた。タックルとストロンガーは藤兵衛の両脇を抱えると、地上まで大ジャンプしてこのピンチを逃れることができた。

タイタンの王国は大爆発を起こしていた。その頃、ブラックサタン大首領は、改めてジェネラル・シャドウに指令を出していた。
『信頼できるのはお前だけだ。誓ってストロンガーを倒せ!』(つづく)


★★★★★★★★★★★★
タイタンとシャドウ。黒と白、卑怯な作戦と正々堂々とした作戦。なまじ力が無いだけに、卑怯な手を使うタイタン。自分の力を過信しすぎて墓穴を掘るのは、シャドウか・・・

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