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仮面ライダーV3(1) [ライダーV3/ ドクトルG編]

【特別企画】伝説のヒーローであるダブルライダーから、正義を引き継いだ男・風見志郎!

第一回目は第1話 《ライダー3号 その名はV3》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔


◆◆夜の工事現場をバイクで通りかかった風見志郎は、倒れている男を介抱しようとして、ヘルメットと作業服を残したまま男が溶けて無くなるのを目撃してしまう。

すると今度は、ライトを点けた黒い乗用車が追いかけてきて、風見は危うく引き殺されそうになるのだった。そんなことがあった翌朝、妹のゆき子が入れたコーヒーに毒を入れられ、危うく飲むところだった。

たまたまゆき子がいたずらをしたため、カップを床に落として命拾いしたのだった。
『志郎、見て見ろ。お前のコーヒーに入れてあったのは、チベット産のルガーという猛毒だ。ひとくち飲んだら最後、肉体組織は焼けただれる・・・』

城南大学の研究室で働く本郷猛が、風見志郎のコーヒーから抽出した成分を分析して、顕微鏡で観察して得た答えだ。昨晩と今朝の二度、命を狙われた風見志郎。これは偶然では無いと思った風見は危険を感じ、先輩の本郷猛に相談したのだった。

風見志郎は本郷猛の後輩で、立花レーシング・クラブに所属しているバイクレーサーでもある。本郷は、風見から聞いた話をすべて立花藤兵衛に話して聞かせた。

『おやっさん。俺たちの目の届かない所で何かが密かに行われて、目撃者が狙われる・・・』
『考えすぎだ。ゲルショッカーは滅びたし、地上も平和になったんだぞ』

立花藤兵衛は否定的だが、本郷の第六感は何かを感じていた。風見志郎はもう一周コースを走ってくると言って、本郷と立花藤兵衛は彼を目で追っていた。するとコースが森に隠れて見えなくなったあたりで大きな爆発が起こるのだった。

急ぎバイクで現場へ向かう本郷。藤兵衛は救急車を手配しに行った。
『風見、風見、しっかりしろ!おい!』
『空から・・・爆弾だ・・・これで三度目・・・』

顔をススだらけにした風見は、気を失ってしまう。一文字隼人が、おやっさんから話を聞いて駆けつけてきた。本郷は一文字に風見のことを任せると、近辺の山を捜索した。

すると近くに墓地も教会も無いはずなのに、黒色のマスクと装束を付けた5人が、十字架に花輪を架けて祈りを捧げている姿を、本郷は目撃するのだった。その十字架がある所へ行った本郷猛は、そこに「本郷猛の墓」と書かれたプレートを見つけるのだった。

重症の風見志郎と立花藤兵衛を乗せた救急車が、サイレンを鳴らして出発した。一文字隼人がそれを見送っているところに、本郷猛が戻って来た。

『本郷、どうした、変な顔して』
『オレの墓があったよ・・・おかしなことが起こりすぎるぞ』

サイレンの鳴る音が聞こえて、救急車が到着した。
『けが人はどこですか?』
『しまった!』

さっきの救急車はニセモノだったのだ。本郷と一文字は、ニセ救急車を急いで追いかけていく。ニセ救急車の中では、救急隊員に化けた男が、目を覚まさない風見志郎に注射をしようとしていた。立花藤兵衛は不意打ちを食らわされて、失神していた。

だが、すでに意識を取り戻していた風見は、ニセ隊員が何をするのか、うす目をあけて様子を見ていた。注射を打とうとするニセ隊員から注射を奪い取ると、逆に脅して白状させようとする風見。

だが、鋭い剣先が助手席からニセ隊員を刺し貫いて、ニセ隊員は溶けて消えてしまうのだった。救急車が停車したので、風見と藤兵衛がすぐに運転席へ行くと、そこはもぬけのカラであった。

本郷と一文字が救急車に追いつき、藤兵衛と風見の無事を見て安心するが、本郷達は、いよいよ新たなる組織の存在を確信するのだった。正義感の強い風見志郎は、自分を狙う者を必ず探し出すと息巻いていた。

ある日風見は、森の中から悲鳴をあげて逃げてくる女性と出会った。女性は何かを目撃したため追われていたらしく、気絶してしまった。女性をひとまず自宅へ運び、家族に介抱を頼んだ風見は、その事を立花藤兵衛や本郷、一文字に話すのだった。

『彼女も何かを見たため、狙われた・・・』
『おい、お前すぐに家へ帰れ!』
『オレのうちが、狙われるっていうんですか!』

意識を回復した女性(珠純子)と風見の家族が互いに紹介しあっていると、不気味な音と共に怪人ハサミジャガーが壁を壊して現れ、急ぎ自宅に戻った風見志郎の目の前で、父・母・妹の家族三人は皆殺しにされてしまうのだった。

『シザース シザース! 我々の姿を見た者は死んでもらう!』
残る目撃者・珠純子が襲われそうになったその時本郷猛が現れて、風見の目の前で仮面ライダーに変身し、ハサミジャガーを追い払うのだった。

かけがえのない家族を目の前で惨殺された風見志郎は、ふたりの仮面ライダーに自分を改造してくれと頼む。
『オレは今日限り人間であることを捨てる!復讐の鬼となり、オヤジ達の仇を取る!仮面ライダー。俺を改造人間にしてくれ!』

『お前の気持ちはよく分かるが、個人の復讐の為に力は貸せない』
『改造人間の哀しみは、俺たちだけで十分だ』

ふたりのライダーは、そう言って風見の申し出を断るのだった。珠純子が組織の連中を見た場所に行けば敵の手懸りが見つかるはずだと、ふたりのライダーは出かけていく。だがその場所はすでに放棄した後で、もぬけのカラであった。

『ようこそ仮面ライダー1号、2号!久しぶりだな!お前達が見たゲルショッカーの首領は、私の仮の姿に過ぎない。私は最後の組織、デストロンを再編成した。そして世界は必ず征服する!』

壊滅したと思っていた「ゲルショッカー」首領の声を聞いたダブルライダーは、ショックを受けた。新組織デストロンを使って、再び世界征服の野望を抱く首領は、まず仮面ライダーの抹殺を謀っていた。

デストロン科学陣が開発した「改造人間分解光線」がふたりの仮面ライダーに当てられていた。宿敵・仮面ライダーをまず血祭に上げる、これこそが首領の喜びだ。
『さようなら仮面ライダー。同時に立花藤兵衛も、後を追う!』

その頃、風見志郎はライダーの後を追って、この空っぽの基地のすぐ近くまで来ていた。身体の自由を奪われ、二人のライダーは身体から煙が出ていて分解まであと10秒という時、基地に侵入した風見志郎が現れた。

ライダー達が危ないと察した風見は、とっさにライダーふたりを突き飛ばした。おかげでダブルライダーは分解せずに助かったが、風見が分解光線のエリアに入ってしまい、瀕死の重傷を負ってしまう。

『風見は死を覚悟で私達を助けた。死なせたくない!』
『とすれば、方法は一つ・・・』

ダブルライダーの秘密研究所でふたりの手による改造手術が行われ、風見志郎はダブルライダーからエネルギーチャージを受けていた。だが、怪人カメバズーカのバズーカ砲攻撃を受け、改造手術室は天井が崩れて破壊されてしまうのだった。

『ズーカー!これだけ撃てば、仮面ライダーは完全に死んだな!』
『ハハハハ・・・デストロンを倒すまでは仮面ライダーは死なん!』
カメバズーカの前に現れるダブルライダー!

一方、少年ライダー隊本部のビルごと地中に埋めてしまおうとするデストロンは、このビルにだけ地震を起こした。突然の大きな揺れに、右往左往する立花藤兵衛!

立花藤兵衛を助けに向かおうとする一文字ライダーの行く手をさえぎるカメバズーカの砲弾攻撃。
『1号、2号、死んでもらう!』
『待て!』

赤い仮面に緑の目を持つ改造人間が、カメバズーカの前に立ちふさがっていた。
本郷ライダーが叫んだ。
『おぉ、成功したぞ!』

『貴様は・・・?』
『仮面ライダーV3!』
突如出現した暗黒組織デストロン。家族を皆殺しにされ、自身も危機的状況に陥った風見志郎は、ダブルライダーによって仮面ライダーV3としてよみがえった! (つづく) 


★★★★★★★★★★★★
ライダーV3は、1年間の放送であった。仮面ライダーシリーズの方向性が決まり、乗りに乗った企画であったはずなのだが・・・どうして1年間で終わってしまったのだろう?

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仮面ライダーV3(2) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は第2話《ダブルライダーの遺言状》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔

【前回までの話は・・・
本郷猛の後輩・風見志郎は、夜の工事現場で人間が溶けるのを目撃したあと、2度も命を狙われてしまう。デストロン基地を見てしまった珠純子をかくまったために、風見の家族は皆殺しにされ、家族の復讐を誓う風見は自ら改造人間になることを切望する。

だが改造人間の哀しみは二人だけで十分だと、風見の求めを断るダブルライダー。デストロン秘密基地に潜入したダブルライダーは、デストロン首領のワナにはまり窮地に立たされるが、ダブルライダーの身代りとなった風見志郎に助けられる。だが風見は重症を追い、彼の命を救う手段はもはや改造手術しかなかった・・・】


◆◆カメバズーカの甲羅に付いたバズーカ砲から、砲弾が雨の様にライダー1号・2号を狙って降ってきた。デストロンが狙うのはライダー達だけではない。立花藤兵衛とライダー隊本部も狙われているのだ。

2号ライダーは藤兵衛のもとへ行こうとするが、バズーカ砲が2号ライダーを狙ってそれを阻止するのであった。少年ライダー隊本部ビルの中では、立花藤兵衛が地震に襲われて右往左往していた。本部ビルはズルズルと地中へ沈み、壊滅的な被害を受けてしまう。

焦る立花藤兵衛の前にハサミジャガーが現れて、お前を処刑するためにやって来たと嬉しそうに話す。カメバズーカによってダブルライダーが倒された事を聞かされ、立花藤兵衛は死を覚悟した。だが、正義の太刀が振り下ろされ、悪が倒れる時が必ず来ると信じる藤兵衛。

『正義は不滅だ!仮面ライダーがいつか貴様を倒す!』
ハサミジャガーはライダーがやって来ないものと信じているが、そんなハサミジャガーを笑う声がする。
『ハハハハ。立花さんは預かる!』

『貴様は一体誰だ!』
『仮面ライダーV3!』

ハサミジャガーの右手のハサミがコンクリートの壁に突き刺さって取れない間に、藤兵衛を抱えて地上へジャンプ、脱出するV3。地上ではデストロン戦闘員達が、ふたりを襲ってきた。

そこへ本郷と一文字がバイクで現れたため、ハサミジャガーと戦闘員達は逃げて行くのだった。V3は、風見志郎に戻ってハサミジャガーを追って行くと、途中で教会の牧師が助けを求めてきた。ハサミジャガーを追うのをやめて、怪我をしている牧師を教会まで連れていく風見。

風見志郎は殺された家族の墓の前に立ち、誓うのであった。両親からもらった身体を、自分から捨てて改造人間になったのは、大勢の人々の為に正義と平和を守るために役立てるためなのだと。そこへ珠純子が現れて、風見の家族の墓へ花を供えるのだった。

自分の為に、風見の家族を巻き添えにしてしまったと感じている純子。
『両親や妹の死は、貴方には関係の無い事です。危険だから、ボクの周りには近づかないで下さい。いいですね!』

志郎は純子を危険な目に遭わせたくないからこそ、わざときつく言い放つのだった。純子と風見志郎の様子を見ていたハサミジャガーは、純子を捕まえて風見志郎をおびき出す囮にしようとする。
『その必要は無い!』

風見はデストロンの動きを読んでいて、ハサミジャガーから純子を救うことに成功する。純子を逃がした後、風見はライダーに変身するのだった!
『へんしん ブイスリー! トォーッ』

ベルトに付いた二つの風車が回り出し、ジャンプして空中で一回転した風見はV3に変身した!
『私には、まだV3としての本当の力が解からない。果たしてハサミジャガーとどの程度戦えるのか・・・』

V3としての戦闘を経験していない風見にとって、自分の能力を発揮する方法が分からない。そんなとき、本郷猛の声が聞こえてきた。

『聞け、風見!』
『仮面ライダーの超能力は、遠く離れていても意志は通じ合えるのだ』
眉間のオウ・シグナルとアンテナの先端が点滅して、風見は本郷や一文字と意志の疎通を図るのだった。

本郷と一文字の声が、風見に戦い方を伝授する。パンチ、キックとハサミジャガーを追い詰めていき、ハサミジャガーは崖から転落して爆発した。

『惑わされるな!ハサミジャガーは逃げたのだ。腰のV3ホッパーを使え!500メートル上空から10キロメートル四方を映し、お前のアンテナに映像が送られる!』

左の腰にある小型の筒を空に向けて打ち上げると、小型衛星がアンテナを広げて、V3の脳裏にハサミジャガーがデストロン・カーで逃げて行く様子を送信して来た。サイクロン号で追跡していくと、以前助けた牧師のいる教会付近で車が乗り捨てられていた。

V3は風見に戻り、教会に潜入した。洞窟の中に入っていく牧師の後を付けていく風見。だが牧師は後ろを振り返り、正体をさらした。牧師はハサミジャガーだった。風見に向かい、デストロンの東京壊滅作戦を告げるハサミジャガー。

『まもなく、東京の地下で原子爆弾が爆発する。今から行こうとしても、間に合うまい。カメバズーカの体に埋め込まれた原子爆弾が、新宿副都心で爆発するのだ!』

『ハハハハ。ぬかったな、ハサミジャガー!ライダー同士は常に電子頭脳で通信できる。今の会話はすべて、ライダー1号2号に筒抜けだ!』

そのとおり、ダブルライダーはサイクロン号で現地へ急行していた。新宿副都心のとある場所でカメバズーカを待つデストロン戦闘員達を倒したダブルライダーは、カメバズーカの到着を待っていた。

一方、洞窟の中で風見はV3に変身して、ハサミジャガーを追って行く。洞窟を出て、吊り橋の上での決戦。腕をクロスさせて巨大なハサミを作り、ハサミジャガーは反撃に出た。吊り橋から落下してしまうV3。

『ライダーV3、最後のコーチをする。ダブルタイフーンを全開しろ!』
それによって力を得たV3は、回転ダブルキックでハサミジャガーにとどめを刺した。震えながら吊り橋ごと爆発するハサミジャガー。

カメバズーカがやって来て戦闘員達が倒れているのを不審に思う。
『カメバズーカ。貴様に、この東京の平和を乱させん!』
『バカめ!貴様ら二人では、俺に歯が立たんのを忘れたのか!ズーカー!』

カメバズーカは、背中のバズーカ砲でダブルライダーに襲いかかった。
『このまま戦っていれば、奴の体に埋め込まれた原子爆弾の起爆装置がタイムリミットになるぞ』

ダブルライダーはお互いに腕をクロスさせると、タイフーンをフル回転させて全エネルギーをカメバズーカに集中させ、一時的にカメバズーカの動きを封じた。そして両脇からカメバズーカを抱えると、大ジャンプして海へ向かって飛行していく。

ハサミジャガーを倒したV3は、ダブルライダーの後を追ってハリケーン号を飛ばした。そしてV3は、海の彼方で大爆発を目撃する。
『本郷さーん!! 一文字さーん!!』

『風見志郎、いや仮面ライダーV3よ。俺たちは死なない。いつの日か、必ず帰ってくる』
『三人の仮面ライダーが揃って戦う日まで、すべては君の力にかかっている』
『俺たちは、君を見守っているぞ!』

東京を死守して、海の彼方へ消えたライダー1号、2号。ライダーV3とデストロンとの戦いは、これからはじまっていくのだ。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
海岸で彼方を見つめるライダーV3の姿が、バランスのとれた体型をしていて、とてもカッコいいぞい。

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仮面ライダーV3(3) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第3話《死刑台のV3》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;奥中惇夫

仮面ライダーV3、風見志郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンに重症を負わされたが、仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け、仮面ライダーV3としてよみがえった!

【前回までの話は・・・
ゲルショッカーが滅びて平和がよみがえったのもつかの間、恐怖の暗黒組織デストロンが出現し、怪人カメバズーカの体内に埋め込まれた原子爆弾を新宿副都心で爆発させる計画を実行に移そうとしていた。だが、V3の活躍によって計画の詳細を知ったライダー1号と2号は、カメバズーカを両脇から抱えたまま、日本から遠く離れた海の彼方で大爆発して消えたのだった・・・】


◆◆ある夜、都内にある第一総合病院がデストロンに乗っ取られ、手術室では院長とテレビとの合体怪人テレビバエが生まれた。デストロンの目的は、テレビバエの目から発する催眠光線で命令通りに動く人間を作り、デストロンの為に働かせることだった。

翌日から、目を付けた人間に診察室で催眠光線を浴びせ、デストロンに忠誠を尽くす人間が増えていった。ダブルライダーの最後を風見志郎から聞いた立花藤兵衛は、本郷と一文字を思い、海に向かって花束を投げるのだった。

デストロンの為に少年仮面ライダー隊本部ビルは破壊されてしまったが、新しい本部施設を街中のスポーツ用品店の奥に作りあげた立花藤兵衛は、風見志郎をその新しい本部へ連れていくのだった。

藤兵衛は奥の部屋へ入るとボーリングのボールの位置を変えて、懐から取り出した少年ライダー隊のペンダントを光らせた。隠しトビラが開いて、その奥にライダー隊本部の設備が現れた。

そこに座っていたのは、珠純子だった。志郎は彼女を危険な目に合わせたくないため、自分には近づかないよう忠告したはずだったのだが、立花藤兵衛の口添えもあり、純子は頑として本部で働こうとするのだった。

スポーツ用品店に、お客様第一号がやって来た。それは花輪を届けに来た業者であった。
『開店祝いの花輪を届けに・・・』
『花輪?この店のことは誰も知らないはずだが・・・』

花輪には、「セントラルスポーツ店さんへ デストロン」と書かれてあった。依頼人の住所を聞いた風見志郎はその場所へ行くが、そこは倉庫街だった。そこでデストロン戦闘員達に襲われた風見は、ある倉庫へと誘い込まれてしまう。

そこでテレビバエと対面する風見。暗い倉庫の中でテレビバエの催眠光線を受けた風見は、身体の自由が効かなくなりそうになりながらも、ライダーV3へ変身した。

テレビバエからモニターされてくるライダーV3の映像を、録画するように指示するデストロン首領。V3と適当な時間戦ったテレビバエは、飛行して逃げて行くのだった。

デストロン首領の命令で、録画したV3の動きをコンピュータにかけて分析し、V3に対抗できる怪人を造るためのデータを得ようとするのだが、コンピュータはデータを分析できずに爆発してしまうのだった。

首領は作戦を変更し、風見志郎の声を人工的に作って立花藤兵衛を誘い出す作戦に出た。ニセの声で第一総合病院に入院したというニセ情報を聞かされ、第一総合病院へ変装して出かける立花藤兵衛。

だが病院はデストロンに乗っ取られており、待合室で待つ老人や女性の患者たちは皆戦闘員であった。変装していてもバレバレの藤兵衛は、簡単に捕まってしまうのだった。

立花藤兵衛に催眠光線を浴びせようとした時、風見が現れた。藤兵衛を逃がした風見の首に、天井からイカの足がスルスルと降りてきて、風見の首を縛る。風見は変身ポーズでV3に変身した。
『V3を抹殺する目的で造られた、イカファイアだ!』

病院から逃げ出した立花藤兵衛は、置いてあった車に乗って逃げようとするが、後部座席に乗っていたテレビバエに首を絞められ、催眠光線を浴びせられてしまうのだった。

イカファイアとの格闘中にV3に知らせる声が聞こえる。
『V3、立花さんがテレビバエに捕まった・・・』

様子を見に来た純子が、藤兵衛の車の後ろに乗っているテレビバエを目撃したのだ。ホッパーを打ちあげて行き先を確認したV3は、ハリケーン号で車の後を追った。

海岸におびき出されたV3は、そこでイカファイアと対戦する。砂地では足を取られてキック力が相手にすべて伝わらないのだ。

ボンベを背負った怪人イカファイアは、やはりV3抹殺用に作られた改造人間だった。
『今度は貴様の弱点を、身体で教えてやる!まずダブルタイフーンの右だ!』

そう言うと、イカファイアは口からスミを吐いて、右の風車に吹き付けた。風車の回転が鈍くなり、技のタイフーンが封じられてしまうのだった。

『右にはライダー1号の持つ技があり、左には・・・ライダー2号の力がある』
イカファイアはそう言うと、左の風車にもスミを吹き付けてしまう。

『ダブルタイフーンが弱まれば、1号2号から得た能力は失われるはずだ!』
イカファイアはV3のことをよく研究しており、左手から出す火炎放射でジリジリとV3を攻めたてた。

フラフラになったV3はイカファイアに水中に引っ張り込まれてしまい、風見志郎の姿で海から引き上げられてしまうのだった。デストロン首領は、すぐに風見志郎の死刑執行を命令した。

気絶している風見志郎を棺桶の中に入れてフタをし、3000度の炉の中で灰にしてしまおうとしていた。棺桶の中で気が付いた風見志郎。だがイカファイアが点火してから、もう数分が経過している。

『ここは・・・?ライダーV3の能力は、俺にもまだ完全につかめてはいない。だが、絶対にイカファイアに勝る力があるはずだ・・・』
すでに炎は棺桶を焼き始めている。絶体絶命、風見志郎! (つづく)


★★★★★★★★★★★★
東映作品では、オープニングにおいてヒーローの声がタイトルバックで作品名を絶叫するというパターンがあるが、このV3でもその影響を受けている。(前作『仮面ライダー』では絶叫は無く、オートバイに乗った主人公の顔が大写しになり、作品名が被さるだけであった)このパターンは、次回作『仮面ライダーX』『仮面ライダーストロンガー』まで踏襲される。

ちなみに、オープニングで最初に絶叫した東映の作品は、『タイガーマスク』の【虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!】 だという。
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仮面ライダーV3(4) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第4話《V3の26の秘密!?》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;奥中惇夫

仮面ライダーV3、風見志郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンに重症を負わされたが、仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け、仮面ライダーV3としてよみがえった!

【前回までの話は・・・
V3打倒の先兵イカファイアの攻撃に、ダブルタイフーンを封じられてピンチに陥るV3。海岸での死闘の末に捕えられ棺桶の中に閉じ込められた風見志郎は、3000度の炎に焼かれようとしていた・・・】


◆◆炉の中の温度はどんどん上昇し、志郎は狭い棺桶の中で何もできずにもがいていた。炎は木の棺桶に燃え移り、改造人間の体であっても耐えられないほどの熱さが身体に伝わって来ていた。

『ライダー1号・2号が、全精力を注いで俺を改造したんだ。あるはずだ、俺にも隠された力が・・・』
3000度に達する高熱が棺桶の中で空気の移動、つまり風を作りだして、風見志郎のダブルタイフーンを回し始めていた。

身体に力がみなぎり、熱さを感じなくなってくる志郎。炉の中を調べて、残骸以外何も残っていないのを見たイカファイアは、勝利の雄たけびをあげた。
『デストロンの勝利だ!・・・誰だ笑う奴は?』

イカファイアをあざ笑う声があった。戦闘員達と共に外へ出てみると、見上げた煙突のてっぺんにV3はいた!
『トォーッ!』

ジャンプして地上へ降りてきたV3は、イカファイアと決着を付けようとしていた。だが、左手の火炎放射器から炎を出しながら、逃げるタイミングを計るイカファイア。戦闘員達と戦っているうちに、V3はイカファイアを取り逃がしてしまう。

デストロンが合成して作った風見志郎の声で病院におびき出された立花藤兵衛は、危ういところを志郎に助けられたものの、逃げる途中でテレビバエに捕まり催眠光線を浴びせられてしまっていた。

その後どこをどうしていたのか、立花藤兵衛は海沿いの道をフラフラと歩いていた。危なく車に轢かれそうになった藤兵衛は、車に乗っていた少年が偶然ライダー隊員であったため、その人物が立花藤兵衛であることが知れたのだった。

その様子から、立花藤兵衛が記憶喪失になっていることを知った少年とその兄は、藤兵衛が持っていたマッチを手掛かりに、車で伊東温泉「かめやホテル」に連れていくことにした。

「かめやホテル」のフロントで702号室に投宿していることがわかった少年は、そのことをライダー隊本部に通報し、純子はようやく立花藤兵衛の居所を知るのだった。志郎とも連絡が取れず困惑していたが、記憶喪失の藤兵衛に会うために一人で出かけていこうとする純子。

店に純子の弟・シゲルが現れ、純子はシゲルを臨時隊員にして留守番と伝言を残し、一人で伊東・かめやホテルへと向かうのだった。

『命令。シゲルは今からライダー隊通信係を受け持つこと。風見志郎という人から連絡があったら、会長は伊東温泉のかめやホテルにいると、必ず伝えること!』

やがて志郎が帰ってきて、秘密の本部で一人でいるシゲルを不審に思い、問いかけた。
『ここで何をしている?君はライダー隊の隊員かい?』
『珠シゲルです!』

シゲルは、この人物が風見志郎であることがわかると、姉・純子からの伝言を伝えた。
フロントで聞いた702号室に入った藤兵衛は、室内に備え付けのテレビから「風見志郎を殺せ」という声を聞き、再び暗示にかかってその場に倒れてしまう。

かめやホテルに到着した純子は、フロントで問い合わせて602号室に案内される。その部屋へ行ってみると、そこにいたのは藤兵衛ではなくテレビバエであった。
『このホテルは、デストロンが占領したのだ』

悲鳴を上げても誰も助けは来ないことを、テレビバエは告げた。純子にも催眠光線を浴びせようとしたテレビバエは、妨害電波にあって目的を達せなかった。V3は、2キロ四方に妨害電波を出す能力を持っている。純子を助けだしたV3。

あのホテルがデストロンに占領されていること、立花藤兵衛があのホテルのどこかで記憶を失ったままいることを純子から聞かされた志郎は、立花藤兵衛を救出するために再びホテルへ潜入するのだった。

立花藤兵衛のいる702号室に潜入した風見志郎は、記憶を失った立花藤兵衛をそこで見つける。ところが、風見志郎という名前を聞いた途端に暗示が働き、藤兵衛は志郎の首を絞めにかかった。

その部屋にはテレビバエとイカファイアも隠れていた。二人に捕まり、テレビバエの催眠光線を浴びた志郎は、遂に気を失ってしまうのだった。

デストロン基地へ運ばれた志郎に、デストロン科学陣の手で解剖が行われようとしていた。鎖に繋がれベッドの上で目をつぶっている風見志郎。
『解剖を始めろ!』
『ギィ!』

そのとき、パッと目を開ける志郎。テレビバエの催眠に、かかっていなかったのだ。
『お前の催眠テレビを観る寸前に、30分だけ自己催眠をかけたのだ!』

鎖を切り、変身ポーズでV3へと変身する風見志郎。立花藤兵衛の意識を戻すには、テレビバエを倒す他に方法はない。決着をつけようとこのチャンスを待っていたV3。テレビバエの催眠光線はV3には効かないが、もう一つの武器・殺人電波がV3の行動を鈍らせた。

このチャンスに逃げるテレビバエ。V3は2体の怪人を追って、ハリケーン号で走る。怪人を範囲内に捉えると眉間のオウ・シグナルが点滅して教えてくれるのだ。
『隠れていても無駄だ。テレビバエ、イカファイア!』

最後の決戦に臨むV3。テレビバエとイカファイアは、湖上のボートを指した。
『オレの意志で、立花藤兵衛は珠純子を殺し、ヤツも自殺する!』
『抵抗できるか、ライダーV3!』

湖の上に浮かぶボートに乗っている立花藤兵衛と珠純子。催眠で操られている藤兵衛の手にはナイフが握られ、純子に押しつけているのだ。歯向かうことが出来ないV3は、怪人たちに殴られ蹴られして、痛めつけられる一方だった。

『一瞬にすべてを賭ける!』
無抵抗のV3に、笑いながら余裕で攻撃をしてくるテレビバエとイカファイア。だが、攻撃のチャンスはきっとくる。その瞬間をじっと待つライダーV3。

『今だ、ライダー遠心キック!』
26の秘密の一つであるこの技は、空中で円を描いて飛び回り、遠心力を付けて相手にキックする技である。

一発で決めなくてはならないため、左足がテレビバエに、右足がイカファイアに当たるように左右に足を広げてキックすると、反転して着地したV3。倒れない怪人に、失敗したか!次の瞬間、大爆発して粉々に吹き飛ぶ怪人たち。

ボートの上の藤兵衛は、テレビバエの死によって意識が戻った。ボートを漕いで岸へ向かう様子を崖の上から見た志郎は、バイクを走らせていく。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
V3の26の秘密については、途中でうやむやになってしまう。V3の弱さをイメージづけてしまったことで軌道修正されたためとのことであるようだ。

取説を読まずに新しい電化製品を使えと言われて、なかなか上手く使えないように、ライダー1号2号が能力を説明せぬままいなくなったのだから、戦いの中で知っていくという展開は普通だと思うのだが。

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