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ライダーV3/ ドクトルG編 ブログトップ
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仮面ライダーV3(4) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第4話《V3の26の秘密!?》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;奥中惇夫

仮面ライダーV3、風見志郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンに重症を負わされたが、仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け、仮面ライダーV3としてよみがえった!

【前回までの話は・・・
V3打倒の先兵イカファイアの攻撃に、ダブルタイフーンを封じられてピンチに陥るV3。海岸での死闘の末に捕えられ棺桶の中に閉じ込められた風見志郎は、3000度の炎に焼かれようとしていた・・・】


◆◆炉の中の温度はどんどん上昇し、志郎は狭い棺桶の中で何もできずにもがいていた。炎は木の棺桶に燃え移り、改造人間の体であっても耐えられないほどの熱さが身体に伝わって来ていた。

『ライダー1号・2号が、全精力を注いで俺を改造したんだ。あるはずだ、俺にも隠された力が・・・』
3000度に達する高熱が棺桶の中で空気の移動、つまり風を作りだして、風見志郎のダブルタイフーンを回し始めていた。

身体に力がみなぎり、熱さを感じなくなってくる志郎。炉の中を調べて、残骸以外何も残っていないのを見たイカファイアは、勝利の雄たけびをあげた。
『デストロンの勝利だ!・・・誰だ笑う奴は?』

イカファイアをあざ笑う声があった。戦闘員達と共に外へ出てみると、見上げた煙突のてっぺんにV3はいた!
『トォーッ!』

ジャンプして地上へ降りてきたV3は、イカファイアと決着を付けようとしていた。だが、左手の火炎放射器から炎を出しながら、逃げるタイミングを計るイカファイア。戦闘員達と戦っているうちに、V3はイカファイアを取り逃がしてしまう。

デストロンが合成して作った風見志郎の声で病院におびき出された立花藤兵衛は、危ういところを志郎に助けられたものの、逃げる途中でテレビバエに捕まり催眠光線を浴びせられてしまっていた。

その後どこをどうしていたのか、立花藤兵衛は海沿いの道をフラフラと歩いていた。危なく車に轢かれそうになった藤兵衛は、車に乗っていた少年が偶然ライダー隊員であったため、その人物が立花藤兵衛であることが知れたのだった。

その様子から、立花藤兵衛が記憶喪失になっていることを知った少年とその兄は、藤兵衛が持っていたマッチを手掛かりに、車で伊東温泉「かめやホテル」に連れていくことにした。

「かめやホテル」のフロントで702号室に投宿していることがわかった少年は、そのことをライダー隊本部に通報し、純子はようやく立花藤兵衛の居所を知るのだった。志郎とも連絡が取れず困惑していたが、記憶喪失の藤兵衛に会うために一人で出かけていこうとする純子。

店に純子の弟・シゲルが現れ、純子はシゲルを臨時隊員にして留守番と伝言を残し、一人で伊東・かめやホテルへと向かうのだった。

『命令。シゲルは今からライダー隊通信係を受け持つこと。風見志郎という人から連絡があったら、会長は伊東温泉のかめやホテルにいると、必ず伝えること!』

やがて志郎が帰ってきて、秘密の本部で一人でいるシゲルを不審に思い、問いかけた。
『ここで何をしている?君はライダー隊の隊員かい?』
『珠シゲルです!』

シゲルは、この人物が風見志郎であることがわかると、姉・純子からの伝言を伝えた。
フロントで聞いた702号室に入った藤兵衛は、室内に備え付けのテレビから「風見志郎を殺せ」という声を聞き、再び暗示にかかってその場に倒れてしまう。

かめやホテルに到着した純子は、フロントで問い合わせて602号室に案内される。その部屋へ行ってみると、そこにいたのは藤兵衛ではなくテレビバエであった。
『このホテルは、デストロンが占領したのだ』

悲鳴を上げても誰も助けは来ないことを、テレビバエは告げた。純子にも催眠光線を浴びせようとしたテレビバエは、妨害電波にあって目的を達せなかった。V3は、2キロ四方に妨害電波を出す能力を持っている。純子を助けだしたV3。

あのホテルがデストロンに占領されていること、立花藤兵衛があのホテルのどこかで記憶を失ったままいることを純子から聞かされた志郎は、立花藤兵衛を救出するために再びホテルへ潜入するのだった。

立花藤兵衛のいる702号室に潜入した風見志郎は、記憶を失った立花藤兵衛をそこで見つける。ところが、風見志郎という名前を聞いた途端に暗示が働き、藤兵衛は志郎の首を絞めにかかった。

その部屋にはテレビバエとイカファイアも隠れていた。二人に捕まり、テレビバエの催眠光線を浴びた志郎は、遂に気を失ってしまうのだった。

デストロン基地へ運ばれた志郎に、デストロン科学陣の手で解剖が行われようとしていた。鎖に繋がれベッドの上で目をつぶっている風見志郎。
『解剖を始めろ!』
『ギィ!』

そのとき、パッと目を開ける志郎。テレビバエの催眠に、かかっていなかったのだ。
『お前の催眠テレビを観る寸前に、30分だけ自己催眠をかけたのだ!』

鎖を切り、変身ポーズでV3へと変身する風見志郎。立花藤兵衛の意識を戻すには、テレビバエを倒す他に方法はない。決着をつけようとこのチャンスを待っていたV3。テレビバエの催眠光線はV3には効かないが、もう一つの武器・殺人電波がV3の行動を鈍らせた。

このチャンスに逃げるテレビバエ。V3は2体の怪人を追って、ハリケーン号で走る。怪人を範囲内に捉えると眉間のオウ・シグナルが点滅して教えてくれるのだ。
『隠れていても無駄だ。テレビバエ、イカファイア!』

最後の決戦に臨むV3。テレビバエとイカファイアは、湖上のボートを指した。
『オレの意志で、立花藤兵衛は珠純子を殺し、ヤツも自殺する!』
『抵抗できるか、ライダーV3!』

湖の上に浮かぶボートに乗っている立花藤兵衛と珠純子。催眠で操られている藤兵衛の手にはナイフが握られ、純子に押しつけているのだ。歯向かうことが出来ないV3は、怪人たちに殴られ蹴られして、痛めつけられる一方だった。

『一瞬にすべてを賭ける!』
無抵抗のV3に、笑いながら余裕で攻撃をしてくるテレビバエとイカファイア。だが、攻撃のチャンスはきっとくる。その瞬間をじっと待つライダーV3。

『今だ、ライダー遠心キック!』
26の秘密の一つであるこの技は、空中で円を描いて飛び回り、遠心力を付けて相手にキックする技である。

一発で決めなくてはならないため、左足がテレビバエに、右足がイカファイアに当たるように左右に足を広げてキックすると、反転して着地したV3。倒れない怪人に、失敗したか!次の瞬間、大爆発して粉々に吹き飛ぶ怪人たち。

ボートの上の藤兵衛は、テレビバエの死によって意識が戻った。ボートを漕いで岸へ向かう様子を崖の上から見た志郎は、バイクを走らせていく。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
V3の26の秘密については、途中でうやむやになってしまう。V3の弱さをイメージづけてしまったことで軌道修正されたためとのことであるようだ。

取説を読まずに新しい電化製品を使えと言われて、なかなか上手く使えないように、ライダー1号2号が能力を説明せぬままいなくなったのだから、戦いの中で知っていくという展開は普通だと思うのだが。

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仮面ライダーV3(5) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第13話《恐怖の大幹部ドクトル・ゲー!?》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔


◆◆丹沢の牙ヶ岳(きばがたけ)に伝わるイノシシ男伝説を研究している城南大学の研究員吉村ヒデオは、フィアンセのヨウコを連れて牙ヶ岳に入山しようとしていた。

『ヨウコさん。今年の春は、30年ぶりにイノシシ男の現れる年なんです』
『あとはイノシシ男の写真を撮れば、すべてが揃うわけね!』

入山して早々、ヨウコが何かを見つけた。ヒデオはカメラを構えてシャッターを切る準備をしたが、ヨウコが何かに足を取られて動けなくなってしまう。

『ヒデオさん、早く写真を!このチャンスを逃したら、二度と写真は取れないかもしれないわ!私にかまわずに早く!』

ヒデオはカメラを構えて森の奥へと進んでいくが、悲鳴を上げた。
『ワァー!に、逃げるんだ、助けを呼んでくれぇー!』

ヨウコは助けを求めて下山し、イノシシ男の話を聞きつけた現地の正念ライダー隊員から、本部にイノシシ男の情報が入った。立花藤兵衛会長が詳しい情報を現地の隊員から聞いて、牙ヶ岳で遭難した人物が、志郎の後輩の吉村ヒデオらしいことが判明したのだ。

自分の後輩が遭難したと言う話を聞き、現地へ調査に向かった志郎。現地で出合った消防団員にイノシシ男の話を聞いてみた志郎は、イノシシ男を捕まえに山へ入った若い連中がひとりも戻って来ないこと、イノシシ男を見た者は村人でも殺されている、

などの情報を得るのだった。消防団員たちは恐怖におびえて、イノシシ男に関わりを持つことを拒んだ。
『あんた、今夜はあの娘さんを病院で守ってやるがいい。姿を見られたイノシシ男は、娘さんを狙ってくるに違いない・・・』

自分達は嫌だ、という消防団員。吉村ヒデオのフィアンセのヨウコの病室へ行った風見志郎は、隣室で寝ているヨウコが悲鳴を上げるのを聞いてすぐに駆け付けた。
『今、イノシシ男が窓の外に・・・』

『あなたは夢を見たんですよ、イノシシ男のことは忘れた方がいい!』
『夢なんかじゃありません!確かにいたんです!山で見たのと同じでした・・・』

『あの時ヒデオさんが写真さえ撮っていれば、イノシシ男の資料は完璧だったんだわ。そうすれば、風見さんだって信用してくれたのに・・・』

必死に訴えるヨウコの様子を見て、志郎はベッドの横で見張りをしながら、デストロンの暗躍を感じるのだった。翌朝、志郎は吉村の消えた場所へ行こうとして、ヨウコの病室へ入ってくる吉村に会うのだった。入ってくるなり、ヒデオは告げるのだ。

『イノシシ男なんていない!あれは伝説の動物だ。霧の中で迷ったときに、はっきり解った。あれはまぼろしなんだ。人間が勝手にこしらえた空想の産物だ』

ヨウコは、ヒデオが苦労して書き上げた論文はどうするのかと聞くと、あれは中止するとあっさり言うのだった。志郎はヒデオに触れた瞬間、強力な電流が流れているのを感じた。どうしてヒデオの体に電流が流れているのか?

吉村ヒデオは冷たい態度で突然帰ると言い出し、病室を出ていってしまう。志郎はすぐに後を追うが、ヒデオの姿を見失ってしまうのだった。

『ゲー作戦開始の前に、スーパー磁石のテストをせよ』
『了解だ! シャシャシャシャー!』

本部からの指令を受けた吉村ヒデオは怪人ジシャクイノシシに変身すると、近くの道路を走る車にスーパー磁石になっている左手をかざした。軽快に走っていた車が突然上昇していく。重さ1トンもある車を軽々と持ち上げる磁力を持つスーパー磁石。

今度は下に向けて車を落として、爆発する車。吉村を探してバイクを走らせていた志郎は、爆発音を聞きつけてやって来た。そこにはジシャクイノシシとデストロン戦闘員の姿があった!

ジシャクイノシシは、自分が吉村の姿で病院から乗ってきた車を、スーパー磁石で風見志郎の頭上へ落とした。
『風見志郎の死体は、まだ見つからんのか!』

志郎はV3に変身した。
『車を空へ飛ばした犯人はお前だな!物騒な磁石を付けて、都会の交通を混乱させるつもりか』

そうはさせないぞと、V3キックをお見舞いするV3に、左手のスーパー磁石で電磁バリアを張ってキックをはね返してしまうジシャクイノシシ。そして、V3の電子頭脳を狂わせるスーパー磁石の威力。

V3は苦しさのあまり崖下に落ちていき、大爆発を起こしてしまうのだった。しかし、V3は生きていた。26の秘密の一つ、「逆タイフーン」を使い、ダブルタイフーンを逆回転させて大旋風を作り、土煙を起こして自爆したようにみせかけたのだった。

危機は脱したが、志郎の体は3時間を経過しないと再びV3に変身出来ないようになっていた。

ジシャクイノシシの目的は、新幹線をスーパー磁石で破壊することだった。吉村ヒデオに姿を変えて東京へやって来たジシャクイノシシは、高層ビルの上から新幹線を狙う位置を確認していた。そこにバイクでやって来た風見志郎。

『風見先輩・・・』
『デストロンの連中に、先輩呼ばわりされる覚えはないぜ』

風見志郎は吉村を殴りつけて正体を暴こうとするが、恋人のヨウコが志郎の前に立ちはだかるのだった。
『止めて。お願いですから、ヒデオさんをそっとしておいてください』

志郎は、その男は本物のヒデオではないと言うのだが、信じられないヨウコ。だがヒデオは逆にヨウコを盾に取り、怪人に姿を変えるのだった(ヨウコは気絶してしまう)。志郎が変身しようとポーズを取るが、逆タイフーンからまだ3時間経過していなかったのだ!

ジシャクイノシシになぶり殺しにあった志郎は、遂に気絶してしまう。ジシャクイノシシは風見志郎を担ぎ上げると、地上数十メートルはあるビルの屋上から下落させてしまうのだった。
『とどめを刺してやる!』

志郎が真っ逆さまに落下しているその時、タイムリミットの3時間が経過した。落下していく風圧でダブルタイフーンが回転を始めた!V3に変身した志郎は、ビルの屋上へジャンプして、ヨウコを連れて逃げて行くジシャクイノシシの前に立ちはだかった。

ヨウコを助けだすと、戦闘員と戦っているうちに姿を消すジシャクイノシシ。ホッパーを使い捜索してみると、新幹線を狙うための小高い丘の上にいることが判明した。飛行できるハリケーン号が、V3をジシャクイノシシのいる丘の上まで連れていく。

ジシャクイノシシの左手のスーパー磁石を電撃チョップで破壊したV3。ジシャクイノシシは、日本に強力な怪人軍団を率いるドクトル・ゲーが上陸したことをほのめかすと、イノシシ・ダッシュ(体当たり)を食らわせてきた。

とっさにV3が崖下に隠れたため、数十メートル崖下を落下したジシャクイノシシは自爆して果ててしまう。

デストロン日本支部に響く声、Gの文字を背景に立つ盾と斧を持った謎の人物。
『ようこそ、ドクトル・ゲー。我がデストロンは、君の悪魔の知恵に期待している』

『このドクトル・ゲーが日本に来た以上は、仮面ラーイダV3など、一撃のもとにこの地上から抹殺してご覧にいれます』  (つづく)


★★★★★★★★★★★★
ドラマの導入部及び、事件に至るまでの展開と会話内容は、まるで新マンのバルダック星人と同じだ。イノシシ男が数十年ぶりに出現するという話、イノシシ男の姿を撮影しようとしてフィアンセが足を引っ張り、男性がイノシシ男を追いかけていき行方不明になるなど。これでは、V3(昭48)が新マン(昭46)の脚本をマネたと言われても仕方がないと思う。

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仮面ライダーV3(6) [ライダーV3/ ドクトルG編]

今回は、第14話《ダブルライダー秘密のかたみ》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;山田 稔

【前回までの話は・・・
怪人ジシャクイノシシの使命は新幹線をスーパー磁石で破壊すること以外に、ゲー作戦を遂行することであった。新幹線破壊はV3に阻止されたものの、大幹部を日本に上陸させるゲー作戦は無事遂行させた。大幹部ドクトル・ゲーとは、いかなる人物なのであろうか・・・】


◆◆国際警察のから少年ライダー隊本部の風見志郎へ宛てて、緊急通信が入った。相手はジョージ釜本と名乗り、ライダーV3に関する重大秘密が手に入ったので、今夜10時に三浦岬でそれを渡すという内容だ。志郎はそれが本当か、どうか判断に迷っていた。

ワナかもしれない。だがデストロンには、今使っている通信電波の波長は解らないはずだ。それを考えると本当の話かもしれない。

一方、同じ通信内容は、デストロン基地でも受信をしていた。大幹部ドクトル・ゲーが連れてきた怪人ガマボイラーは、ライダーV3を倒すためにはこの秘密を是が非でも手に入れたいと思った。

指定された三浦岬に午後10時にボートで上陸して来た男がいた。それに近づいていく3人の黒服の男達。
『風見さんの代わりの者です。我々は、少年ライダー隊青年部です』

そう言って騙そうとするデストロン戦闘員達。3人を不審に思った男・ジョージ釜本は情報を渡す気配を見せなかったため、戦闘員たちは気付かれたと思い、ジョージ釜本を捕まえて洞穴に連れていくのだった。

その様子を岩陰からじっと見ていた志郎は、情報が本物であることを確信するのだった。洞窟内でジョージ釜本はガマボイラーに攻められるが、なかなか口を割ろうとはしなかった。腹部に付いているコックを回して高圧蒸気で鉄を溶かしてみせ、脅しにかかるガマボイラー。

だが、V3が現れてガマボイラーたちを一蹴すると、ジョージ釜本を救出してライダー隊本部へと連れ帰るのだった。本部に着いたジョージ釜本は、靴のかかと隠した鉛製の入れ物を志郎に手渡した。

中には1枚の地図が入っており、地図のバツ印の地点にはライダーV3の致命的欠点が書かれた物が隠してあると、ジョージ釜本は言うのだった。

そんなことがなぜ解るのかと志郎が尋ねると、地図を拾ったのは偶然かもしれないが、地図に記された2行の数字の羅列が暗号であることに気付き、国際警察のコンピュータに解読させた結果だという。

志郎は地図に記された数字の羅列を見て、確かにこの暗号が使えるのはライダー1号2号だけだと断言した。地図はやはり本物だった。

(V3の致命的な欠点・・・ダブルライダーは地図の場所に一体何を残したんだ?)
志郎は心の中で、そうつぶやいた。

志郎は、地図とそこに記されたバツ印の位置を記憶すると、ライターの火で地図を燃やしてしまうのだった。デストロンに秘密を渡さぬためにも、これが一番いい方法なのだ。

地図に示された場所は、奥秩父であった。早速立花藤兵衛は車で、志郎はバイクでその方角へ向かった。風見達が動き出したことは、すぐにドクトル・ゲーに報告された。

『第五監視班より連絡。風見志郎・立花藤兵衛一行が、秩父方面に出発』
『ガマボイラーに連絡して、風見志郎から目を離すなと』

ドクトル・ゲーには、V3を倒せる自信があった。そのカギを握るのは、自分が連れてきた怪人ガマボイラーの切り札であった。

『デストロンが世界征服を成るか成らぬか。仮面ラーイダV3を消すことにある。ガマボイラー。一生に一度しか使えないあの装置を、使う覚悟はあるのか?』
『もちろんありますとも。V3を倒すためなら、俺は死んでも本望だ!』

ドクトル・ゲーが日本支部に上陸した時にガマボイラーと交わしたこの会話を、いよいよ首領の為に実践する時だと考えていた。

奥秩父の山に続く細い道路を、風見のバイクと藤兵衛の車が登っていく。デストロンの戦闘員達が見張っていることは、分かっている。二人は乗り物を降りると、登山道具を持って徒歩で向かうことにした。

後を付けてくる戦闘員達を志郎がまとめて片付けている間に、藤兵衛はひとりで目的の場所へ向かって進んでいく。渓流で一息入れていると、ガマボイラーが出現した。ピッケルで立ち向かう藤兵衛。だが藤兵衛では敵う訳もなく、捕らえられてしまう。

『もがいても無駄だ、立花藤兵衛!』
『何!デストロンの改造人間がどんなに力を発揮しても、ライダーV3には勝てぬ!』
『V3に負けてもいいのだ。だがV3が俺に勝った瞬間から、ライダーV3には死が訪れる。分からんだろうがな!』

ガマボイラーは捕らえた藤兵衛に、V3が自分と戦えばV3も死ぬと告げるのだった。ガマボイラーに勝利した瞬間にV3が死ぬとはどういうことなのか?

一方、行方不明の藤兵衛を探しに沢を捜索する志郎は、岩の上に置かれた藤兵衛のピッケルを発見する。そしてその数十メートル先に、木に鎖で縛られた立花藤兵衛を見つけるのだった。

助けだした途端にガマボイラーが現れ、志郎に変身するよう促すのだった。
『ヤツは得体の知れない力を持っている。変身するな、志郎!いかん、変身するな!』

藤兵衛の言葉に耳を貸さずに、志郎は相手の誘いに乗って変身してしまう。ガマボイラーは左胸のコックを回して高圧蒸気を吹きだして攻撃してくる。接近戦に持ち込みたいガマボイラーは、距離を取るV3に「かかって来い」と挑発する。

そして二人が組み合った瞬間、ガマボイラーの口から白い粘性のある液体がV3の顔面にかかった。
『やった!とうとう俺の作戦は・・・成功したぞ!』

喜ぶようにして、ガマボイラーは自爆した。ガマボイラーに勝利したV3の前に出現したドクトル・ゲー。
『お前がデストロンの大幹部、ドクトル・ゲーか!』
『ラーイダV3。いよいよお前の最期が来たようだな!』

このチャンスを逃すまいとするV3は、ジャンプしてドクトル・ゲーに近づき戦おうとするのだが、キックもパンチも簡単に跳ね返されて通用しない。
『どうした、V3』

『力が・・・力が抜けていく・・・』
『驚いたかV3。やっと気付いたようだな。ガマボイラーの体液を浴びれば、お前のエネルギーは自然に失われる。ガマボイラーの死は、貴様の死でもあるのだ!』

斧を振りかざして襲ってくるドクトル・ゲーに、体に力が入らないV3は防戦一方だった。遂にドクトル・ゲーの一振りの斧で足を滑らせたV3は、全エネルギーを放出して爆発のような大きな水しぶきをあげ、滝つぼに消えていった。V3に再び立ち上がる力はあるのだろうか?! (つづく)


★★★★★★★★★★★★
デストロンが風見志郎や立花藤兵衛の動きを監視していることは分かっているのだから、地図を燃やしたあとその場所へ行かないことが一番いいと思う(封印)。一方で、風見志郎がV3の欠点を知りたいと思う気持ちも分かるけどね。

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