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ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編 ブログトップ
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仮面ライダーV3(14) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第34話《危機一髪!キバ男爵対三人ライダー!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;鈴木生朗
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;塚田正煕

【前回までの話は・・・
友人の珠純子を別荘に招待する約束をした寒川ユミコは、その前夜、命令に逆らうとオオカミ女に変身する呪いをキバ男爵にかけられてしまう。父の寒川博士が開発した人工スモッグをキバ男爵は殺人兵器として使うため、ユミコに命じて人体実験用に純子や藤兵衛を拉致させるのだった。志郎はユキオオカミとの戦いで氷漬けにされ、万事休す。だが、このピンチを救ってくれたのは、ライダー1号と2号だった・・・】


◆◆ドーブー教の炎の中に三人のライダー人形を投げ入れ、呪文を唱えながら「母なる呪いの魔女」・スミロドーンを蘇らせることに成功したキバ男爵。
『キバ男爵の求めにより100万年の眠りより目覚めて、今ここに蘇りましたぞ』

桃色のドレスに身を包んだ美しい魔女・スミロドーンが出現した時、デストロン首領は女で大丈夫かと問いかけた。
『三人の仮面ライダーは手強いぞ。キバ一族の魔女とはいえ、女で相手ができるのか?』

すると、スミロドーンは真の姿を首領にさらして見せた。その正体は、太く長いキバを口から生やして氷河時代に君臨していた凶暴な原始タイガーであった。

ライダー隊本部では、立花藤兵衛と本郷猛が懐かしがって話をしていた。オーストラリアにいた本郷は、キバ男爵が日本へ渡ったという情報を聞き付け、アメリカにいる一文字隼人に連絡して、ふたりで日本へ帰って来たのだった。

普段はスポーツ用品店を営んでいる立花藤兵衛は、店の奥に少年ライダー隊本部を設置している。通信機器などが並んでいるすぐ脇に、店内の様子を映し出すビデオカメラの映像が映し出されていた。

女性客が来ているので純子が応対に出ると、女性は姉小路と名乗り、お世話になったお礼にと風見志郎へ包みを置いてゆくのだった。

念のために本郷が箱を開けてみると、中身はへんてこな人形だった。ただの人形ではない。ドーブー教の呪い人形であった。うっかり右の素手で人形をつかんだ本郷は、しばらくして身体が麻痺してくるのを感じた。

この人形には毒が塗ってあり、手の平の皮膚から毒が身体に入り、全身に回ってしまうのだ。純子はすぐに志郎へ状況報告して指示を仰ぐと、中央病院へ運ぶように指示を出した。

店に来た姉小路を名乗った女は、キバ男爵がよみがえらせた怪人スミロドーンの人間体であった。ライダー隊本部での出来事を一つ残らず人形に付けた無線で聞いていたスミロドーンは、先回りして女医に化けた。

藤兵衛達が車で運んできた意識不明の本郷猛を、ストレッチャーに乗せて手術室へ運ぶフリをした。女医は藤兵衛たちを控室に通すと、カギをかけて閉じ込めてしまう。意識の無い本郷猛は、キバ男爵のアジトへ運ばれてしまうのだった。

スミロドーンの作戦は、ひとりずつ片付けていけばライダーとて怖くないという感じだろう。女性ライダー姿に変身したスミロドーンは、次に中央病院へ向かっている風見志郎を襲った。

志郎はV3に変身し、人間体スミロドーンも原始タイガーへと姿を変えて戦うふたり。火炎を吐くスミロドーンに対し、V3は崖下へ転落してしまう。スミロドーンの命令で意識を失った風見志郎を発見した戦闘員たちは、そのままアジトへ連れて行くのだった。

純子と志郎の無線を聞いていた一文字隼人は、中央病院へ駆けつけ、控室に閉じ込められていた藤兵衛と純子を助けだした。デストロンのワナにかかって、本郷が連れて行かれた事を知る隼人。風見の行方を尋ねると、こちらも到着して良い頃なのに来ていないという。

そこに一文字隼人宛ての志郎からの封書が、ドアの下の隙間から差し出されているのを見つけた隼人。変だと気付いた隼人がふたりから少し離れて封書を開けると、ガスが噴出した。すぐにドアを開けると、怪しい女が逃げていくところだった。

隼人はすぐに追ったが、これは一文字隼人をおびき出すワナであった。隼人は2号ライダーに変身すると、サイクロン号で怪しい女が乗るバイクの後を追いかけた。女は原始タイガーに変身して、2号ライダーにバイクで挑んでいく。

バイク同士が激突して放り出された二人は、組み合って戦い続けた。スミロドーンの口から吐く火炎で2号ライダーは崖下へ転落してしまい、爆発してしまうのだった。
『第三の標的も仕留めた・・・』

意識を失っている本郷猛と風見志郎の二人は、キバ男爵のアジトへ運ばれて鋼鉄製のベッドに寝かされて、胸部と足を鋼鉄製のベルトで縛られていた。

『フフフフ、バカ者ども。まんまとワナに落ちたな。苦しめるだけ苦しめて、殺してやる・・・』

キバ男爵とスミロドーン達が部屋から出ていくと、部屋の電気が消えて暗くなった。すると、志郎は目を開けて、縛られているベルトを切りムックリと起き上がった。その横で寝かされている本郷猛も、同様に起き上がった。

『無事だったんですか、先輩!』
『ああ。アジトを見つけて潰すのが目的だからな・・・おとなしく運ばれてきたんだ』
『俺もです、先輩』

二人は、暗い部屋の中で変身しようとするのだが、変身ポーズをした途端、オレンジ色のライトが当たって身体が動かなくなる。

『どうやら、向こうの方が上手らしい』
『さすがはキバ男爵・・・』

この部屋には、変身することを妨げる仕組みが出来上がっているようであった。だが変身しなければ、この部屋からは脱出できない。志郎は焦った。だが、本郷は言う。
『まぁ、待て。俺たちにはもう一人兄弟がいることを忘れるな・・・』

キバ男爵とスミロドーンは、デストロン首領の前でほくそ笑んでいた。
『さすがはキバの魔女。よくやってくれた!』
『お役に立ちましたか、キバ男爵』

だが、デストロン首領が突然怒りだした。
『愚かな魔女め。一文字隼人に付けられていたのを気付かんのか!』
『そ、そんなはずはない!』

その頃、一文字隼人はすでにアジトに侵入し、本郷と志郎を救出し終えていた。警報ベルが鳴り響き、アジト内に緊張が走る。キバ男爵とスミロドーンが本郷達を捕らえてある部屋へ向かおうとした時、3人の男たちはキバ男爵とスミロドーンのすぐ近くまで迫っていた。

ドアから逃げるキバ男爵。ドアの前で盾となり本郷達の進撃を食い止めようとするスミロドーン人間体。遂に、スミロドーンもアジトから逃げ出し、決戦の場は広大な草原に。

スミロドーンを追い詰める3人ライダー。キバ男爵の声が、スミロドーンに命令する。
『スミロドーン、原始タイガーになって戦うのだ!』

『キバ男爵!世界に悪の栄えたためしはないのだ!』
『我々がいる限り、デストロンの世界征服は不可能だ!』

桃色のドレスを着た魔女の姿から凶暴な原始タイガーに姿を変えたスミロドーンは、火炎を吐いて本郷達に襲いかかる。こちらも変身するように、本郷が一文字と志郎に叫んだ。

『ライダー、ヘンシン!』
『ヘンシン!』
『ヘンシン、ブイスリィー』

3人ライダー対原始タイガー・スミロドーンの戦い。火炎を吐きながら迫ってくるスミロドーンだが、3人ライダーが相手では勝てる見込みは無いのだ。1号と2号はサイクロン号を呼ぶと、並んで止まった。

V3はジャンプして2台の並んだサイクロン号の荷台部分に足をそれぞれ乗せると、ふたりの肩を借りて組体操のように立ち上がるV3。

そのままの形で、2台のサイクロン号ごとスミロドーンに突っ込んでいく3人ライダー。
『ライダートリプルパワー!』

V3の身体からエネルギーが放出され、サイクロン・アタック3台分以上の力が働いたとみえて、突き飛ばされたスミロドーンは跡形もなく散っていた。スミロドーンの死と共にドーブー教の祭壇は爆発し、その魔力は失われてしまった。

3人ライダーの活躍によって、キバ一族はとうとうキバ男爵一人を残すだけとなったのである。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
話の都合上仕方が無いとは思うが、スミロドーンのバイクがキバの形をしているのである。キバの形と言えば聞こえはいいが、見た目は白いウンコである。一目でキバ一族と解るバイクだが、バイク王で高く買い取ってくれるかな?

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仮面ライダーV3(15) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第35話《キバ男爵最後の変身》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;内田一作

【前回までの話は・・・
キバ男爵は、キバ一族の切り札とも言える呪いの魔女・スミロドーンを復活させた。スミロドーンは3人のライダーを個別に攻めて倒したが、3番目に襲った2号ライダーの死体を確認しなかった詰めの甘さが致命傷となり、結局は3人のライダーに敗れ去った。これでキバ一族は、キバ男爵が最後の生き残りとなってしまった・・・】


◆◆ある時、デストロンの秘密作戦を知ったと言う男から、ライダー隊本部に電話が入った。追われているから助けてほしいという会話の最中に、男は悲鳴を上げて電話は切れた。位置情報を聞きとっていた立花藤兵衛は、志郎に急行させた。

位置情報から割り出した電話ボックスを捜索していた志郎は、足元に落ちているカギを見つける。どうやらそれはロッカーのカギのようであった。志郎がカギを拾った途端に、志郎を襲う新怪人。
『ウォー!キバ一族の最後の一員、吸血マンモス!』

吸血マンモスは、志郎が拾ったカギを欲しがった。秘密作戦と関連があるとみた志郎は、必死に抵抗する。だが吸血マンモスの長い鼻が志郎の首に巻き付き、右へ左へと空を舞うように引っ張られて、何度も地面に叩きつけられてしまう。

だが、デストロン・ハンター佐久間ケンが吸血マンモスの背後から鉄棒で殴りつけ、志郎を助けようとするのだった。怪人が佐久間に気を取られている間に、志郎は問題のカギを佐久間ケンに投げて託すと、逃げるように言った。

『ケン、お前じゃ無理だ。このカギを頼む!』
『逃がすものか!』

吸血マンモスの気が逃げる佐久間ケンに向いている時に、首に巻き付いた鼻を解いた志郎は、ライダーV3に変身した。

後を追う吸血マンモスは逃げる佐久間ケンに追い着き、カギを出すように言うのだった。
『カギはどこだ!』
『カギはここだ!ケンに渡したカギは、ニセモノだ』

吸血マンモスが欲しがったカギは、最初から志郎が持っていたのだ。佐久間ケンを助けだしたV3は、ハリケーン号にケンを乗せると、この場を急ぎ脱出するのだった。

拾ったカギは、ある駅のコインロッカーのカギであることが判り、志郎とケンはそのロッカーを開けて、保管されていた3枚の写真を手に入れた。写真の人物は、ミヤモト経済長官、ナガタ科学局長といった政治経済界の大物である。

デストロンは、日本の頭脳とも言うべき人物を狙って、何を企んでいるのだろうか?

『キバ男爵。秘密作戦の準備は整ったか?』
『日本頭脳改造作戦。今度の作戦は、絶対に成功させます!』

キバ男爵は、日本を動かす政治・経済・文化の重要人物をさらい、デストロンの言う通りに動く様に脳改造してしまう作戦を企てていた。デストロン首領は、キバ男爵に最後の機会を与えると同時に、失敗は許さないことを告げるのだった。

『キバ男爵。失敗の時は、キバ一族最後の時と心得よ!』
キバ男爵は、最初にミヤモト経済長官を狙った。お付き運転手に化けた吸血マンモスが長官の車を乗っ取り、アジトへ連れて行こうとした。

長官の車が走るコースを見張っていた志郎は、V3に変身して長官を奪還することに成功する。だがV3が長官を助けている間に、他の2名はすでにさらった事を告げる吸血マンモス。ナガタ局長はエレベータ内で、ミヤモト総監は取材と称して、それぞれ戦闘員達によって拉致されてしまった。

吸血マンモスは太鼓の音が聞こえてくると、ライダーV3と戦うことを止めて逃げて行くのだった。太鼓の音が誘拐成功の合図であった。

V3は、ホッパーを飛ばして逃げる吸血マンモスを追うが、逃走車に乗っていたのは人形で、V3が車のドアをあけた途端、大爆発してしまうのであった。一瞬早く脱出したV3は難を逃れたが、吸血マンモスの行方は分からなくなってしまう。

アジトでは、さらってきた2名の閣僚を改造する準備が進められていた。キバ男爵は、ドーブー魔法医術と称する改造手術に着手しようとしていた。だが、首領はストップをかける。リストの3名が全員揃っていないことが、首領には不満であった。

『デストロンは常に完全を要求する。今一度、ミヤモトをさらうのだ!』
首領の指示に従い、ミヤモト経済長官をさらうまで、2名の手術は延期されることになった。

一方、ミヤモト経済長官が再び狙われることは分かっているので、志郎は長官に化けて待つことにした。鏡を見ながら、髭を着けカツラをつけ・・・だんだんとミヤモト長官になりすましていく志郎。だが、藤兵衛やシゲルは、似てないとか、若すぎるとか、すぐそばで文句ばかり言っている(笑)

だが、仕上げを見たみんなは驚く。ミヤモト長官そのものではないか!(笑) ミヤモト邸で待機していると、案の定、夜になって太鼓の音が聞こえ、キバ男爵から電話がかかってきた。
『デストロンの手術室まで、おいで願おう・・・』

キバ男爵自らがミヤモト邸にやってきて、捕まったミヤモト長官はアジトの牢屋に入れられてしまう。牢屋内でぐったりしているさらわれた二人の閣僚に、助けに来たことを告げるニセのミヤモト長官。だが、その二人はデストロン戦闘員の変身だった。

キバ男爵は、ニセのミヤモト長官であることを察知していたのだ。しかも、本物のミヤモト長官は、すでにキバ男爵が捕らえていた。

変装を解いた風見志郎は、牢屋内の戦闘員達と戦わざるをえない。キバ男爵は、志郎が戦っている間にミヤモト長官たちの手術をしてしまうつもりであった。ブードー魔法医術で、額を切り裂こうとするキバ男爵。

志郎はV3に変身すると、ハリケーン号を呼んでアジト内を走り回り、3名の閣僚を助けだすことに成功する。アジトから脱出したV3と三人の閣僚の前に、キバ男爵が立ち塞がった。

『V3。キバ一族の誇りと栄光をかけて、絶対に貴様を殺す!』
『キバ男爵。悪の集団に誇りも栄光も無い!』

V3は三閣僚を先に逃がして、キバ男爵との最終決戦に臨んだ。キバ男爵はついに正体を現す。
『キバ男爵の正体は、吸血マンモスか!』

『怒れ、悪の大地!』
吸血マンモスは、ゾウの足の形をした左手で地面を何度も何度も叩くと、付近は巨大地震のように大きく揺れた。

激しい揺れのために、V3は戦闘員もろとも崖から転落してしまう。頭部から生えた巨大な2本のキバの先端が割れて、ロケット弾がV3を襲う。

V3は接近戦に持ち込んでパンチを繰り出すが、今度はゾウの鼻が首に巻き付いて、絞殺しにかかってくるのだった。V3は、その長い鼻を引っ張るように投げた。吸血マンモスは宙を飛んで地面に叩きつけられ、ひるんでしまう。

この好機を逃さず、V3の回転三段キックが炸裂すると、吸血マンモスは崖にぶつかって斜面を転がり落ち、キバ男爵の姿へと戻っていた。息がはずんだまま、自分の最期をさらすキバ男爵。
『キバ一族、遂に滅ぶ・・・キバ一族の火よ、消えよ・・・』

キバ男爵は大爆発して果てた。どこからか、デストロン首領の声がV3に話かけてきた。
『聞け!V3・・・キバ一族は滅びた。だがより凶悪なる集団が、やがてお前の前に姿を見せる!その名はツバサ大僧正が率いるツバサ軍団!・・・』 (つづく)


★★★★★★★★★★★★
今回の敗因は、首領が原因だと言えるだろう。首領の完璧主義が、先に誘拐した閣僚の改造手術を妨げ、結果として、手術の直前にライダーV3に助け出されてしまうことにつながっていくからだ。

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