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ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編 ブログトップ
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仮面ライダーV3(16) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第36話《空の魔人ツバサ軍団》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;内田一作

【前回までの話は・・・
キバ一族の命運を賭けた日本頭脳改造作戦は、首領の完璧主義が足を引っ張る形で失敗に終わり、キバ男爵は吸血マンモスに変身してV3に挑んだが敗れ去った。首領はキバ一族が滅ぶことを予知していたのか、次の軍団を日本に呼び寄せていた。その名はツバサ大僧正率いるツバサ軍団・・・】


◆◆『待っていたぞ、ツバサ大僧正!チベットの卍(まんじ)教の教祖として恐れられるツバサ大僧正!私は大いに期待しているのだ』

怪人達よりも一足早く日本へ上陸したツバサ軍団長・ツバサ大僧正に期待を寄せる、デストロンの首領。ツバサ軍団の怪人たちは集団で空を飛び東京上空に出現、それを見た人々を不安にさせた。

立花藤兵衛は、東京上空に出現した鳥の群れはデストロンと関係があるものと推測し、志郎と佐久間ケンに鳥の群れを追わせた。デストロンの首領は風見志郎に、ツバサ大僧正とツバサ軍団の出現を預言していた。

だから東京上空に出現した鳥の大群は、ツバサ軍団に間違いないと志郎は思った。だが、志郎とケンが追っていた鳥の大群は、途中で姿を消してしまうのだった。

伊沢トシコが自宅の前で珠シゲルと別れようとした時、オレンジ色の袈裟を来たお坊さんがトシコの家を見て、悪霊が取り付いていると予言した。シゲルはバカにしたがトシコは恐くなり、お祓い(おはらい)をすれば直るというお坊さんの話を信じて、自宅へ招くのだった。

トシコが連れてきたお坊さんを不気味に思う母だったが、父は娘の優しい気持ちを思い、好きなようにさせてあげた。ところが、お祓いの声が聞こえなくなったので母が部屋へ行ってみるとトシコが倒れており、助けようとした母も倒れてしまう。

ライダー隊本部に帰っていたシゲルは、トシコの家の前で出会ったお坊さんのことが気にかかり、藤兵衛や志郎にその話をするのだった。
『変なお坊さんが、友達の家に悪霊が付いているから死人が出ると予言したんだ・・・』

トシコの父が、「原子科学研究所」の所長をしていると聞いた志郎は、これはおかしいと直感した。デストロンが絡んでいるとみた志郎は、すぐにトシコの家へ向かうのだった。

その頃トシコの父は、ツバサ族の怪人・火焔コンドルに、原子科学研究所の施設をデストロンに渡すよう脅かされていた。
『断れば、妻や娘の命は無い!』

『そうか、デストロンの狙いがやっとつかめたぜ・・・』
志郎は間に合った。伊沢を助けると、火焔コンドルの前に立ちはだかった。口から吐きだす火焔をかわすと、伊沢を部屋から逃がしたあとに変身する志郎。

『ふむ。ヘンシン、ブイスリァー!』
部屋から逃げ出す火焔コンドルを追っていくライダーV3。鋭い口ばしでV3の目玉を攻撃する火焔コンドル。パンチとキックで反撃するV3に対し、飛行して逃げだす火焔コンドル。

姿を見失わないようホッパーを打ち上げて、V3はハリケーン号で火焔コンドルを追跡した。だが、妨害電波を出され、怪人を見失ってしまう。火焔コンドルはV3の真上にいた。急降下して鋭い爪でV3をつかむと、上空へ舞い上がってそこから地上へ落下させるのだった。

地面に激突したV3に火焔コンドルが火焔を浴びせると、V3は爆発してしまう。V3は空を飛ぶ怪人の前に、敗北を喫してしまう。しばらくして、ヤケドと怪我を負った志郎が姿をみせた。
『空ではキックもパンチも通用しない。ツバサ軍団と戦うには、もっと力が・・・』

一方、首領の前で、ライダーV3など敵では無いと宣言するツバサ大僧正。
『空中戦に持ち込めば、ライダーV3もツバサ軍団の敵ではありません!』

志郎はツバサ軍団と戦うために、立花藤兵衛に特訓を依頼するのだった。
『おやっさん、空を飛ぶ訓練をしたいんです・・・』
『おまえ、気でも狂ったのか?第一、怪我をしてるじゃないか!』

『すこしでもいいんです。怪我は治るが、デストロンに狙われる人達は二度と生き返って来ないんです!お願いします!』

立花藤兵衛は、自分の怪我を押してまで特訓を受けようとする志郎の心意気に礼を言い、特訓に協力するのだった。空を飛ぶ特訓とは、鉄塔の上から飛び降りるという訓練から始まった。滞空時間をできるだけ長くして着地するという訓練だった。

そんな時、ライダー隊本部があるスポーツ用品店前に、オレンジ色の袈裟姿のお坊さんが現れた。シゲルはビックリして姉の純子に知らせるが、純子は怪しいお坊さんの跡をつければ隠れ家が判ると言って、シゲルと一緒に追跡をすることにした。

だが、これは二人をおびき出すためのワナであった。二人は機関車公園におびき寄せられて、火焔コンドルに捕まってしまう。ライダー隊本部に通信が入り、純子とシゲルを預かっていると火焔コンドルは告げるのであった。

火焔コンドルは、前の戦いでV3を負傷させているので、傷が治るまで隠れていると思いこんでいた。純子とシゲルの命と交換に、ライダーV3の居場所を教えるよう立花藤兵衛に要求する火焔コンドル。

立花藤兵衛は火焔コンドルと交渉するために、ひとりで機関車公園にやって来た。純子とシゲルが無事なことを確認した藤兵衛は、V3の居場所を話そうとする・・・。すると思いもよらず、機関車の窯の中からV3が出現した(笑)

不意を突かれた火焔コンドルは、純子とシゲルをV3に奪還されてしまう。藤兵衛のもとへ二人は預けられ、V3は火焔コンドルと勝負に出るのだった。

戦闘員を蹴散らしたV3は、火焔コンドルとビルの屋上で対戦する。火焔コンドルが飛行していくのを見たV3は、自身も空へジャンプする。その際に、あらかじめ呼んでおいたハリケーン号を飛行させておいたV3。

ハリケーン号のシート部分を足場にして力を溜めると、ビッグスカイパンチ、ビッグスカイキックを繰り出した。火焔コンドルは技を受けて真っ逆さまに落下していき、地上に激突して大爆発してしまうのだった。

アジトで赤々と燃えていた炎が急に消えて、ツバサ大僧正は火焔コンドルの敗北を知るのだった。
『くそー・・・火焔コンドルはライダーV3のえじきになりおって・・・見ておれ、V3!』
赤い仮面をつけた大僧正の顔が、怒りに震えていた。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
ツバサ軍団は東京上空にたくさんの数で出現したが、実際に登場したのは、ツバサ大僧正の正体■■■■を含めて5人だけであった。

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仮面ライダーV3(17) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第40話《必殺!V3マッハキック!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;海堂 肇
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;内田一作


◆◆首都圏にあるいくつかの団地で、人が消える事件が多発していた。ある団地に住む小学生の小川キヨシは、毎日学校へ行く前に、兄を手伝って朝刊配達をしていた。両親がいないこの兄弟は、毎日を必死に生きているのだ。

学校から帰って来たキヨシは、兄の行方が分からないことに不安を抱く。どこかへ出かけたならば、必ず置き手紙をしていく兄だったからだ。キヨシは、団地の周辺に人が集まっているのでそこへ行ってみると、自転車と朝刊が散乱しているのだった。

『こんな所へ新聞を置いたまま、いなくなるような兄ちゃんじゃない!きっと何かあったんだ・・・』
心配するキヨシをすぐに安心に変えたのは、むこうから兄がやって来るのが見えたからだった。
『兄ちゃん!』

非常階段から落ちて怪我をしてしまったと説明する兄だったが、抱き着いた瞬間、なにかが違うと感じるキヨシ。だがその時は、それは気のせいだと思っていた。

ある日、キヨシは同級生のシゲルのもとへ相談に行くのだった。それは、兄の行動にいくつか不可解な点があるからであった。

『キヨシ君の考えすぎじゃないか?生死の世界をさまようと、性格が変わるっていうよ』
『そうかな・・・食べ物の好き嫌いも変わるのかな?ご飯を食べなくなったんだ。それで夜中にコッソリ家を抜け出して、何かを食べてるんです・・・』

そこでシゲルは、兄に見つからないようにキヨシの家に隠れて夜を待った。夜中になってそっと起き上がった兄は、キヨシが寝ていることを確認すると外へ出ていくのだった。キヨシとシゲルは、そのあとをつけていく。

夜中の公園に来て、ピョンピョン飛びながら何かを捕まえているキヨシの兄。大木の陰に隠れてその様子をじっと見ているキヨシとシゲル。キヨシは何をしているのか知りたくなり、懐中電灯で兄を照らしてみた。

なんと兄は、蛾を採ってムシャムシャと食べているではないか!
『オレの身体にいる「ヒマラヤの悪魔」のヴィールスを養うためだ・・・』

デストロンの戦闘員と怪人死人コウモリが出現して、キヨシとシゲルは捕まってしまうのだった。
『兄ちゃんをどうした!』
『小僧。お前の兄は、デストロンの戦闘員になったのだ・・・』

キヨシの兄は、朝刊配達の途中で死人コウモリに襲われ、体内に「ヒマラヤの悪魔」と呼ばれるヴィールスを注入されてしまっていた。キヨシの兄は死人コウモリのあやつり人形となって、団地内の人々を夜な夜な死人コウモリのえじきにしていたのだった。

そこに風見志郎が現れて戦闘員たちに連れて行かれようとしているキヨシとシゲルを救い出すと、ふたりを逃がしてからV3に変身して、死人コウモリに挑戦するのだった。

ところが、逃げる途中でキヨシだけが逃げるのを止めて、大木の陰からV3対怪人の戦いを見ようと留まった。危ないから帰ろうと言うシゲルに対し、キヨシはV3が怪人を倒すところをどうしても見たくて、そこに留まるというのだ。

だが死人コウモリは強敵であった。V3の両脚を持って空中高く飛ぶと、高速回転してV3を投げ捨ててしまうのである。V3は何もできずに落下していき、偶然にもキヨシとシゲルが隠れていた大木に激突してしまう。

V3が激突した衝撃で、キヨシは大怪我を負ってしまう。瀕死のキヨシと無事だったシゲルをハリケーン号に乗せると、V3は急いでその場を去っていくのだった。

病院ですぐに手当てを受け、キヨシは命を取り留めたものの、身体の傷以上に心の傷が深いと医師は告げた。目の前で見たV3の敗北が、キヨシの心に大きなダメージを与えていたのだ。

一方、怪人に敗北を喫した志郎も、身体の傷以上に落ち込んでいた。立花藤兵衛は、なんとかしてキヨシを助けてあげたいと思う。そのためには、志郎に立ち直ってもらう以外には無いのだ。心を鬼にして、志郎に喝を入れる藤兵衛。

V3はどんな時でも、無敵であってほしい。しかし、敗北した志郎の口からは、弱音しか出て来なかった。
『おやっさん・・・あの怪人は、強すぎるんです・・・』

だが、志郎は気持ちを切り替えて、死人コウモリ対策に乗り出した。志郎はV3に変身すると、足首にロープを結んでクレーンから吊るされた状態になり、特訓を始めた。足首をつかまれ、上空から高速回転して放り出される前に、死人コウモリの技を破る特訓を・・・。

立花藤兵衛も現場に姿を現し、二人三脚でこの特訓をやり遂げたV3は決戦を挑むべく、死人コウモリを探しに出かけた。だが、ヤツはどこにいるのか?そこでV3は港湾へ行き、自分の腕を切ってその血のニオイで、死人コウモリを誘いだす作戦にでた。

案の定、海風が運んだ血のニオイを嗅ぎ付けて、死人コウモリはV3の前に出現した。対戦する二人はパンチとキックの応酬のあと、死人コウモリはV3の両脚をつかんだまま上空高く飛んで行く。

前回同様に死人コウモリは、上空で高速回転してV3を投げ捨てたが、特訓の成果をみせるV3は、投げられた直後に身体を90度に折り曲げ、ブーメランのように戻ってきて怪人にキックする技をあみだした。名付けて、V3マッハキック。

死人コウモリはマッハキックで両腕の翼を折られ、地面に倒れながらバタバタともがいてツバサ大僧正の姿に変わってしまった。死を覚悟したのか、ツバサ大僧正は自分の棺桶を用意していた。
『デストロン首領よ、永遠に栄あれ!』

自分の棺桶に入ってフタを閉めると、大爆発してしまうのだった。
『キヨシ君。私は勝ったぞ!』

キヨシの兄を奪還して連れ戻してくれたV3。病室のキヨシのベッドの横で、ささやく様に耳元で死人コウモリを倒したことを報告するV3。「だから早く傷を治すよう頑張れ」とV3が勇気づけると、キヨシは元気になることを約束して、力が湧いて来るのだった。

ツバサ軍団とツバサ大僧正は、ライダーV3が残らず倒した。デストロンの首領は、死人コウモリが作戦行動を起こしている最中であるにもかかわらず、すでに次の大幹部となる人物を東京へ上陸させていたのである。  (終わり)


★★★★★★★★★★★★
マッハキックの論理は、よくわからない。マッハキックを、どのように表現すればいいか迷った。画面の映像と自分の理解で書いた表現と、そんなにひどくは間違っていないとは思うが・・・。
(追伸) キヨシの兄が身体に注入された「ヒマラヤの悪魔」というヴィールスを治す方法については、ドラマ内では語られていない。

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仮面ライダーV3(18) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第41話《あッ!人間が溶ける!ヨロイ元帥登場!》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;海堂 肇
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;折田 至

【前回までの話は・・・
ツバサ軍団は遂に死人コウモリを残すだけとなったが、軍団最後の怪人だけあって強敵であった。死人コウモリとの空中戦でV3は完敗し、志郎は精も根も尽きてしまう。だが、立花藤兵衛の説得と猛特訓の末に編み出した新しい技で、遂に死人コウモリを倒す。死人コウモリはツバサ大僧正に姿を変えて、棺の中で自爆した。デストロンの首領は、最も冷酷無慈悲と言われるヨロイ元帥を次の大幹部に据えるべく、まだ死人コウモリが作戦を遂行中であるにも関わらず、早々に日本へ呼んでいた・・・】


◆◆怪人ガルマジロンを造り上げたヨロイ元帥は、アジト内で奴隷として使っていた人間たちのうち、疲労して働けない連中を集めると、処刑と称してガルマジロンに人体実験をさせていた。

ガルマジロンが自分の身体から一枚ずつ剥ぎ取って投げるウロコ、それを受けた人間は、ドロドロに溶けてしまうのだった。

隙をみてアジトから脱走したヤマシタのことを暗号解読によって知った志郎は、すぐに八王子へ出かけて行く。警察署へ助けを求めて飛び込んだヤマシタだったが、デストロン戦闘員達から精神病院脱走患者扱いされたヤマシタは、白衣を着た戦闘員達によって警察署から連れだされてしまう。

精神病院患者の搬送車に見立てたワンボックスカーに乗せられ、アジトへ連行されていくヤマシタ。それを後からバイクで追いかけていく志郎。志郎は途中で追いつくと、V3に変身して車内の戦闘員達を叩きだし、ヤマシタの救出に成功する。

ハリケーン号の後部シートにヤマシタを乗せて、逃げて行くV3の様子をじっと見ていたガルマジロンは、そっと二人のあとをつけていくのであった・・・。

志郎はヤマシタを安全な病院へ入院させ、一晩見張りをしていた。すると、夜明け前にヤマシタを襲おうとする人影が病室へ侵入して来た。ヤマシタになりすましてベッドに寝ていた志郎は、襲って来た男を見て驚く。それは、親友の高木ユウスケだったのである。

立花藤兵衛に聞いてやって来たという高木は、志郎とは昔からの大親友であり、オートレーサーとしてよきライバルであった。一旦は安心した志郎だったが、この病院内の看護師たちはみなデストロン戦闘員にすり替わっていた。

志郎が戦闘員たちと戦っている間に、ヤマシタとその妻子は怪人ガルマジロンに拉致されてしまう。高木はその事を志郎に伝えると、ヤマシタ親子を乗せたデストロン・カーを志郎よりも先にバイクで追いかけていくのだった。

あとから志郎も高木に追いつき、ふたりはデストロン・カーを見失わないように追いかけていく。車を降りた戦闘員らは、ヤマシタ親子を秘密のアジトへと連行していく。志郎と高木も彼らを追いかけて、アジトへの潜入に成功するのだった。

だが高木がミスをして、戦闘員たちに捕まってしまう。ここまでは、デストロンにとってすべて予定通りであった。
『オレの名は、デーストロン大幹部、ヨロイ元帥だ!』

ヨロイ元帥が現れて志郎と初対面を果たすと、志郎が戦うべき本当の相手は、ここにいる高木だと告げるのであった。

『高木ユウスケとは昔の名。今の名はデーストロン怪人ガルマジロンだ!』
『高木が・・・ガルマジロン?そんなバカな・・・』

志郎は晴天の霹靂(せいてんのへきれき)に、言葉を失ってしまう。高木は自分の顔を手のひらで覆うと、醜い怪人ガルマジロンに変身した。だが、ガルマジロンが攻め込んでくるのかと思いきや、志郎の立っていた床が抜けて、志郎は落下してしまう。

落下した所は地下留置場であった。何とかして逃げようとしている志郎のもとへ高木ユウスケが現れ、友人として志郎をデストロンに誘い入れようとする。

『お前を救いたい。デストロンに入ってくれ!』
『バカを言うな!』

『デストロンが世界を制覇すれば、生活は今よりずっと豊かになる。デストロンで働いてくれ。さもないと、お前は死ぬしかないんだ』

『お前のデストロンに対する考え方は間違っている!掲げた文句は立派だが、豊かな生活ができるのはほんの一部の幹部だけだ!それ以外の大多数の者は、ヤマシタさんのように奴隷にされて働かされ、能率が落ちれば死刑だ。俺はそんな世界はまっぴらだ!』

高木は志郎と戦いたくはないため、デストロン世界の良さを志郎に教え、なんとしてでも説得するつもりでいた。だが、ヨロイ元帥はそんな高木をデストロンの裏切り者扱いし、処刑すると脅かすのであった。死刑が恐ろしい高木は、志郎と戦うことを選択してしまう。

志郎はV3に変身して地下留置場を脱出すると、ヤマシタ親子を助けだしてアジトからの脱出に成功する。一方、高木はヨロイ元帥の処刑が恐ろしくなり、ガルマジロンに変身してV3に戦いを挑んでいくのだった。

『高木、目を覚ませ!親友のお前とは戦いたくないんだ!』
だが、V3の声が耳に入らないのか、ガルマジロンは戦闘を止めようとはしない。もはやV3の目の前にいる怪人は、大親友の高木ユウスケでは無くなっていた。

志郎はV3回転フルキックをガルマジロンに浴びせると、崖から数十メートル転落したガルマジロンは爆発してしまう。爆発したあと、大地には傷だらけで身体中から煙をだした高木ユウスケが横たわっていた。V3は高木を抱きかかえて、声をかけた。

『おい、高木!』
『志郎、俺は・・・』

何かを言おうとして、息絶えてしまう高木ユウスケ。V3は死んだ親友を抱きかかえたまま、その場を去っていくのだった。

V3に救われたヤマシタ親子は、ふたりが戦う様子の一部始終を岩陰から見ていた。ヤマシタの幼い娘が、高木を抱えて去っていくV3の後ろ姿に向かい、小さな両手を合わせていた。そして、娘の父親と母親も頭を垂れているのだった。

親友どうしの絆をも断ち切ってしまうデストロンの悪。志郎はデストロンを必ず叩きつぶすと、強く心に誓うのだった。 (終わり)


★★★★★★★★★★★★
今回高木ユウスケを演じているのは、『帰って来たウルトラマン』で上野隊員役を演った三井亘氏である。
脳改造を施しているはずの怪人にしては悪の心ではなく、むしろ昔と変わらぬ友情を示すあたりは、あの三井氏のお顔のイメージからか。

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仮面ライダーV3(19) [ライダーV3/キバ・ツバサ・ヨロイ編]

今回は、第43話《敵か味方か?謎のライダーマン》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;内田一作


◆◆デストロンの裁判が、アジトの会議室で行われていた。ヨロイ元帥と5人の大幹部が円卓に座り、ある人物の行動について有罪か無罪か判決を出そうとしている。その人物の名は結城丈二、デストロン科学グループのリーダーである。

ヨロイ元帥にとって結城丈二は非常に目障りな存在であったため、彼は密かに他の大幹部達に手を回して、結城が死刑になるように細工をしていたのである。その結果、結城丈二に対する判決は、全員一致で死刑と決まった。

『偉大なるデーストロンの首領!今ここに、最高幹部らによって結城丈二は、死刑と決定しました』
『ヨロイ元帥、結城丈二は殺すには惜しい科学者だが・・・』
『首領。お言葉ですが、結城丈二はこれまでに数々の裏切り行為をした男です』

最高幹部の決定は首領の決定と同じだと言って、首領は結城丈二を死刑に処することを許すのだった。ヨロイ元帥と戦闘員たちは研究室へ行き、実験中の結城を捕えて連行していこうとする。

数々の裏切り行為が逮捕の理由だと告げるヨロイ元帥に対し、結城は堂々として、自分はデストロンの為に働いてきたと述べるのであった。結城の回りにいる助手たちも、これはワナだと口をそろえて訴えるのである。

連行されていく結城は、首領に直に説明すれば納得してもらえると助手たちに告げて、大人しく連行されていくのだった。だが、これはすべてヨロイ元帥が仕組んだワナであった。そのため、首領に弁明する機会を与えられることは無かったのである。

結城は硫酸のプールに吊り下げられてしまう。優秀な結城が自分の存在を脅かす大幹部になることを恐れるあまり、ヨロイ元帥は今のうちに結城を処分してしまおうとしていた。
『まず、腕から溶かす!』

硫酸のプールに結城の右腕が浸ってしまい、苦しみもがき絶叫する結城。その時、結城の助手たちが助けに入り、戦闘員たちをプールに突き落として、吊り下げられている結城を奪還した。

三人の助手たちは時限爆弾を仕掛けて、爆発が起こってアジト内が大混乱している間に、重体の結城を連れて脱走することに成功した。結城と三人の助手たちは、東京湾に程近いとある場所に隠れていた。結城の右腕は、ひじから先が無くなっていた。

脱走する時に一緒に持ちだした人工アーム一式が、スーツケースの中に入っていた。
『腕の・・・手術をしてくれ・・・僕にはわかる。この腕は・・・元通りにはならない。だから・・・密かに開発していたアタッチメントを装備できるように・・・手術をしてくれ・・・』

結城達が密かに開発中のアタッチメントは、まだ人体実験も済んでおらず危険が伴う。だが一度は殺されかけた命だからと、失敗を覚悟の上で結城は手術することを懇願した。自分はヨロイ元帥に復讐するためにだけ生きるのだと言って、皆を説得する結城。

三人の助手は電源を見つけると、直ちに人工アームとアタッチメントの取り付け手術を開始した。結城は麻酔の無い手術に耐え、いや、苦痛のため失神してしまったのだが、手術は成功した。あとは、術後の経過を看てくれる看護師がいればいいのだが・・・。

仲間のつぶやきを聞いた片桐は、看護師をしている妹にここへ来てもらうことを決断する。だがそれは、妹もデストロンに狙われることを意味している。脱走者の家族を、デストロンが見張っていることは分かっていたからだ。

しかし、今ここで結城丈二を絶対に死なせたくないと思う気持ちは、片桐も同じなのだ。だから危険を承知で、妹・ゆきえを呼び出すことを片桐は決心する。

片桐看護師を見張っていたのはデストロンばかりではなかった。少年ライダー隊はデストロンの暗号通信を傍受して、脱走者がいることを解読していたのだ。監視を続けていたところ、どこかへ出かけていく片桐看護師の様子を見た立花藤兵衛は、志郎に連絡を取った。

数年ぶりに再会を果たした兄と妹だったが、怪人カマクビガメにふたりは襲われてしまう。片桐は妹のゆきえに隠れ家の地図を渡すと、妹を逃がすためにカマクビガメに挑むが、海へ突き落されてしまう。

片桐ゆきえは、兄からもらった地図の場所へ急いで向かったが、途中でデストロン戦闘員達に包囲されて万事休す。だが、そこへ風見志郎が現れて、戦闘員達と戦いながら、ゆきえに早く逃げる様に促すのだった

カマクビガメがやってきて志郎に襲いかかり、志郎はV3に変身しようとするが、数匹の子亀たちが出すデストロンガスに、志郎はやられてしまう。

結城達脱走者のいる隠れ家に無事到着したゆきえは、結城丈二の看護を懸命にしてくれた。だが、カマクビガメに隠れ家を発見されて、数匹の子亀を投げ込まれてしまう。子亀が爆発した時に出るデストロンガスを浴びて、脱走したふたりの助手も殺害されてしまうのだった。

脱走者は、これで重体の結城丈二ひとりとなった。重体の結城丈二に、カマクビガメの魔手が迫っている。ゆきえは看護師の立場から、結城をデストロンのアジトへ連れ帰ろうとするカマクビガメを非難し、動かさぬようにと訴える。

「遅かれ早かれ結城は死ぬのだ」と告げるカマクビガメは、結城を連れ出そうとゆきえに迫った。だが、薄暗い狭い空間に突如現れたマスクマンが、片桐ゆきえを守ろうと、怪人の前に立ちふさがった。

『貴様、何者だ?!』
『復讐の鬼だ!』

それはライダーV3に似てはいるが、少し違う。結城はライダーマンとなってカマクビガメの前に立ちはだかると、右手のパワーアームで鉄柵を破壊して、片桐ゆきえを守りながら逃げて行くのだった。

だがカマクビガメも、そう簡単にライダーマンを逃がしはしない。このマスクマンの正体と結城丈二の行方を追って、しつこく追ってくるのだった。

『逃げ道はないぞ!』
『私が逃がす!』

ホッパーでカマクビガメの行動を追っていたライダーV3がそこへ現れ、ライダーマンと片桐ゆきえを無事に逃がしてから、カマクビガメに戦いを挑んだ。だが、V3に海に放り投げられたカマクビガメは、そのまま海中へ逃げていってしまう。

海へ投げ落とされた片桐兄を助けた立花藤兵衛は志郎に連絡を取り、志郎は瀕死の重傷を負った片桐に会いに行く。そこで志郎は片桐ゆきえの消息を訊かれるが、ライダーマンの事をまだ知らない志郎は、見失ってしまったとしか答えられなかった。

『だがゆきえさんは、デストロンと戦い、デストロンに狙われているヤツと一緒だった・・・』
志郎の話を聞いた片桐は、その人物の目的は復讐だと答え、その人物はデストロンのアジトを襲うだろうと告げた。

そして苦しい息の中で、お台場にあるアジトの場所を藤兵衛と志郎に教えると、息を引き取るのであった。「あなたの兄の仇もきっと取る」と告げてゆきえと別れた結城丈二は、ヨロイ元帥への復讐に燃えてライダーマンに変身すると、秘密のアジトへ潜入した。

だがアジトでは、ヨロイ元帥がワナを張って待っていた。
『ヨロイ元帥のアジトを知っている人間は、デーストロンの幹部と脱走した結城丈二。ライダーマン、貴様の正体はその結城丈二!』

ヨロイ元帥に命令されたカマクビガメが、ライダーマンの死刑執行人としてアジトで待っていた。生身のライダーマンは、改造人間の敵では無い。ヨロイ元帥は姿を隠し、カマクビガメがライダーマンの息の根を止めにかかる。

カマクビガメが放った子亀たちがライダーマンに迫り、それらが爆発すればアジト内はデストロンガスで充満し、ガスを吸えば生身のライダーマンは助からない。

その頃ライダーV3は、片桐に教えられたアジトを目指してハリケーン号を飛ばしていた。果たしてライダーマンは、ライダーV3にとって敵になるか味方になるか? (つづく)


★★★★★★★★★★★★
カマクビガメの首は、ろくろ首のように長く伸びる。これがどれほど相手を倒すための武器になるのか、疑問である。

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