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ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編 ブログトップ
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仮面ライダーV3(12) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第31話《呪いの大幹部キバ男爵出現!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;折田 至

【前回までの話は・・・
度重なる失態の汚名返上のため、大幹部ドクトル・ゲーは自らを改造、カニレーザーとなってV3に挑んだが敗れ去った。デストロン首領は現組織を刷新するため、新しく大幹部となる人物をアフリカの奥地から呼び寄せるのだった・・・】


◆◆『お前達に、デストロンの新しい大幹部を紹介しよう・・・』
それは、マンモスの頭蓋骨を頭部に頂いて、青い装束に身を包む不気味な男であった。

アフリカの奥地、コンゴ川上流に数百年栄続けるドーブー教の大魔術師という地位にいる者で、名をキバ男爵と言う。彼等の力の源は、太鼓の音であった。
『デストロンの新怪人は、このキバ男爵が引き連れたキバ一族だと知れ』

キバ男爵はそう言うと、新怪人に「いけにえ」を捧げる儀式を行おうとしていた。どこからか誘拐して来た女性がクサリで繋がれている。その女性の前に、棺を担いで持って来る戦闘員達。

棺がゆっくりと開いて、ボルネオで生まれたドクロイノシシがムックリと起き上がった。大声で悲鳴をあげる女性に、助けは来ない。ドクロイノシシは女性の前にゆっくりと歩いて来ると、牙を女性の胸に突き立てて血を吸い取った。

骸(むくろ)と化した女性はドロドロに溶けて、ガイコツだけになってしまうのだった。
『見たか、ドクロイノシシの力を!俺の牙に触れる者は、すべてこうなるのだ!』

キバ男爵が、ドクロイノシシに命令する。
『ゆけ、ドクロイノシシよ。人間どもを恐怖のどん底に突き落としてやれ!』

深夜、宮田家の隣の藤井家から悲鳴が聞こえてきた。寝ていた少年ライダー隊のトシコは、何事が起こったのか知りたくなった。トシコの父がとなりの様子を見に行ってくるからと言って、トシコと母を置いて出て行った。

藤井家の主人が玄関にいたので、悲鳴の理由を聞いてみると、「怪人に襲われた。この村は全滅した」と言うのである。にわかには信じ難いことだったが、次の瞬間、藤井家主人のガイコツがトシコの父に覆いかぶさってきたのだ。

そして後ろから身体をつかまれて、怪人ドクロイノシシはトシコの父にこう言った。
『この村で生きているのは宮田、お前達一家だけだ』

ガイコツに怪人まで見てしまったトシコの父は悲鳴をあげて自宅へ戻ると、怪人が入って来ないように門にカンヌキをした。父から話を聞いたトシコは、ライダー隊本部へすぐに連絡した。
『はい、ライダー隊本部です・・・』

就寝中を起こされた立花藤兵衛は、あくびをしながら応対した。宮田トシコ隊員からの緊急連絡で、山梨県小淵沢にデストロン怪人出現との一報が入った。

だが、そのあとしばらく通信は雑音だけになり、通信が回復したときには誤報だったので取り消すとトシコは謝るのだった。さすがに深夜に誤報と言われた藤兵衛はカチンときたが、何でもなかったことを喜んで藤兵衛は通信を切った。

だが、宮田家では怪人ドクロイノシシが門扉のカンヌキを破り、侵入して来ていた。そして抵抗した父を殺害して、トシコと母に迫っていた。

『私だ、開けておくれ!』
『あなた、無事だったの・・・』

父の声に母は部屋のカギを開けようとしたが、デストロンのやり方を知っているトシコは警戒した。
『駄目よ、お母さん。もしデストロンの怪人だったら、声を真似ている時もあるのよ』

だが、すき間から見える姿が父だったため、無事を信じたトシコはドアのカギを開けて父を中へ入れてしまうのだった。父の姿はすぐに怪人に変わった。

『ライダー隊に連絡されては面倒なことになるのでな・・・お前の父ならドクロになって転がっている!』

ドクロイノシシが二人を殺害しようとした時、キバ男爵が命令して、母を人質に、トシコはライダー隊を陥れるための道具にすることにした。

翌朝、少年ライダー隊本部では、昨夜の出来事をテープで再生して、みんなで話し合っていた。インターポールから派遣されていたデストロン・ハンターの佐久間は日本に残り、デストロンと戦うライダー隊の一員として働いていた。

『オレは、今その小淵沢に向かっている所だ・・・』
風見志郎から通信が入った。その志郎の耳にどこからか太鼓の音が聞こえてきた。付近で声をかける者がいた。

『フハハハ、バカなヤツ。これはライダーV3を呪い殺す悪魔の太鼓だ』
『誰だ、貴様!』
『キバ一族を引き連れ海を渡ってきたデストロンの大幹部、キバ男爵だ』

すぐにドクロイノシシが現れ、志郎を襲い始めた。志郎は変身した。
『ヘンシン・・・ブイスリィッー!』

V3対ドクロイノシシは、お互いにキック・パンチの応酬で、一進一退。二人は組み合ったまま、なだらかな坂道を転がりながら落ちて行く。ドクロイノシシはその下の崖にV3を突き落すと、崖を崩してV3を生き埋めにしてしまうのだった。

戦斗員達にV3の死体を掘り出すよう指示したドクロイノシシは、そのまま小淵沢の宮田家へ向かった。そこにはトシコとトシコの母が、人質になっている。

一方、崖崩れで死ぬような我らがV3では無い。戦闘員の一人に詰問して、ドクロイノシシの潜伏先を聞き出すのだった。

小淵沢の村に行こうとしていた佐久間は、途中でライダー隊員の宮田トシコと出会う。そしてトシコから、志郎はすでにトシコの家に到着しているので、自分が案内すると言う。宮田家に着いた途端、ドクロイノシシに襲われて人質になってしまう佐久間。

『どうして・・・ライダー隊員の君がウソをついたんだ?』
『許してください。母が人質に取られているんです・・・』

涙を流して謝るトシコ。その頃、志郎はすでに宮田家の天井裏に潜んでいた。
『風見先輩。ワナだ、来ちゃだめだ!』

佐久間の声で状況が判った志郎は、人質になっているトシコの母を助けることを優先した。そしてドクロイノシシがトシコの母の監禁場所へ行っている時には、佐久間とトシコを救い出していた。

これでもう人質はいなくなり、志郎は思う存分戦うことが出来るのだ。
『残るはお前ひとりだ、ドクロイノシシ』

ところが、ドクロイノシシに呪いをかけられた村人たちが、志郎と佐久間、トシコ親子の回りを取り囲み、ジリジリと迫ってくるのだった。

四人は捕まってしまい、まず志郎から火あぶりの刑にされようとしていた。ガソリンをまかれて、火をつけられてしまった風見志郎。
『太鼓だ!太鼓を鳴らして勝利を祝え!』

ドクロイノシシが雄たけびを上げた。その時であった。操縦者のいないハリケーン号が、火あぶりにされている志郎に向かって突っ込んでいく!次の瞬間、志郎の姿は消え、V3を乗せたハリケーン号が現れて、ドクロイノシシを弾き飛ばした!

V3は飛行機投げでドクロイノシシを空へ高く投げ飛ばすと、V3フライングキックを浴びせた。地面に叩きつけられたドクロイノシシは水のように溶けてしまい、爆発した。怪人の死によって呪いは解け、トシコの父や襲われた村人たちは全員甦り、生還した。

だがキバ男爵の率いる怪人は、一人では無い。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回は、特撮界のシンデレラ・斉藤浩子嬢がご出演なさっている。美少女。そのかわいらしさに、筆者は憧れたものだ。
マヌケな武器を使うドクロイノシシ。そのマヌケさは、言葉では言えない・・・

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仮面ライダーV3(13) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第33話《V3危うし!帰って来たライダー1号2号!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;鈴木生朗
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕


◆◆キバ一族のいる所、必ず太鼓の音が鳴り響いている。この山荘で夜遅くまで仕事をしている寒川博士の耳にも、どこからか土人の太鼓のような音色が聞こえていた。

寒川博士は人工的に光化学スモッグを作ることに成功し、その論文作成のために、一人娘のユミコと一緒にこの別荘に籠っていた。

『どこかで、お祭りでもあるのかしら・・・』
そう思った時、突然電話が鳴った。娘のユミコが電話に出ると、それは珠純子からであった。珠純子は、ユミコの山荘に招待されていたのだ。

日程が決まり、明日藤兵衛達を連れて出かけるという内容であった。もう就寝時間なので窓を閉めようとしたユミコに、真冬でもないのに吹雪が顔に吹き付けてきた。

窓の外には、全身毛むくじゃらの怪人が立っている。
『スノーウ!(怪人の鳴き声)キバの一族、ユキオオカミだ!』

北極のブリザードが吹く中で生まれた怪人ユキオオカミは、寒川博士の研究がどうしても必要なのだ。二人は誘拐され、キバ男爵のもとへ連れて行かれた。博士の発明を利用した殺人計画に、二人を協力させるつもりであった。

『もう一度聞く。我々の計画に協力する気はないか?』
『断る!』
『残念だ・・・では、やむを得ん。ユキオオカミ!その牙で、娘の血を呪いの血に変えてしまえ!』

キバ男爵は、ユキオオカミに命じて、ユミコの首に噛みついて死なない程度に血を流すと、流れ出た血をドクロの杯に溜めた。キバ男爵は、娘の血の入ったドクロの杯をドーブー教の炎の前にかざして、その血に呪いを与える呪文を唱えた。

キバ男爵がその血を炎の中へ注ぎ込むと、炎は一段と盛んに燃えるのだった。そして、ユミコが命令に逆らうとどうなるかを、キバ男爵は見せてやった。

『手を見ろ!』
ユミコの手が、ユキオオカミ同様に毛むくじゃらになっていた。

『鏡をみるがいい』
ユミコの顔は人の顔では無かった。口は耳まで裂け、耳はとがり、まるでオオカミ女のようになってしまった。悲鳴を上げるユミコ。

寒川博士は一人娘の無残な姿に驚愕し、協力を断ると言ったが、博士の心は折れそうであった。
『寒川博士。お前達が私に逆らえば、娘はこうなるのだ!』

珠純子は、弟・シゲルと立花藤兵衛、それに風見志郎を連れて、寒川博士の別荘へ向かっていた。ユミコはキバ男爵の命令通りに、コーヒーに睡眠薬を入れようとしていた。

だが、良心が痛み思い止まろうとすると、自分の手の甲が狼の毛で覆われていくのを見るのだった。ユミコは仕方なく、訪問した4人に睡眠薬入りのコーヒーを出してしまうのだった。

純子、シゲル、藤兵衛は眠ってしまい、志郎も睡眠薬が入っていることに気が付くが、眠気が襲ってきていた。4人が眠ったことを確認している寒川博士の腕を、しかし志郎がグイッとつかんだ。志郎には睡眠薬は効かない。

『博士、これは一体どういう訳なんだ!』
ユミコが言い訳をしようとした時、ユキオオカミが出現した。志郎は戦闘員達を倒しながら、山荘から外へ出ていく。

『行くぞ、風見志郎!』
『おのれ・・・ヘンシン、ブイスリァー!』

志郎はV3に変身したが、ユキオオカミに逃げられてしまう。ところがこれは作戦の内で、変身を解いて風見志郎に戻ったところを、ユキオオカミの必殺武器・ウルトラブリザード攻撃が襲った。絶対零度の低温が志郎を襲い、凍りついてしまう志郎。

睡眠薬を飲まされた藤兵衛たち3人は、デストロンのアジトに連れて行かれてしまう。そこでキバ男爵に見せられたのは、「殺人光化学スモッグ作戦」だ。

寒川博士が完成させた人工光化学スモッグを浴びた戦闘員に、デストロンで開発した特殊光線を当てると、戦闘員は苦しみながら爆発してしまうのだった。

別室に入れられた藤兵衛達3人。藤兵衛はきっと志郎が助けに来るからと、純子とシゲルを勇気づける。だが、キバ男爵は藤兵衛たち3人に、部屋の中で凍りついた風見志郎を見せるのであった。意識はあるようだが、体を動かせない志郎。

藤兵衛は、これでもうV3が助けに来ないことを知り、動揺してしまう。キバ男爵は、立花藤兵衛達3人を寒川博士に殺させようとする。だが、そこに現れたのは本郷猛であった。
『キバ男爵。貴様を追って、はるばるオーストラリアから帰って来たんだ!』

本郷は、藤兵衛が捕らえられている部屋のガラスを割って藤兵衛達を脱出させると、戦闘員達と戦いながら藤兵衛達3人の逃げ道を作るのだった。だが藤兵衛は志郎を救出するために、志郎が入れられている部屋へ向かおうとする。

そうはさせまいと、ユキオオカミが藤兵衛の前に立ち塞がるが、そこに現れたのが一文字隼人だった!

『貴様は一文字隼人、おのれ!』
『そうだ。貴様たちの野望を砕くために、アメリカから帰ってきたんだ!』

そう言うと、立花藤兵衛を逃がして、志郎が入っている部屋を破壊した。志郎は部屋から脱出すると、ユキオオカミに殴りかかった。アジトの中で、3人ライダーと戦闘員達、キバ男爵、ユキオオカミが巴戦をしていた。キバ男爵と戦っていた本郷が叫んだ。

『一文字、変身だ!』
『よし。ヘンシン!』

ライダー2号が本郷からキバ男爵を引き離している間に、本郷も変身した。
『ライダー ヘンシン!』

キバ男爵対ライダー1号2号の対決。先端に鋭いキバを付けたヤリで、1号2号ライダーを襲うキバ男爵。
『ここは俺に任せろ!』

2号ライダーが1号ライダーを他へ促すと、1号ライダーは光化学スモッグ発生装置を破壊して、アジトを出た。アジトから出てユキオオカミと戦っていた志郎は、V3に変身した。
『おのれ!ヘンシン、ブイスリァー!』

1号ライダーは藤兵衛達のゆく手を阻む戦闘員達を蹴散らしていく。藤兵衛達3人と寒川博士親子は、無事に逃げることに成功するのだった。

V3は、ユキオオカミのウルトラブリザード攻撃を受けて窮地に陥るが、2号ライダーがそこにやって来た。ユキオオカミ対2号とV3。そこへ藤兵衛達を無事に逃がした1号ライダーが参戦する。ユキオオカミ対1号2号V3。

2号のキック、パンチ。1号のライダー返し。2人のライダーがユキオオカミを両脇から抱えて、空へ向かって投げ上げた。V3は少し遅れて、頭を軸にして回転しながらジャンプし、空中でキリモミチョップをユキオオカミの脳天に炸裂させた。

ユキオオカミは地面に叩きつけられて、大爆発してしまうのだった。

『キバ男爵は、恐るべき魔法使いだ。そのために俺たちは、帰って来た。(1号)』
『そうだ、これくらいで引っ込む奴では無い(2号)』
『しかし、正義のある所、必ず勝利があると信じます!(V3)』

寒川博士の娘・ユミコの呪いは怪人の死と共に解けた。
『キバ男爵、怒るのだ!わがデストロンの期待を、裏切るではないぞ!』

首領が怒りを込めて発した言葉に、恨みのこもった目で炎を見つめるキバ男爵。果たして、ライダー打倒の為にキバ男爵が次に打つ手は何か?・・・ (つづく)


★★★★★★★★★★★★
今回は出血大サービスである。あのカメバズーカを連れて海の彼方へ大爆発と共に消えた二人ライダーが、久々に出演!それにしても、公害で大問題になった光化学スモッグを、人工的に作ってどうするのかな?

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